重賞 南部駒賞結果/優勝はエイシンケプラー号

(写真/エイシンケプラー号)

勝利騎手コメント/山本咲希到騎手

 スピードは間違いなくあるのですが、現状は気性にちょっと課題があるので、逃げて自分のリズムで、相手とかペースとか気にせず・・・というつもりでした。本当はもっと速いペースで地力勝負に持ち込みたかったんですけど馬がフワフワしてしまって。その辺が課題なんでしょうね。最後はちょっとヒヤッとしましたけど、勝てたっていう事が嬉しくてガッツポーズが出ました。
 2歳で坂路でこれだけのタイムを出せる馬はそうそういないと思う。脚力は本当に凄いんですけど、なかなかそれをね、競馬で見せてくれないのがもどかしいですけどもね。今日も課題は多いですけども勝つという事ができたので、あとは成長してくれれば。ポテンシャルはある。重賞を勝っているライバルにも負けないものがあると思っているので、あとはメンタルの成長だけですね。

 

勝利調教師コメント/松本隆宏調教師

 まだ幼い所があって、これまではレースを途中で止めるような時もありました。前走の1600m戦でよく踏ん張ってくれたから距離は大丈夫だろう、盛岡もワンターンのコースだから力を出してくれるのでは・・・と思っての遠征でした。
 調教では良い時計を出してきた。実戦で力を出し切ってくれれば能力はかなりのものがある馬だと思っています。
 次戦は、馬の疲れをみながらですがジュニアグランプリを考えています。