2019(令和元)年6月2日(日)、盛岡競馬場で『2019地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップファーストステージ』が行われましたのでおしらせいたします。
8月の『2019ワールドオールスタージョッキーズ』を目指す地方競馬各場の名手達の戦い。その最初のステージは盛岡ダート1600mで幕を開けました。
この第1戦は逃げた大井・真島大輔騎手のヒナクイックワン号を直線で捉えた笠松・佐藤友則騎手騎乗コスモパープル号がて突き抜けて快勝。まずは1位・30ポイントを獲得します。
真島大輔騎手は2着を確保し、直後に迫った3着には地元岩手の山本聡哉騎手騎乗ナルノステファニー号が12番人気の低評価を覆す快走で突入し場内を沸かせました。
続く第2戦は芝1700m戦。1番人気の船橋・森泰斗騎手騎乗のフリームーヴメント号がジリジリと先頭をうかがおうとするところへ、後方からまくってきた11番人気馬、高知・永森大智騎手騎乗ルーク号が馬体を併せて直線はこの2頭の攻防に。最後はルーク号がクビ差先着して波乱を巻き起こしました。
そして3着にはまたも岩手・山本聡哉騎手騎乗のニシノゲンセキ号が食い込み、再び場内ファンの歓声があがりました。
この2戦の結果、第1戦7着・第2戦1着だった永森大智騎手が36ポイントを獲得。ファーストステージを1位で通過してファイナルステージ園田へ向かう事になりました。また、ファーストステージ2位は第1戦を制した佐藤友則騎手、同3位は2戦とも3着にまとめた山本聡哉騎手でした。
運命が決するファイナルステージ園田は来たる6月20日(木)、園田競馬場で行われます。このあとの戦いにもご注目ください。
■永森大智騎手コメント
1戦目は堅実な馬だったので騎手対抗戦の難しいレース向き。その結果が2戦目につながったと思います。
2戦目は、乗って芝が合う馬だと感じましたし強い走りもできました。こんなに人気が無いとは思えないくらいでしたね。
盛岡ではこれまで勝った事がなくて今日が初勝利でした。以前に総合優勝した時も盛岡での成績はあまり良くなかったと思います。今日騎乗する馬も見た時はどう乗るか難しいなと思ったのですが、自分はそれくらいの方が良いのかもしれないですね。変に欲を出すといい結果を出せないので、これくらいの気持ちで挑んだ方が良いんじゃないかと思いました。
今日の結果はまだ途中ですから、ファイナルステージまで気を引き締めないといけないですね。永森大智の名前をもっと覚えてもらえるよう、応援してもらえるように頑張ります。
★地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップ ファーストステージ ポイント表
騎手名 | 第1戦 着順 |
P | 第2戦 着順 |
P | 総合P |
永森大智(高知) | 7 | 6 | 1 | 30 | 36 |
佐藤友則(笠松) | 1 | 30 | 9 | 2 | 32 |
山本聡哉(岩手) | 3 | 15 | 3 | 15 | 30 |
森 泰斗(船橋) | 6 | 8 | 2 | 20 | 28 |
真島大輔(大井) | 2 | 20 | 13 | 1 | 21 |
矢野貴之(大井) | 4 | 12 | 6 | 8 | 20 |
桑村真明(北海道) | 8 | 4 | 5 | 10 | 14 |
山口 勲(佐賀) | 10 | 1 | 4 | 12 | 13 |
繁田健一(浦和) | 5 | 10 | 12 | 1 | 11 |
岡部 誠(愛知) | 14 | 1 | 7 | 6 | 7 |
吉村智洋(兵庫) | 13 | 1 | 8 | 4 | 5 |
山崎誠士(川崎) | 9 | 2 | 14 | 1 | 3 |
青柳正義(金沢) | 11 | 1 | 10 | 1 | 2 |
赤岡修次(高知) | 12 | 1 | 11 | 1 | 2 |
※ ファーストステージの上位12名がファイナルステージに出場
※合計得点が同点の場合は、2競走のうち最上位の着順の者を優先し、最上位の着順が同位の場合は、第2戦の着順上位者を優先する。