重賞 ひまわり賞M1結果/優勝はエムワンピーコ号

(写真/エムワンピーコ号)

勝利騎手コメント/関本淳騎手

 この馬は本来は差し馬だと思っているんですが、この距離になるとスローペースになるだろうから、それで脚を封じられてはいけない。自分でレースを動かしてでも流れを作ろうと思っていました。
 実際にスローになったのですが、向こう正面で周りを見て、自分で上がって行ってもいいなと。エンジンがかかるまではちょっと遅い事がある馬ですが、かかってしまえば伸びる。早めに並んでいければあとは勝手に脚を使ってくれます。ただ、このレースはどの馬が相手なのか予想がつかなかったですから、どの馬が先行して粘るか、どの馬が後ろから伸びてくるか分からなかったところがありました。それも、直線でどんどん離れていくのを見て大丈夫だと思いましたね。
 牝馬で、デリケートな所がある馬ですから、この先はよく考えながら行くことになるのでしょうが、牝馬同士なら敵はいなんじゃないでしょうか。まだまだ成長する馬だと思いますのでこれからも応援してください。

勝利調教師コメント/晴山厚司調教師

 ここまでの体調管理面では、やはり急に高くなってきた気温が一番の心配でしたね。調教はいつもと変わらない量をこなしてきたんですが、35度の気温はね。しかし、ここまでできる限りの事はやってきて、今望める中での万全に近い状態には仕上がっていたと思います。
 レースは、おそらくスローペースになるだろうから、それに巻き込まれないように、という事だけ相談して後は騎手に任せました。馬も鞍上も期待通りの強い走りを見せてくれましたね。
 次戦については、この後の馬の状態を見ながら考えていこうと思います。