今週の注目レース−第8回水沢競馬前半のポイント 取材・文/テシオ編集部

 10月30日(土) 北の漁場網おこし体感レース B1級二・水沢ダ1600m

 10月31日(日) (特)ハロウィンカップ B1・水沢ダ1800m

 11月1日(月) (特)もみじ賞 B2・水沢ダ1600m


10月30日(土) 10R 
北の漁場網おこし体感レース /B1級二・水沢ダ1600m 別定 
 水沢開催に移っての初日、メインレースが早速の10頭立てとなりました。基準距離となるマイル、クラス的にも中堅どころのB1級。現状の力関係だけでなく、コースの砂入替作業を行った事が展開や走破タイムにどんな影響を及ぼしているか?を見るのにも手頃なレースになりそうです。
 しかしこの戦い、盛岡・水沢なら明らかに水沢の方が得意という役者が揃っていて意外に混戦ムード。“基準”にするにはなかなか難しいかもしれません。

 まず先行馬ではグラスバラードとスクリームイーグルがいます。グラスバラードは水沢ばかりを選んで出走して既に10勝。春先は相手関係の厳しさに苦しみましたが、強豪がA級に上がった後は順当に上位争い。元々そんなローテーションで動いているだけに開催替わり初戦の信頼度も高いですね。
 また、スクリームイーグルは岩手転入後の5戦の内、水沢では2戦2勝、盛岡では3戦して3度とも2着と明暗分かれています。今回は久々の水沢戦になりますが、クラスの壁なのかそれともコースの得意・不得意によるのか?がここで明らかになりそう。

スクリームイーグル
スクリームイーグル(6月26日 10R優勝時)
 どちらかと言えば大外枠のグラスバラードが不利でしょうが、思い切って主導権を奪いに行けば話が変わってきそう。ここはハナ争いの行方に注目。

 もちろんこの2頭だけではありません。近走好調なタニノレジェンドやキングバッハはもとより、近走ちょっと不振なモエレアンドロメダ、逆に復調気配のコスモクルトゥーラなども水沢の方が力を発揮しやすいタイプのうえ、むしろ人気の逆を行くようなところもあったりします。先行二騎のみの争いと思っていたら、これらの馬たちが漁夫の利を得てしまうかもしれません。



出馬表・過去成績 NAR出馬表
レースPlayback
競走条件 牡馬55kg、牝馬2kg減
優先出走権
レース名の由来  『北の漁場網おこし体感ツアー』は漁船に乗って迫力ある定置網漁を見学するツアーです。漁の勇ましさを肌で体感してみませんか?

 開催日:〜11月6日(土)【日曜・祝日除く】場所:太田名部漁港出港


10月31日(日) 10R 
特別 ハロウィンカップ /B1・水沢ダ1800m ハンデ
 今季新設の「ハロウィンカップ」はB1級のハンデ戦。今季は規定が変わったせいか斤量差がそれほど大きくならないハンデ戦が増えましたが、このレースは久々に大きな差が生まれました。最大58kg、最低53kg。今季は一度だけ最大56kg・最低49kgの7kg差のハンデ戦があって(10月17日のオクトーバーカップ)「今季最大斤量差」ではないのですが、それでも5kg差は珍しいですし、特に58kgは今季初の誕生です。

 その栄えある(?)58kgを背負うのがポアントゥブルボン。もちろんそれだけの理由があって、+3kgのハンデを貰うのはB1級の最上位・一組で3勝しているからですし、前走などはA級B級混合戦、それを6馬身差で完勝していたりするのですから、背負わされるのも致し方なし。
 昨年の賞金ハンデ戦の結果からも58kgを背負った馬は厳しい戦いを強いられがち。自身のキャリアでも56kgまでの経験しかありませんが、これをクリアするようなら今後の期待も大きく膨らむ、というものでしょう。


ポアントゥブルボン(6月6日 9R優勝時)
 +斤量を貰っているのはあと2頭。+2kgのトーホウライデンと+1kgのレッドガルーダです。前者にとっては競走除外(前売り発売後の出走取消)明けで2kg増が足枷になりそう。後者にとってはJRA時代に56kgは経験済み。あとは「プラス1kg分」の不利をどうカバーするかだけでしょう。

 こうして実績馬・実力馬がハンデを貰っているとなると、当然地力が高くてハンデがない馬たちにはチャンス。ゼットファースト、オーメドック、センリグランピーなどはうまく相手の隙につけ込みつつ、勝利を手にしたいところです。


出馬表・過去成績 NAR出馬表 新設
レースPlayback
競走条件 55kg、牝馬2kg減とし、当該クラスにおける1着賞金額獲得毎に1kg加重
優先出走権
レース名の由来 ハロウィン・・・欧米圏などで10月31日の夜に行われる行事。元々は日本での「お盆の送り火」のような行事だったといわれるが、現在では仮装した子ども達がお菓子を求めて歩く、アメリカ型の子どものお祭りとして広まっている。


11月1日(月) 10R 
特別 もみじ賞/B2・水沢ダ1600m・ハンデ
 かつてはアラブ旧3歳の、そしてサラ2歳牝馬の特別戦として行われていたもみじ賞がB2級のマイル戦として復活。その当時もなかなか一筋縄ではいかないレースでしたが、この復活もみじ賞もいきなり大混戦濃厚なメンバーとなりました。
 出走11頭中、前走優勝が9頭、2着が1頭。B2級の特別を勝って転戦してきた馬が2頭、連勝中・連続連対中の馬が4頭・・・。唯一前走で負けているサイレントカイザーにしてもB2級上位クラスの常連。おまけに距離も各馬にとってちょうど良さそうなマイル。もう、いったいどの馬が勝つのか・・・?と悩みに悩まされます。

 では、という事で前走の格やクラスで絞ってみましょう。それでまず挙がるのが特別を勝ってきたオヤマハリケーンとサイレントステージ。特にオヤマハリケーンが勝ったのはSJT第1戦・シルバースパー賞、14頭立ての激戦の中で10馬身差のぶっちぎり圧勝ぶりは、前走優勝の9頭の中でもあきらかに抜けていると言っていいでしょう。


オヤマハリケーン(10/4 シルバースパー賞優勝時)

 元はといえばA級馬、近走はその格をいかんなく発揮してB2級で崩れなし。その中で唯一崩れ気味だったのが今回と同じ水沢マイルのオーガストカップというのが気にはなりますが、総合的に見てこの馬の格・実績が最右翼だという事は、認めなくてはならないでしょう。

 活きの良さで選べばクォークやカミノマーチ、未知の魅力でならブライティアピアやアドマイヤキャロル。現級での堅実さでならオンワードアコールやダイショウルシアン。一発ならシュガーピュア、サイレントカイザー。思い切った先行策を採りそうな馬、いや逃げてこそ・・・という感じの馬も少なくなく、オヤマハリケーンが前走のようにすんなり主導権を握れるかどうかはゲートが開いてみないと分からない部分。
 もしその辺に紛れが生じたら・・・。その時はもう、何が突っ込んできてもおかしくないような大混戦になっている事でしょう。




出馬表・過去成績 NAR出馬表 復活
レースPlayback
競走条件 55kg、牝馬2kg減とし、当該クラスにおける1着賞金額獲得毎に1kg加重
優先出走権
レース名の由来 「もみじ」・・・秋に、木の葉が赤や黄色に色づくこと。かえでの別称でもある。

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