今週の注目レース−第7回盛岡競馬前半のポイント 取材・文/テシオ編集部

 10月2日(土) 二戸トリコロールフェスタレース B1級三・盛岡ダ1600m

 10月3日(日) (特)ハーベストカップ B1・盛岡芝1000m

 10月4日(月) SJT第1戦 (特)シルバースパー賞 B2・盛岡ダ1600m


10月2日(土) 10R 
二戸トリコロールフェスタレース /B1級三・盛岡ダ1600m 別定 
 土曜メインのこのレースは9頭立てながら伏兵・惑星馬揃いの面白い一戦。まずはざっと有力馬を見ていきましょう。

 岩手転入後の4戦を2勝2着2回とパーフェクトでまとめているのがスクリームイーグル。特に転入初戦の圧勝ぶりは強烈なインパクトがありましたね。水沢での2戦がいずれも圧勝、盛岡での2戦がいずれも惜敗、盛岡2戦の相手関係が若干厳しかった事を考慮してもちょっと微妙な結果ではありますが、「勝つ時は圧勝、負ける時はあっさり・・・」がこういうタイプの馬の宿命でもあり、これで盛岡が苦手と決めつける事はできないでしょう。
 

スクリームイーグル(9月18日 10Rパドック)
 今季13戦して着外1度のみと実に安定しているのはエムアイルシェル。序盤の戦いは入着といっても掲示板がやっと、というポジションでしたが、夏頃からグンと調子を上げて圧勝の連続。今回から昇級戦になりますが、この勢いはクラスが上がっても通用するはず。
 一発の魅力があるとすればキングバッハかダンディキングか、それともエアダーミか?いずれもB1級の安定勢力として活躍してきたのに加え、混戦の時ほどクリティカルな一撃を繰り出して存在感を示す馬たち。あまり連続好走を期待できないタイプでもあって、前走が微妙な結果に終わったあとの今回が、逆に激走の予感が増してきます。

 果たして勝敗の行方はいかに?抜群の安定度を誇るスクリームイーグルやエムアイルシェルにしても、あまり安心してばかりもいられないのではないでしょうか。













出馬表・過去成績 NAR出馬表
レースPlayback
競走条件 牡馬55kg、牝馬2kg減
優先出走権
レース名の由来  岩手・青森・秋田の3県19市町村で構成するトリコロールエリアの祭典、「トリコロールフェスタ」は、10月16日(土)、17日(日)の両日開催されます。
 当日は、3県のおいしいものが大集合!また、日本一自慢祭や、なにゃとやらフェスティバルなどの芸能イベントも満載!
 会場は新幹線二戸駅隣接、「カシオペアメッセ・なにゃーと」です。皆様のおこしをお待ちしております。


10月3日(日) 10R 
特別 ハーベストカップ /B1・盛岡芝1000m ハンデ
 地方唯一の芝コース・盛岡ターフの、ある意味象徴とも言えるのがこの1000m戦。平坦コースの1000m戦は各地にあれど、アップダウンの激しいコースで繰り広げられる出入りの激しい戦いは盛岡ならでは。
 加えてこのハーベストCは昨年同様にオープンの1000m戦・きんもくせい賞のトライアルにもなっており、この辺のクラスの馬たちにとってはなかなか手が届かないオープン級レースへの出走の夢をかなえるチャンス。いろいろと力の入る一戦ですね。

 注目は、しかしどうしてもこの馬に集まってしまうでしょう。“1000mマイスター”の異名をとるウメノレイメイです。JRA時代から短距離巧者としてならした同馬は既に盛岡芝1000mの特別を4度制覇。昨年もこのレースを勝ってきんもくせい賞出走を果たしました。
 8歳になった今年も7月のFM岩手杯を優勝、適性に翳りが無い事を証明済み。昨年と違いクラスの関係で出走できる1000m戦が少ないだけに、前半のFM岩手杯、後半のこのレースに全力投球です。

ウメノレイメイ
ウメノレイメイ(7月10日 FM岩手杯優勝時)
 ライバルは誰か?まず挙がるのはFM岩手杯2着、姫神賞を勝ったビュレットライナーでしょう。FM岩手杯ではウメノレイメイの決め手に屈したとはいえゴール前数mまでは先頭を守っただけに、ここはその時の雪辱を狙いたいところ。
 また、今年の芝1000m特別で上位に入っているサイレントカイザー、タカノグラディウス、ヒドゥンアジェンダといった面々も登場しますが、短距離適性という点ではやや見劣る印象。とすると、最近勢いを取り戻しているウィンエヴリーや、JRA時代は短距離メインだったカゼノジュエリーらの距離適性が活きてくる可能性もあります。意外に惑星多数、という戦いになるのではないでしょうか。
 


出馬表・過去成績 NAR出馬表 09年結果 08年結果 07年結果 06年結果
レースPlayback 2009 2008 2007 2006
競走条件 55kg、牝馬2kg減とし、当該クラスにおける1着賞金額獲得毎に1kg加重
優先出走権 1着馬にはきんもくせい賞(10月24日・盛岡芝1000m)の優先出走権が与えられます
レース名の由来 「ハーベスト」・・・Harvest。英語で「収穫」の意。


10月4日(月) 10R SJT第1戦
特別 シルバースパー賞/B1級・盛岡ダ1600m・別定
 WSJS(ワールドスーパージョッキーズシリーズ・今年は11月27日の東京競馬場で開催)の地方競馬代表を決めるSJT。06年以来4年ぶりに盛岡で開催されます。まずは出場騎手を改めて。

★北海道/服部茂史
★岩手/小林俊彦 ※07年5位
★南関/戸崎圭太 ※昨年11位
★南関/坂井英光 ※昨年6位
★南関/的場文男 ※昨年1位
★南関/今野忠成 ※昨年3位
★金沢/吉原寛人 ※昨年2位
★笠松/東川公則 ※一昨年12位
★名古屋/岡部誠 ※昨年13位
★園田/川原正一
★福山/岡崎準
★高知/赤岡修次 ※昨年8位
★佐賀/山口 勲 ※昨年5位
★荒尾/杉村一樹 ※07年2位

 岩手からは小林俊彦騎手が出場。このシリーズは07年以来の出場ですが、すでに各地の騎手招待競走に出場経験を持つ小林騎手だけに、地元スタートの利も活かしてほしいものです。


小林騎手

 さてSJTの第一戦となる「シルバースパー賞」、全14頭・14人の騎手で争われるわけですが、ほとんどの騎手が盛岡遠征経験がありますし、そもそも各地のリーディングジョッキー、コース慣れ云々は気にしないとすれば後はやはり馬の力、馬と騎手とのマッチングがカギになるでしょう。
 14頭をざっと見て近走の調子が良さそうだなと思うのはバルク、オヤマハリケーン、ケイジートレジャーら。ゴールデンクリークも前走の敗退だけで軽視はできないのでは。個人的には「惜敗」が代名詞のようなバルクに豪腕・的場文男騎手が騎乗するのが非常に興味深いところです。
 レースが行われる月曜は天候が崩れるという予報もあります。これだけの騎手の戦いはできれば青空の下で見たいものですが、しかし雨が降っていろいろなファクターが挟まってくるのも、名手たちの戦いには良いスパイスになるのかもしれません。

●出走各馬のグループ分けについてはこちらのページ(NARサイト)をご覧ください


出馬表・過去成績 NAR出馬表
レースPlayback
競走条件 牡馬55kg、牝馬2kg減
優先出走権
レース名の由来 シルバースパー ・・・ 「スパー」とは拍車の事。しかしながら地方競馬では来年度より拍車の使用が禁止されます・・・。

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