（写真／トーセンキャロル号）

勝利騎手コメント／高橋悠里騎手

　オープンの1200ｍですからペースは幾分速くなるとは思っていたんですけど、強い馬が一頭いるんでその馬を見ながら、自分は自分のリズムで運んでいこうとそれだけを考えていました。いいリズムで追い出しまで行けたのが良かったですね。
　でも正直あれくらいの脚を使ってくれるとは思っていなくて。初めて乗る馬でしたしね。追い出してギアが入った時に“勝ったな”と思いつつも末脚にはびっくりしました。久しぶりにガッツポーズが出ちゃいましたね(笑)。
　トーセンキャロルは素直で乗りやすい、操縦性も高い馬でしたし、あれくらいの末脚を使えるのならまだまだ活躍してくれると思います。

勝利調教師コメント／佐藤浩一調教師

　去年は1800ｍと2000ｍの3歳牝馬重賞を勝っている馬ですが、本質的には短距離が合う馬なのではないかと、オーナーと相談して路線変更しました。その結果がやっとここで出た。この馬はオーナーのプライベートの生産馬でして、これまで結果が出なかったけれども短距離路線に変えたのを通してきた。その結果なのだと思いますね。
　今日は騎手の乗り方も良かったでしょう。前があれだけ離れているのによく我慢したなと。それが結果良かったというのは騎手の判断が良かったのだと感じました。
　馬の状態も、これまでちょっと太めなのかなと感じていたのが今日はちょうど絞れていた。それも勝因の一つでしょうね。
　ここでクラスターカップの権利を獲りましたが、この先も短距離路線を進むとしても次のレースはオーナーと相談して考えるつもりです。