重賞 北上川大賞典結果/優勝はエンパイアペガサス号

(写真/エンパイアペガサス号)

勝利騎手コメント/山本政聡騎手

 他のメンバーは後ろから来る馬が多かったですから、自分でマークするしかないと思っていました。いつもより前目の位置で、相手に楽をさせないように、また長距離は仕掛けどころが難しいですからいつでも動ける位置に。馬自身もやる気がありましたからね。それでマツリダスティールと並ぶ形になりました。
 道中の手応えはずっと良くて、慌てずに仕掛けていこうと。エンパイアペガサスにはこれまで3回乗せて貰ったのですが、最後ちょっと遊ぶところがあると感じていたし右回りは余計そんなところを見せると思っていた。ですが今日は最後までしっかり反応して、直線に向いても脚も使ってくれた。今日は“自分が知っているエンパイアペガサス”とは違いましたね。
 やはり距離が長い方が戦いやすい馬だと思います。自分が乗った中では今日のレースが一番強かったです。自分も北上川大賞典を初めて勝てました。これまでは2着とか3着とかでなかなか勝てなかったので嬉しいです。

勝利調教師コメント/佐藤祐司調教師

 休み明けの前走が今ひとつの内容でしたし、この中間、“これだけやれば良くなってくれるだろう”と考えながらの調整はちょっと手探りな面は正直ありました。もっと若い頃は、直前にビシッとやればね、しっかり上向いたんでしょうけども。その辺は年齢の影響があるのかなと感じながらの調整でした。ただ、結果を見れば一度叩いての変化はあったという事でしょう。
 そんな事でしたので、レースでは勝っても負けてももっと接戦になるだろうと思っていましたから、大差勝ちの結果は想像していなかったですね。着差はその時の展開とかで変わりますからね、大差だから凄いとかではないと思いますが、今日は馬が本当によく頑張ってくれました。
 次戦は桐花賞しかないでしょう。そろそろ先の事も考えなければならない年齢ですし、次戦も良い競馬ができればと思っています。