(写真/ディオニス号)
勝利騎手コメント/山本聡哉騎手
メンバーを眺めて、大体ポケットの位置になるだろうなと想像していました。盛岡のネクストスターや南部駒賞では結構かかるところがあったからそこだけ気をつけて。2番手にも行けなくもなかったんですけども、そこで3頭並びで行ってしまうと馬と喧嘩しちゃうと思ったのでそこは控えていきました。直線はしっかり抜け出してくれて強かったと思います。
セイクリスティーナとこの馬には早くから期待していました。内容的にも着差的にもこの2頭は同じくらいの力があるんじゃないかと。来年も期待できる馬だと思います。
今日はディオニスが頑張ってくれました。オーナーさんも来場されていて、初重賞を勝つことができてすごく良い日になりました。今後も頑張ってくれると思いますので応援のほどよろしくお願いします。
勝利調教師コメント/佐々木由則調教師
ここまでの調整はいつも通りにじっくり、3本くらいきちんと追い切りもできたので、あとはテンションが上がらないように工夫をしてレースに臨みました。馬体重が増えたのは輸送がない分だから想定内でしたし、初の小回りも機動性がある馬だから心配はしていなかった。ちょっとテンションが上がり気味でしたが、2人引きでうまくなだめてくれて、思った以上の走りをしてくれましたね。
2歳馬たちが次々活躍してくれて“こんな年もあるんだな”という感じの一年になった。この馬は幸い新馬戦を勝ってくれたので育成奨励金が出るから、それを使ってシーズンオフの間に鍛えて、来年さらに走ってくれればと思っています。

