2016年6月13日の盛岡競馬場で行われた『スーパージョッキーズトライアル2016』第1ステージ。小雨模様の中で行われた二戦の結果、1位通過は大井・矢野貴之騎手(26ポイント)、2位に岩手・山本聡哉騎手(22ポイント)、3位には大井・真島大輔騎手(18ポイント)となりました。
第1ステージ第1戦「シルバーサドル賞」。ダート1600mの戦いでは1番人気に推されていた山本聡哉騎手騎乗モズフウジン号が2着馬に2馬身差を付けて快勝しました。
一足先に抜け出してリードを拡げたモズフウジンに対し、2着以下の争いは直線の坂を越える頃まで二転・三転の激戦。最終的にはイルポスティーノ・真島大輔騎手が2着、サンマルウィーク・山本政聡騎手が3着になりましたが、3着以下はほとんどひとつの集団と言っていいくらいの接戦でした。
●2016年6月13日・盛岡第9R シルバーサドル賞結果(NAR)
第1ステージ第2戦「シルバーブライドル賞」はSJTで初めての芝での戦いとなりました。先行勢が作った流れはハイペース。その中をスムーズに抜け出してきたのは何と8番人気・矢野貴之騎手騎乗のマリノエトワール。1番人気のマイネルテンクウ・五十嵐冬樹騎手や2番人気ハーモニーフェア・山口勲騎手、7番人気ドリームカトラス・永森大智騎手らの追撃を難無く退けてのVとなりました。
●2016年6月13日・盛岡第10R シルバーブライドル賞結果(NAR)
『2016ワールドオールスタージョッキーズ』の代表が決まるSJT第2ステージは、7月7日の名古屋競馬場で行われます。山本聡哉騎手・山本政聡騎手の活躍にご期待ください。
初出場する事ができた気持ちの方が強くて、気軽な気持ちで盛岡へ来ました。1戦目は馬のリズムがうまくいかなかったが、2戦目は勝つことができた。盛岡との相性がいいんですね。先生(板垣吉則調教師)の指示も特になかったので、自分が思ったとおりの乗り方をすればいいと思って臨んだら、ロスなくレースができました。
ボクなんかがここにいていいのかなという気持ちがありましたが、1位通過したからには次もいい結果を出したい。名古屋では緊張でガチガチになっているかもしれませんね。
1戦目でちゃんと勝つことができましたから、2戦目は楽になりました。モズフウジンは枠順も良かったのでプレッシャーはなかったし、前回と違っていいスタートを切れました。
上位通過できて運が良かったと思いますが、反省点も見つかったので、それを克服して名古屋を迎えたい。兄(政聡騎手)といっしょに第2ステージへ行けるのもうれしい。ファンも喜んでくれると思います。目標はもちろん優勝することです。
1戦目の馬(イルポスティーノ)は自分では乗った事はなかったが、大井にいた馬なのでイメージどおりの競馬ができました。春にケガをしましたが、ここを目標に復帰できて良かった。去年もいい位置につけながら優勝できなかったので、今年こそはの気持ちで名古屋でも頑張りたいと思います。
★ポイント表
順位 | 騎手名 | 第1戦 | 第2戦 | 合計P | ||
着順 | P | 着順 | P | |||
1 | 矢野貴之 | 6 | 6 | 1 | 20 | 26 |
2 | 山本聡哉 | 1 | 20 | 10 | 2 | 22 |
3 | 真島大輔 | 2 | 15 | 9 | 3 | 18 |
4 | 五十嵐冬樹 | 11 | 2 | 2 | 15 | 17 |
5 | 山本政聡 | 3 | 13 | 8 | 4 | 17 |
6 | 川原正一 | 4 | 11 | 6 | 6 | 17 |
7 | 山口 勲 | 7 | 5 | 4 | 11 | 16 |
8 | 永森大智 | 14 | 1 | 3 | 13 | 14 |
9 | 田知弘久 | 12 | 1 | 5 | 10 | 11 |
10 | 的場文男 | 5 | 10 | 14 | 1 | 11 |
11 | 吉井友彦 | 13 | 1 | 7 | 5 | 6 |
12 | 森 泰斗 | 8 | 4 | 12 | 1 | 5 |
13 | 赤岡修次 | 9 | 3 | 13 | 1 | 4 |
14 | 丸野勝虎 | 10 | 2 | 11 | 2 | 4 |
※第1ステージの上位12名が第2ステージに出場
※合計得点が同点の場合は、最上位の着順を得た者を優先し、最上位の着順が同じ場合は、第4戦の着順が上位の者を優先する