重賞 JBCスプリントJpnI結果/優勝はダンシングプリンス号

(写真/ダンシングプリンス号)

勝利騎手コメント/三浦皇成騎手

 前走はゲートで出負けするアクシデントがあったので、とにかくそこだけ気を付けて乗ったので、その時から馬がしっかりした部分がありましたし、力強さというのを返し馬から感じていました。終始馬が余裕をもって走れていたので、変にプレッシャーもかけず、気持ちよくのびのび走ってほしいという気持ちだけで乗っていました。さすがに最後は苦しくなりましたけど、もうひと踏ん張りしてくれるあたり、やっぱりこの馬の勝負根性ですし、ポテンシャルだと思っています。
 沢山今までチャンスをもらっていた中でなかなかうまく結果が出せない部分もありましたし、今日はこの馬に最後に一押ししてもらったという気持ちでいっぱいです。この馬には感謝しかないです。既に完成に近い馬だと思っていますので、後は馬自身がここをキープしていってくれればなと思っています。

勝利調教師コメント/宮田敬介調教師

 なかなか100%とは言い切れない状態であったが、一追いするごとにしっかり状態を上げてきてくれて、こういった大きな舞台であれだけの走りを見せられたというのはえらい馬だと思う。繊細な馬で前走はちょっと気にして出遅れた感じがあって悔しかったが、11月にリベンジするんだという思いで牧場と連携してやってきた。三浦騎手とはしっかりトモを踏めれば二の脚だけでも前に行けるのではと話をしていた。
 しっかり状態を把握してからではないと決めれないが、来年もサウジ、ドバイ、どちらかだけでも向かえると嬉しいかなと思っている。
 開業して3年足らずでJpnIを勝たせていただいて馬主、関係者、馬自身に感謝している。中央でもタイトルを獲れるよう頑張っていきたい。

 

■2着リュウノユキナ/横山武史騎手
 非常にくやしいです。外にまわされる形でしたけど、馬が強い競馬をがんばってくれたと思いますし、3走前に乗せてもらった時と、馬が良い意味で変わっていて成長している面も見られたので内容自体は良かったかと思います。

■3着ヘリオス/武豊騎手
 今日はスタートも出ましたし、理想的なポジションを取れたかなと思いました。4角でも手ごたえがよくなかったので、その割にはがんばってくれたかなと。
 ベストは1400mくらいかなと思いますし、前回は1600mでもがんばってくれて今日も久しぶりの1200mでも2番手つけてがんばってくれたように、今、馬の状態が良いですね。いつもがんばってくれるんですけどあと一歩という感じなので、いつかこの馬で勝ちたい。

■4着レッドルゼル/川田将雅騎手
 具合がとてもよかったのですが、気持ちが入りすぎていてゲートに入るときに気持ちが切れてしまって、その後、ゲートもああいう出方になった後、トモをすべらせて痛みが出たのか全く気持ちが入らないままでした。

■5着イグナイター/田中学騎手
 今日は勝つ気で来たんですけれど、そんなに甘くないですね。今日は外に出たかったんですけど、手ごたえの割には伸びきらなかった。前回と同じ内容になったことが悔いが残るレースだったかなと思うんですけれど、一回でも1200mを使っていたら結果は変わっていたかなと思います。
 まだ4歳で、大事に使われて成績も残しているのでまだ一つ二つ、大きいところを取りたいと思います。