重賞 不来方賞結果/優勝はマツリダスティール号

(写真/マツリダスティール号)

勝利騎手コメント/村上忍騎手

 レースにあたっての指示はそんなに無くて、逆に僕の方からこういうイメージで、あるいはこういうイメージで、と確認したら、その辺も含めて任せるよと話だったので、同厩の馬ももちろん見ながら、結果的に自ら逃げる選択になりました。
 ライバルの馬たちは必ず2,3番手あたりでマークしてきてるだろうという事は分かっていましたから、最後は力勝負になるだろうと。なら道中は馬が行きたいように行かせるようなイメージで。ゴールまで手応え鈍らずに走ってくれて、着差を見る限り本当に素晴らしい走りだったなと思います。
 涼しくなってきた部分もあったんでしょうけども、夏場を過ぎて馬が充実してきているのかなと思います。春の休養明けからはなかなか思うように自分がエスコートしてあげられなかった。この二戦の走りがこの馬本来の走りだろうなと思っています
 前哨戦を勝ち上がったのでもちろんダービーグランプリという選択肢も出てくると思いますし、そうであれば、もちろん今以上の状態で出せるように頑張りたいです。
 マツリダスティールはここ二戦ダートで素晴らしい走りをしてくれました。今後、芝ダートどちらに行くかまだ分からないですけども、馬は今、充実してきていると思いますので、どのようなレースを使うにしても良いパフォーマンスを見せてくれると思います。また応援よろしくお願いします。

 

勝利調教師コメント/菅原勲調教師

 前回、ダートの1600mで強い競馬をしてくれましたので、これならダートでもやれるなという事でここに挑むことにしました。
 レースは、スタートしてみて速かったほうがハナに行けば良いと思っていましたので特に指示はありませんでした。3コーナーの手応えが素晴らしかったですし、最後はしっかり伸びる馬ですから、4コーナーあたりでこちらが勝ったなと。芝の方が良い馬かなと思っていましたからね。ダートでこれだけの走りというのは自分でも想像していませんでした。前回の走りだけではなんとも言えなかったですが、今日の走りを見れば自分が思っていた以上に強くなっているなと思いましたね。
 この結果であれば次戦はダービーグランプリになるでしょうけども、もちろんリュウノシンゲンも次戦はもっと良くなるでしょうし、二頭で良いレースができればと思います。