●年齢

3歳(1ー0ー0ー4)
4歳(2ー2ー0ー13)
5歳(3ー6ー3ー22)
6歳(1ー1ー1ー22)
7歳(2ー0ー4ー21)
8歳(1ー0ー0ー18)
9歳(0ー1ー2ー8)
10歳以上(0ー0ー0ー3)

 5歳馬中心という結果ではあるが、昨年ルヴァンスレーヴが3歳馬として初の優勝。3歳馬は2012年から2017年までは出走馬がいなかったが、JRA出走馬の選考方法が変わり、若い馬が出走しやすくなっているので、今後3、4歳馬が数字を上げてくる可能性が高く、昨年のレースは転換点になったといえるだろう。8歳馬の優勝は2013年のエスポワールシチー。データ対象外だが、2008年にブルーコンコルドも8歳で優勝、2頭はこのレース3勝目という点で共通項がある。

 牝馬は2009年にメイショウバトラーが3着に入ったのを最後に、馬券対象となっていない。JRA所属の牝馬は、2011年(東京開催)のブラボーデイジーを最後に出走自体がないが、これはJBCレディスクラシックとレディスプレリュード(TCKディスタフからの条件変更)が2011年に創設され、牝馬路線が整備されたことによるものだろう。

●優勝馬の実績

 優勝馬の実績を遡ると、10頭中8頭までが、ダートグレードGI/JpnIをすでに勝っていた。3歳馬として優勝したルヴァンスレーヴも全日本2歳優駿とジャパンダートダービーを勝っていた。基本的にはGI/JpnIのタイトルが必要といえる。

 残る2頭だが、2014年はベストウォーリア1回目の優勝時。ここまでダートGIII2勝という実績だったが、この時はGI/JpnI勝ち馬が不在。ダートグレード勝ち馬も4頭のみで、ベストウォーリアはすでに単勝1.2倍という評価を受けるようなメンバー構成となっていた。

 もう1頭は2010年のオーロマイスターで、南部杯を迎えるまでは根岸S3着、ブリーダーズGC4着、エルムS2着。ここまでタイトルがなく、連下程度の評価に落ち着いたが、圧倒的1番人気のエスポワールシチーを下して、自身の単勝は20.2倍。南部杯が中央・地方交流重賞となってから、唯一の4番人気馬の優勝(他はすべて3番人気以内)である。

●2、3着馬の実績

 優勝馬に比べれば若干ハードルは低くなるが、それでも20頭中、GI/JpnI勝ち馬が7頭。2016年のように、コパノリッキー=ベストウォーリア=ホッコータルマエと超実績馬が揃うと、三連複300円と穴党では手も足も出ない。GI/JpnIには手が届いていないが、ダートグレードを勝った馬も8頭。馬券は、このレベルの馬を抜きにしては組み立てられないだろう。

 残る5頭はダートグレード未勝利馬だが、3頭まではダートグレードで3着までに入着した実績があった。2014年2着のポアゾンブラックはダートグレード初出走。2010年3着のグランシュヴァリエは、今も記憶に残る、三連単130万馬券の立役者。実績的にはブリーダーズGC6着がダートグレードでの最高着順だったが、地元では圧勝続き、そして交流重賞を戦い続けていた。今もこのタイプは全国の地方競馬に少なからず存在する。グランシュヴァリエの再現は、きっといつか起きると信じ続けたい。

●臨戦過程

 優勝馬の前走

かしわ記念 3頭
プロキオンS 2頭
エルムS 2頭
ドバイワールドカップ 1頭
帝王賞 1頭
ジャパンダートダービー 1頭

 GI/JpnIか、プロキオンS、エルムSに絞られ、全馬が1着か2着となっている。かしわ記念や帝王賞、ジャパンダートダービーからのステップとなると3、4ヶ月ぶりの実戦になるが、実績馬は南部杯に選定されることを前提に調整が進められるだけに、レース間隔を心配する必要はないと考えたい。

 2、3着馬の前走

帝王賞 4頭
プロキオンS 4頭
エニフS 3頭
日本テレビ盃 2頭
フェブラリーS 1頭 かしわ記念 1頭
さきたま杯 1頭
東京盃 1頭
テレ玉杯オーバルスプリント 1頭
キーンランドカップ 1頭
BSN杯 1頭

 帝王賞とプロキオンS組が安定した強さを誇っているが、エニフSはL(リステッド)競走ながら3頭が馬券対象になっている。3頭ともグレードレース未勝利馬で、上がり馬に最適なローテーション。キーンランドカップ(札幌芝1200m)からのステップは、2017年2着のノボバカラ。2004年にユートピア(前走北九州記念5着から優勝)の例もあるが、いずれもダートで豊富な実績を持っていた。

●ダートマイルGI/JpnIとの連動

 2月に行われる、フェブラリーS(東京ダート1600m)に出走した馬は、毎年多くが南部杯にも出走している。

 優勝馬は(1ー2ー0ー3)と、2011年のトランセンドが優勝したのみだが、この年はJRA東京開催。むしろ、そのほか5頭が揃って着順を落としていることに着目したい。この傾向は2008年以前に広げても同様で、4頭が敗れている。馬券対象となった3着以内馬に範囲を広げても(3ー3ー0ー8)と意外に良くない数字が残っている。

 一方、2011年を除く9年中、3歳馬ルヴァンスレーヴが勝った昨年以外の8年では、フェブラリーSで敗れた馬が巻き返している。コパノリッキーは2016、2017年と連覇しているが、同年のフェブラリーSでの着順は7着と14着だった。フェブラリーS出走馬が南部杯に出走してくれば有力であることに疑いはないが、その着順が逆転することは少なくないと記憶しておきたい。

 フェブラリーSとは逆に、5月に行われる、かしわ記念(船橋1600m)で馬券対象になった馬は、南部杯でも好走確率が高い。

 かしわ記念の1〜3着馬は、過去10年で12頭が出走しており、

優勝馬(3ー3ー1ー0)
2着馬(2ー0ー0ー1)
3着馬(0ー1ー0ー1)

 優勝馬はエスポワールシチーとコパノリッキーが南部杯でも優勝。他馬もほぼ崩れがなく、信頼度は高い。2着馬もエスポワールシチー、ベストウォーリアが優勝している。昨年2着のオールブラッシュが南部杯で5着に着順を落としたのは、少し気になるデータではあるが、基本的にはフェブラリーSと違い、かなり強い連動を示していると見てよい。

深田桂一 ケイシュウNEWS


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