重賞 第51回ビューチフルドリーマーカップM1結果/優勝はローリエフレイバー号

(写真/ローリエフレイバー号

勝利騎手コメント/野畑凌騎手

 揉まれない理想の位置を獲れて、理想の形で競馬はできているんですけども、最後の最後まで分からないところがある馬なので、そこはなるべく馬の機嫌を損ねないように騎乗しました。
 道中は若干速いなと思いましたが、マクられるよりは少し速くても4コーナー先頭を迎えたかったのでむしろちょうど良いのかなと。相手はミニアチュール一頭、そこを見ながら進めました。
 ただ、4コーナーの手応えでは“突き抜ける”と思ったんですけども、意外に後ろから迫られて僕自身は少し焦っていましたね。ですがロジータ記念もそうでしたけど外から来られてまた力を出すという勝負根性があるのがこの馬の強み。これがこの馬の本当の走りですが、これでもまだ出し切れていないのかなっていう印象もありますね。
 ホント気難しい女の子っていう感じの馬ですが、しっかり力を出し切ってくれた時は強い競馬をしてくれる。自分はそこを信じて乗るだけです。

 

勝利調教師コメント/月岡健二調教師

 揉まれるとちょっと弱いところがある馬なので外枠は乗りやすいと鞍上も言っていた。競馬ですからゲートを出てみないと分からない所はありましたが、ちょうどいい位置を獲れて、型どおりいい競馬ができたと思います。
 勝負根性はあるから自分の形になればきちっと結果を出してくれる子。最後の競り合いも心配はしていませんでした。
 前走後は北海道でリフレッシュ。休み明けでも馬はできていたので今日は自信を持って挑めましたね。
 次走は、今のところは大井のレディスプレリュードに向かう予定。ちょうど一ヶ月後、その路線でまた強い馬たちと戦ってみたいと思っています。