今週の注目レース−第8回盛岡競馬後半のポイント 取材・文/テシオ編集部

 10月23日(土) (特)区界賞 C1・盛岡芝1700m

 10月24日(日) (重)不来方賞 3歳・盛岡ダ2000m

 10月25日(月) (特)きんもくせい賞 OP・盛岡芝1000m


10月23日(土) 10R 岩手競馬・みんなで応援ネットワーク協賛
特別 区界賞 /C1級・盛岡芝1700m ハンデ 
 芝シーズン・ラスト週を締めくくる芝特別の第一弾がこの区界賞。C1級のレースですが現級の芝レースで活躍している馬が揃ってフルゲート。ざっと見渡しても過去に芝出走経験のない馬は0、上位に好走した経験がない馬というのもほとんどおらず、これで面白くならないわけがありません。

 特に注目を集めるのは、やはり近走も芝で好走してきた馬たちでしょう。10月11日の「楽天競馬賞」、芝のマイル戦で上位を争ったコスモローダンセやスズノエイユウらです。


コスモローダンセ(10月11日 「楽天競馬賞」優勝時)
 JRAでは芝のみを走り、転入後の2戦も芝で、地方馬ながら未だにダートを走った事がないコスモローダンセと、岩手に来てからの8戦中5戦に芝を選んでいるスズノエイユウ。ちょうどこの2戦、互いにぶつかり合って1勝1敗の五分。2走前にスズノエイユウが1馬身1/4差でコスモローダンセを破れば、前走では逆に1馬身差でコスモローダンセがスズノエイユウを破る、というあたりも互角で、この芝でのラスト対決で勝って勝ち越して、気持ちよく芝シーズンを終えたいところ。

 この2頭に迫るのは、例えばファーマレッド、サダチカガーベラ、またシルキーフェザントといった2頭と共に戦って掲示板圏内に食い込んでいる馬たち。ここ2戦での2頭との着差は決定的とも言えますが、そこはちょっとした展開の違いで着差や結果が大きく変わる芝での戦い。まだ力関係が完全に定まったとは、この2戦だけでは言えないでしょう。



出馬表・過去成績 NAR出馬表 09年結果 08年結果 07年結果 06年結果
レースPlayback 2009 2009 2007 2009
競走条件 55kg、牝馬2kg減とし、当該クラスにおける1着賞金額獲得毎に1kg加重
優先出走権
レース名の由来 「区界」・・・宮古市川井にある緑あふれる高原、「区界高原」より。兜明神岳の裾野に広がり、山腹には白樺、スズランが群生し、四季を通じて自然を満喫できます。


10月24日(日) 10R テレビ岩手杯/社台SS協賛スタリオンシリーズ・トワイニング賞
重賞 第42回 不来方賞 /3歳・盛岡ダ2000m 定量 
 久々にぶつかり合う3歳馬。この不来方賞は3歳ダート三冠の二冠目であると同時に三冠目・ダービーGPのトライアルともなっており、ダービーGPと直結する重要なレースです。

 中心であり主役はやはりこの馬・ロックハンドスターでしょう。阿久利黒賞・ダイヤモンドCと春の重賞を連勝、岩手の3歳戦では敵無しを誇りました。2度の遠征と古馬挑戦は実りませんでしたが、例えば前走にしても相手は現オープンの中でも指折りの強豪と見なされている馬、ロックハンドスター自身の力を低く評価する事はないでしょう。


ロックハンドスター(9月27日 11R出走時)
 問題は2番手です。春の重特戦線でロックハンドスターの2着になった事のある馬の中でダークライ・モエレフットライトが不在、唯一出走しているのは牝馬のイシノウォーニングのみ。イシノウォーニング自身も古馬B1級の特別戦を勝っており力に不足はありませんが、魅力的な新勢力も登場しており、ここではそちらが気になります。

 まずはオウシュウサンクス。岩手では8戦6勝、クラス的にはまだ古馬C1を突破したレベルですが素質の高さは自他共に認めるもの。マイルから2000mへの距離延長もこの馬なら簡単にこなしてしまいそうです。
 転入3戦目で古馬B2特別の優勝を争ったマイネルファイン、転入2戦を2連勝しているラナイダンスも目を惹きますが、こちらはまだクラスが下か。ならば忘れてはいけないのがひまわり賞を勝ったコンゴウプリンセスでしょう。この馬もひまわり賞の圧勝後、2戦は大敗と実に極端な成績で来ましたが、ロックハンドスターを上回るタイムで優勝したひまわり賞の記憶はいまだに鮮烈ですし、敗れたこの2戦にしても古馬を相手に互角以上の先行力を見せています。ロックハンドスター同様、近走の敗戦で評価を下げる必要はない馬ではないでしょうか。

 そもそもロックハンドスターの覇権が続くのか?そこから考え始める必要もあるでしょう。天高く馬肥ゆる秋、春の勢力図が全く通用しなくなっていても、全く不思議ではありません。
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週刊テシオ情報局

「不来方賞にロックハンドスターを出走させる瀬戸調教師に聞く」
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ケイシュウ深田桂一の水沢競馬場を歩む
「3歳の頂点不来方賞」
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TM大場の盛岡競馬場便り
「ロックハンドスターの相手、最有力はオウシュウサンクスだ!」
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テシオ編集部の今週の見どころ
「不来方賞/出走馬Webパドック」

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出馬表・過去成績 NAR出馬表 09年結果 08年結果 07年結果 06年結果
レースPlayback 2009 2008 2007 2006
競走条件 56kg、牝馬1kg減
優先出走権 1着馬・2着馬にはダービーグランプリ(11月22日・水沢ダ2000m)の優先出走権が与えられます
レース名の由来 「不来方」・・・こずかた:岩手県盛岡市にあった南部氏の城が「不来方城」(現、岩手公園)と呼ばれ、この名を頂戴し盛岡競馬の重賞競走として実施されている。岩鷲賞・駒形賞と並び最も歴史のある競走です。


10月25日(月) 10R 
特別 きんもくせい賞/OP・盛岡芝1000m・別定
 いよいよ今季ラストの芝レースとなるきんもくせい賞。芝1000mという盛岡らしい個性的な条件に挑むフルゲート12頭。果たしてどんな結果が待ち受けているのか・・・。

 ここまでの芝重賞全てを遠征馬に奪われているのに加え、オープン級の芝特別の勝馬もここには不在。ざっと見る限り下級条件の馬、A級でまだ勝ち星のない馬も少なくなく、最後の最後がいかにも今年の芝戦線らしい“主役不在“の形となりました。

 主役を張るべき馬・張れる馬は、しかし少なからずいます。まず挙がるのはボスアミーゴ。今さらいうまでもない岩手の芝王者は今季は不調にあえぎ、ここまでわずか4戦のみの出走で勝ち星どころか連対も無し。しかし前走・OROカップで久々にこの馬らしさの片鱗を見せており上昇感は十分。
 実際、このレースは昨年も4着に終わっていて得意の距離とはいいがたいものがありますが、とはいえ勝馬から1馬身半程度の差なら上々。芝シーズンの最後にもっともっと彼らしい走りを見せてほしいものです。


ボスアミーゴ(OROカップ出走時)

 昨年のこのレースを勝っているエアムートンも今季は不振で、実のところ昨年このレースを制して以来勝ち星無し。得意の芝、恐らく得意の距離で復活なるか?こちらにも注目。
 そして今年も1000m特別を勝ちまくっているウメノレイメイ。昨年は真っ向勝負に出て敗れましたが、脚質が変わった今年はむしろ昨年より戦いやすそうな印象もありますね。

 新勢力は?JRA時代には芝短距離ばかりを使われてきたコンゴウリュウオー、芝重賞で入着経験あるエーシンビーエル、距離的にはマイル以上に向くのでしょうが、GI出走経験が魅力のブラストクロノス。これらの馬たちは盛岡の芝を狙って転入してきたのは明らかで、転入後初の芝出走がラストチャンスになりますが、それでもある程度以上の結果は残して来季に挑みたいもの。その意志がどんな結果を掴むのか?これも目が離せません。





出馬表・過去成績 NAR出馬表 09年結果 08年結果 07年結果 07年新設
レースPlayback 2009 2008 2007
競走条件 A級57kg、B1級以下55kg、牝馬2kg減
優先出走権
レース名の由来 「きんもくせい」・・・金木犀。もくせい科の常緑低木で、秋にオレンジ色の小さな花を咲かせます。本来雌雄同株ですが、日本には雄株しか入ってきていないので花は咲くものの実ができないとされます。

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