

クラウンプライドは早くから日の当たる道を歩んできた。ドバイ・UAEダービーを完勝。続くケンタッキーダービー13着から帰国後、3歳馬ながらJBCクラシック(盛岡)2着、チャンピオンズカップ2着。
翌年も中東2戦5着から帝王賞2着。続くGⅢ・コリアカップ(ソウル)を圧勝し、G/JpnⅠも手に届くまで迫ったが、以降は3戦連続で大敗。陣営にとってマーキュリーC参戦は、復活を賭けた戦いでもあった。
最内枠メイショウフンジンの逃げが大勢の見方だったが、ヒロシクンが激しく先手を主張。酒井学騎手はスタート200m手前で控えて外に出そうとしたが、クラウンプライドが外から被せる。横山武史騎手は当面のライバルをうまく閉じ込めることができた。
3コーナー過ぎ、クラウンプライドがヒロシクンを馬なりで交わして先頭。あとはピッチを上げ、独走状態に持ち込んだかと思ったが、前半のハイペースがこたえてラスト1ハロンで一杯。ビヨンドザファザーが上がり36秒2の末脚で猛追したが、ハナ差しのいで重賞3勝目。国内では初の重賞を手にした。
続くコリアカップでは前年のマーキュリーC覇者ウィルソンテソーロを相手に0秒9差で逃げ切り勝ち。2連覇を達成して“ジャパン・ホース強し”を高らかにアピールした。
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お楽しみに!