11月24日(土)からの岩手競馬の再開について

11月24日(土)からの岩手競馬の再開について

 岩手県競馬組合では、岩手競馬に出走した競走馬3頭から相次いで、禁止薬物ボルデノンの陽性馬が発生したことを受け、11月10日(土)からの競馬の開催は取止めることとし、公正な競馬を開催できる体制の構築に努めてきたところです。
 競馬組合では、1頭目の禁止薬物陽性馬の発生を受け、原因究明に向けた取組を進めるとともに監視・警備体制等の強化を図ってきましたが、これまでに、監視カメラの本格稼働、警備員の24時間配置及び厩舎関係者による自厩舎の管理体制の構築などの再発防止対策を実施しているほか、水沢競馬場の全厩舎の出走予定馬全頭に係る禁止薬物の事前検査を進めているところです。
 以上の再発防止対策を実施することにより、公正な競馬を開催できる体制が整ったと判断し、 11月24日(土)から競馬を再開することとしました。
 競馬組合としては、公正な競馬を確保するため、競馬組合、調教師、騎手、厩務員等厩舎関係者が一丸となって再発防止策に取り組むとともに、魅力あるレースを提供し、お客様に安心して岩手競馬を楽しんでいただけるよう努めて参ります。

1 水沢競馬場在厩馬の出走予定馬全頭検査の実施

  監視カメラの稼働、警備員の 24時間配置等を実施したうえで、水沢競馬場在厩馬のうち、11月24日(土)以降の出走予定馬全頭に係る禁止薬物の事前検査を実施(陰性となった競走馬のみを出走させること。)することにより、競馬の公正を確保します。

2 高橋純厩舎管理馬の出走自粛等

  高橋純厩舎管理馬は今年度通常開催終了(1月7日)までの出走を自粛します。また、高橋厩舎及びその周辺厩舎で使用中の飼料、寝藁を廃棄するとともに、厩舎内の清掃や馬房、飼葉桶などの洗浄を実施しました。

3 再開に向けた主な再発防止策

(1)監視カメラの設置
 水沢・盛岡競馬場厩舎地区に監視カメラを順次設置、稼働。

(2)警備員の24時間配置
 禁止薬物陽性馬が発生した三野宮厩舎及び高橋厩舎エリアに警備員を 24時間配置したほか、水沢競馬場の全エリア及び盛岡競馬場厩舎地区にも警備員の24時間配置を拡大。

(3)厩舎関係者による自厩舎の管理体制の構築
 自厩舎関係者以外の立入禁止の徹底、厩舎関係者自らによる見回りの強化及び厩舎への原則常駐による24時間監視体制の構築等を実施。

(4)水沢・盛岡競馬場全厩舎の立入検査の実施
 全37厩舎(水沢26厩舎、盛岡11厩舎)への立入検査を随時実施し、薬品等の管理状況等の検査を実施。

(5)水沢競馬場の管理体制の強化
 競馬組合職員等の増員を図るなど、水沢競馬場の施設等の管理体制を強化。

4 今後の開催スケジュール

 次のとおり 11月24日(土)から競馬を再開します。なお、3歳秋のチャンピオンシップシリーズ最終戦であるダービーグランプリについては、当初の予定(11月18日(日)施行予定)を変更し、12月10日(月)に施行します。

【今後の岩手競馬開催予定】

期間 備考
第8回水沢 11/24(土)~12/3(月) 北上川大賞典
第9回水沢 12/8(土)~12/17(月) 12/10(月)ダービーグランプリを施行
第10回水沢 12/22(土)~12/31(月) 桐花賞
第11回水沢 1/2(水)~1/7(月) 金杯、トウケイニセイ記念