重賞 第53回一條記念みちのく大賞典M1結果/優勝はリケアカプチーノ号

(写真/リケアカプチーノ号

勝利騎手コメント/吉原寛人騎手

 前走のようなスタートでダッシュが付かずに後手に回ったら、古馬相手ではさすがにそのロスが厳しくなるなと思ったので、ゲート裏で馬にちょっと気合いを入れたんです。それがスタートダッシュに繋がってくれて、良い方に出てくれました。
 ヒロシクンとの間に他の馬を挟みたくなかったから最初から徹底マーク。思っていた理想の形の競馬はできました。ただそれもスタートひとつで一気に作戦が変わってしまう。本当に馬の地力がないとできないレースだったので、馬が応えてくれて、力を出してくれてありがたいなと思います。勝った確信はなかったですね。ただ高松君が悔しそうにしていたのでもしかしたら勝っているのかなと。掲示板を見るまで分からなかったです。
 東北優駿の頃にはまだ課題が多いなというところがあったんですけども、そのひと叩きでさらに良くなっていたと先生もおっしゃっていた。使う度に成長してくれているので今後がさらに楽しみになりました。またこの馬で頑張りたいと思います。

勝利調教師コメント/菅原勲調教師

 作戦はなかったのですが、東北優駿で出遅れているのでスタートだけ気をつけようと。レースでは思ったより良い2番手が獲れたので見ていて楽でした。しかし最後の直線は交わせそうで交わせない。やっぱりヒロシクンもなかなかしぶといと思いましたね。4コーナーでは大体大丈夫かなと思ったのですが、並んでからがしぶとい馬ですからね。ゴールに入ってもどちらが勝ったか分からなかったです。
 今日のレースは120点。3歳馬がこの時期に古馬に勝ったことでこれからの成長が楽しみですし、凄いレースで勝ってくれたので自分も久々に嬉しいですね。
 今後は馬主さんと相談ですが、ここを勝ってくれたことですし、一回休養した方が良いのかなと思っています。