今週の注目レース−第7回水沢競馬後半のポイント 取材・文/テシオ編集部

 9月11日(土) 夏油高原温泉郷レース A級二・水沢ダ1600m

 9月12日(日) (特)夏油賞 C1・水沢ダ1400m

 9月13日(月) (重)青藍賞 OP・水沢ダ1600m


9月11日(土) 10R 
夏油高原温泉郷レース /A級二・水沢ダ1600m 別定 
 土曜日のメインレースは1600mで行われるA級二組「夏油高原温泉郷レース」です。青藍賞の出走メンバーには加われなかったけれど、この後の重特戦線に加わってきてほしい役者が揃いました。ここから再度オープンを目指そうという馬たちに注目の一戦。
 とはいえ、勝ち星からしばらく遠ざかっている馬は少なくありませんし、下級条件から昇級して間もない馬もいてなかなかに混戦ムード。さて主役はどの馬か?

モエレハナオー
モエレハナオー(7月31日 11R優勝時)
 最も最近にA級で勝ち星を挙げているのはモエレハナオーです。岩手復帰後初勝利、それも6番人気での勝利、3連単の配当が11万円を超える波乱となった結末ではありましたが、その後のレースを見る限りこれがフロックとばかりは言いがたいもの。小頭数のここは“もう一勝”の期待がいやがうえにも高まるところです。

 では対するはどの馬か?オープン級でも好走しているセンリグランピーやソノマンマがまず挙がりますが、好走と凡走の差がやや目につくタイプでもあります。また、春先の成績ならソフトパワーが最右翼になっていいのですが、前走までの数戦はややこの馬らしくないもの。どれだけ“らしさ”を発揮できるか?
 ならば昇級戦となるケイジーウォリア、盛岡戦で鋭い末脚を見せたオリオンザクロノスにもチャンスがあるかも。
 土曜日は雨との予報もあり、混戦模様のこのレースをさらに紛れさせるような材料がでてきました。このレース、最後まで気を抜けません。



出馬表・過去成績 NAR出馬表
レースPlayback
競走条件 牡馬55kg、牝馬2kg減
優先出走権
レース名の由来  岩崎城址付近から夏油温泉を結ぶ22キロの「夏油高原いで湯ライン」は、道路沿いに温泉が点在する自然豊かなドライブコース。数ある温泉の中から自分のお気に入りの温泉を見つけてはいかがでしょうか。


9月12日(日) 10R 
特別 夏油賞 /C1・水沢ダ1400m ハンデ
 前走勝馬がずらりと揃いながら、それでいてハンデ対象馬が1頭だけという夏油賞。距離も手頃な1400mという事で出走各馬とも全力で挑む事ができるレースになりました。
 なにせこの条件3勝のケージーカツタロウを筆頭に4戦パーフェクトのカミノマーチ、3戦して3着以下のないサダチカガーベラらをはじめ、勝ち星の多くが1400mでのものという馬も少なくありません。
 となると、問題は「どの馬が有力なのか?」ざっと見ていきましょう。

オウシュウサンクス
オウシュウサンクス(7月12日 8R優勝時)
 近走の成績で目につくのは3頭。今季は4着以下が無く、5月以降は連すら外していないカミノマーチ。交流戦以外の4戦は負けていないオウシュウサンクス。そして6月の転入後4戦3勝、うち2勝は古馬C1級でというツルマルツイモツイ。前2頭は3歳馬で古馬編入されたばかり、オウシュウサンクスはこれが対古馬の初戦になります。ツルマルツイモツイは7歳のベテランながら東海A級の実績をいかんなく発揮、若いライバル相手にも一歩も引かぬ戦いを展開しています。いずれもここまでの安定度・勢いは上位と考えていいでしょう。

 ただし、先の3歳2頭と同じようなルートを辿ってきてひと足先にC1級上位クラスで好走しているデュアルコアのような馬がいれば、B級から降級して一気に条件が楽になったマイネルサウダージのような馬も。“全くチャンスがない”という馬はどう見てもおらず、このレースは実に興味深い戦いになりそうです。


出馬表・過去成績 NAR出馬表 09年結果 08年結果 07年未実施 06年結果
レースPlayback 2009 2008 2006
競走条件 55kg、牝馬2kg減とし、当該クラスにおける1着賞金額獲得毎に1kg加重
優先出走権
レース名の由来 「夏油」・・・夏油温泉:栗駒国定公園内の焼石連峰にある駒ケ岳の西麓、標高700mの高地に湧く秘湯。


9月13日(月) 10R IBC杯/優駿協賛スタリオンシリーズ・スターリングローズ賞
重賞 第18回 青藍賞/OP・地方競馬全国交流・水沢ダ1600m・定量
 7頭立てと少頭数になった青藍賞ですが、岩鷲賞を勝ったゴールドマイン、ビューチフル・ドリーマーカップを制したマイネベリンダをはじめ、昨年のこのレースの1・2着マヨノエンゼル・リュウノケンシロウ、そして昨年の岩鷲賞勝馬ダンストンリアルなど、ひとまず役者は揃いました。

ゴールドマイン
ゴールドマイン(すずらん賞優勝時)

 唯一の遠征馬は船橋・リュウノケンシロウ。直前に一度叩いて水沢入り、のローテーションは昨年同様ですが、曲がりなりにもシーズン2勝を挙げてから挑んだ昨年に比べると0勝、連対すらない今季はやや物足りなさが。短いながらも岩手に移籍していた間も含め、経験豊富な水沢コースとの相性でどれだけカバーできるのか?
 となると今回もゴールドマインへの期待は大きくなりそうです。グレードレース以外では崩れていない今季、水沢戦ではより安定感あるレースを見せていて水沢マイルという条件に不安無し。マイネベリンダの優勝で「唯一の交流重賞勝馬」の勲章こそ外れましたが、ここでもう一個のタイトルを手にしておきたいところ。
 ビューチフル・ドリーマーカップを制したマイネベリンダにも注目でしょう。1900mのレースをうまく逃げ切ったという印象のままに挑むわけですが、もともとはマイル以下の距離でけれんのないスピードを武器にしていた馬。3歳時のはまゆり賞、いかに不良馬場だったとはいえ水沢マイルで1分40秒8の持ち時計は軽視し得ないものです。
 あとは昨年の覇者・マヨノエンゼルが加わってきてくれれば・・・。同馬がここで好レースを見せてくれるようなら、この後の楽しみも大きく増すのですが・・・。


2006
06年
ウツミジョーダン

2007
07年
サイレントエクセル

2008
08年
トーホウライデン

2009
09年
マヨノエンゼル

出馬表・過去成績 NAR出馬表 09年結果 08年結果 07年結果 06年結果
レースPlayback 2009 2008 2007 2006
競走条件 4歳以上57kg、3歳55kg、牝馬2kg減
優先出走権 1着馬にはマイルチャンピオンシップ南部杯(10/11 盛岡ダ1600m)の優先出走権が与えられます。
※青藍賞はJBCクラシック・スプリントの指定競走となっており、選定時に成績が重視されます。
レース名の由来 「青藍賞」・・・“青は藍より出でて藍より青し(※)”のことわざに倣い3歳馬が4歳以上の古馬に挑戦できる重賞競走として、平成5年の岩手県競馬組合設立30周年を記念して、設立された競走。
(※)「青色の染料は藍の葉から取るが、もとの色よりも美しくなる」ことから、弟子が先生よりすぐれることをいいます。出藍(しゅつらん)の誉れ。

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