2025シーズンの岩手競馬は、ダートグレード競走を頂点とする競走体系を基本とし、より多くの お客様に岩手競馬を楽しんでいただけるよう、魅力ある競走を提供するとともに、下記の取り組 みにより競馬番組の一層の充実を図ります。
ダートグレード競走については、既存の「マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI)」、 「不来方賞(JpnII)」、「マーキュリーカップ(メイセイオペラ記念)(JpnIII)」、「クラスターカップ(JpnIII)」の4競走を実施します。
春の3歳短距離路線の頂点競走「兵庫チャンピオンシップ(JpnII)」へと繋がる高額賞金の重賞級認定競走「ネクストスター北日本」を実施します。
また、3歳根幹重賞競走の「東北優駿」、「不来方賞(JpnII)」の前哨戦「やまびこ賞」の1着賞金を増額し、良質な3歳馬の資源確保に努めます。
岩手競馬の重賞競走について、古馬根幹重賞競走の1着賞金を大幅に増額、その他一部の競走の1着賞金を増額し、良質な馬資源確保に努めます。
新馬導入促進奨励金事業の継続、補助馬購買補助金及び強化指定馬制度の増額、岩手デビュー馬に限定した特別競走を実施するなど、地元輩出のスターホース出現の醸成を図ります。
全国的に注目度の高い地方競馬シリーズ競走に対応した競走を引き続き実施します。
ビューチフルドリーマーカップ(古馬シーズン)、留守杯日高賞(3歳シーズン)、プリンセスカップ(2歳シーズン)
3歳スプリントシリーズ
ネクストスター北日本
未来優駿
ネクストスター盛岡
令和6年度に引き続き、地方及び中央所属の若手騎手による「ヤングジョッキーズトライアルラウンド」を実施する予定です。
良質な馬資源を確保しフルゲートによる魅力ある競走をお客様に提供するため、一般競走の1着賞金見直しを行い、年間を通じた資源の安定確保を図ります。
スタリオンシリーズについては、生産団体等からの協賛をいただき、今年度も継続して実施する予定です。
マイルチャンピオンシップ南部杯の1着賞金額の見直し
岩手競馬最高峰の競走である「マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI)」について、岩手及び他地区有力馬の参戦意欲を促進し、競走内容のより一層の充実を図る観点から、1着賞金を以下のとおり変更します
(1)重賞級認定競走(ネクストスター北日本)の実施、重賞競走の新設について
春の3歳短距離路線の頂点競走「兵庫チャンピオンシップ(JpnII)」へと繋がる高額賞金の重賞級認定競走「ネクストスター北日本」を実施します。同競走については、JRA所属として出走歴のある馬を除いた北海道所属馬、岩手所属馬限定の交流競走として実施します。
また、古馬牝馬路線充実の観点から「フェアリーカップ」を準重賞から重賞へ格上げ、古馬編入後の3歳高資質馬の出走機会拡大の観点から「トパーズカップ」を新設、春の古馬マイル路線充実の観点から「駒形賞」を特別競走から重賞へ格上げして実施します。
(2)3歳クラシック競走等の賞金拡充について
3歳根幹重賞「東北優駿」の1着賞金を1,500万円に増額します。
また、「不来方賞(JpnII)」の前哨戦として実施する「やまびこ賞」の1着賞金を700万円に増額します。
(3)古馬根幹重賞競走の賞金拡充について
古馬の根幹重賞競走である「シアンモア記念」、「一條記念みちのく大賞典」、「桐花賞」の1着賞金を1,500万円に増額します。
(4)トライアル競走等の賞金拡充について
「シアンモア記念」の前哨戦として実施する「赤松杯」、「クラスターカップ(JpnIII)」の前哨戦として実施する「岩鷲賞」、「マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI)」の前哨戦として実施する「青藍賞」、岩手競馬伝統の長距離競走「北上川大賞典」の1着賞金を500万円に増額します。
(1)長距離競走
競馬番組のバリエーションの観点から、1800m以上のダート一般競走を対象に、長距離手当を新設します。
(2)短距離競走
競馬番組のバリエーションの観点から、短距離競走については各クラス毎に競走数を限定 して実施する予定です。
東京カップけやき賞を含むJRA条件交流競走6競走を計画します。
令和7年度は10競走を計画します。
令和7年度は第4回盛岡競馬から第10回盛岡競馬の7開催で30競走程度を実施する予定です。
岩手への新馬入厩促進の観点から、岩手デビュー馬限定の特別競走(1着賞金250万円予定)を5R程度実施する予定です。
2歳新馬資源を確保し、地元輩出のスターホース出現の醸成を図るため、令和6年度に引き続き、新馬導入促進奨励金の交付対象頭数を1頭100万円の50頭以内で実施します。
2歳新馬資源を確保し、地元輩出のスターホース出現の醸成を図るため、対象となるセールを拡大し、補助馬購買補助金を3,000万円増額の9,000万円とします。
2歳新馬資源を確保し、地元輩出のスターホース出現の醸成を図るため、対象となる競走を2歳重賞(9頭)、3歳重賞(9頭)、新馬戦(10頭)の優勝馬に拡大し、1,100万円増の2,000万円にします。