今週の注目レース−第7回水沢競馬前半のポイント 取材・文/テシオ編集部

 9月4日(土) 北上市立鬼の館レース B1級二・水沢ダ1600m

 9月5日(日) (特)ビギナーズカップ 2歳・水沢ダ1400m

 9月6日(月) (特)白神賞 B1・水沢ダ1600m


9月4日(土) 10R 
北上市立鬼の館レース /B1級二・水沢ダ1600m 別定 
 7頭立てとなった「北上市立鬼の館レース」。ここはグラスバラードにとって正念場となりました。

グラスバラード
グラスバラード(8月21日 10R出走時)
 2ヶ月の休養を挟んで出走した前走、いつも通りの逃げを打ったものの粘りきれずに3着敗退。勝ったのが3歳馬イシノウォーニングだっただけに「3歳馬強し」を印象づけるような格好になってしまいました。
 今回は小頭数に加え再び好枠を引き、そしてメンバー的にも再度ハナを奪える可能性が非常に高い面々。こうなると当然のごとく「今度こそ」の期待が高まる事になります。
 実はグラスバラードは、C2級だとかB2級の時には2度の3連勝があったりして逃げれば勝てるような時期もあったのですが、B1級に上がった今季は未だ未勝利、連対すら前々走の一度しかありません。以前の活躍ぶりからしてここで頭打ちとはとても思えない馬ですし、いずれ冬になって不良馬場になれば快進撃が始まるのでしょうが、それまでにきっちり実力のほどを見せておいてほしいものです。


出馬表・過去成績 NAR出馬表
レースPlayback
競走条件 牡馬55kg、牝馬2kg減
優先出走権
レース名の由来  「鬼の館」は、鬼をめぐる様々なことがらを集め、調べ、学びあう場として開設されたテーマ博物館です。怖い鬼から愛すべき鬼まで様々な姿の鬼を紹介しながら、鬼の原像に迫ります。 →鬼の館紹介ページ


9月5日(日) 10R 
特別 ビギナーズカップ /2歳・水沢ダ1400m 定量
 2歳の特別戦第二弾のビギナーズカップ。今年は10頭立て、うち認定勝馬は3頭に留まっていて、またベストマイヒーローやシーグランディ、カミノヌヴォーといった話題の馬も登場せず、全体にちょっと寂しい感じが否めないメンバー構成。

 さて、何頭か注目したい馬を挙げておきましょう。まずは唯一の2勝馬スニーク。芝のデビュー戦は凡走で終わりましたが、ダートに替わって一変、前走はついに7馬身差の圧勝を遂げました。

スニーク
スニーク(8月22日 認定競走優勝時)

 スニークの母アプローズフラワーはメイセイオペラと同世代で、2歳時は東北最強となった女傑。その当時はメイセイオペラよりも遙かに目立つ存在だったのですが、産駒で活躍が目立つのはアテスト一頭くらい、あれほど強かったアプローズフラワーなのに・・・とちょっと残念な状況です。スニークには、もう一度あの母へのプレゼントを・・・と思うのですが。
 残る2頭の認定勝馬はトーホクポラリスとトーホクスピリット。いずれも認定戦を完勝しており、前者はその後3戦して勝ち星なし、後者はこれが2戦目となりますが、その地力の高さは軽視できないものがあります。

 ところでこのレース、06年以降は4年連続で「認定競走を勝っていない馬」が制しています。それでいて07年のパラダイスフラワーのようにのちにGIIIを勝ったり、ジェベルロバーツのように重賞を勝ったり、はたまた08年のワタリシンセイキのように、このレースまでの2戦は4着・10着と全く・・・だったのに、ビギナーズCを完勝したうえに2歳のダート重特戦を完全制覇してしまった馬まで現れています。
 また、07年2着のボスアミーゴ、06年2着のオウシュウクラウン等のように勝てずともその後大活躍をした馬も少なくありません。そこはやはり2歳馬の伝統あるレースらしいもの、このレースを制した馬に注目!そして上位を争った馬にも注目!です。
 



出馬表・過去成績 NAR出馬表 09年結果 08年結果 07年結果 06年結果
レースPlayback 2009 2008 2007 2006
競走条件 54kg、牝馬1kg減
優先出走権 1着馬・2着馬には若駒賞(10/18 盛岡ダ1600m)の優先出走権が与えられます。
レース名の由来 「ビギナーズ」・・・Beginner。英語で「幼少」の意。


9月6日(月) 11R 
特別 白神賞/B1・水沢ダ1600m・ハンデ
 混戦・激戦が続くB1級特別戦ですが、この白神賞もまたこれまで同様の激闘になりそうです。
 今回も好メンバーになりました。前回のB1特別・ムーンライトカップを1・2着したモンセルバンとトーホウライデンだけではなく、オープンクラスのレースでも好走しているドリームスナイパーやウィンエヴリー、3歳の有力馬イシノウォーニング、“1000mマイスター”の快速ウメノレイメイまで登場。それぞれにこのレースの主役を主張しています。


モンセルバン(ムーンライトC優勝時)

 2連勝を挙げて俄然注目を集める存在になったのがモンセルバン。2勝とも人気薄での勝利ではありましたが、その走破タイムは優秀で、勝ったのは決してフロックではないと思わせるのに十分なもの。もちろん今度は上位人気の一角を占める事になるでしょう。それでなお勝ち負けを争うようならその実力は本物、という事になります。
 前走でモンセルバンに敗れたトーホウライデンは距離短縮で雪辱を狙いたいところ。以前よりは距離に融通を効かせているとはいえやはり1800mよりは1600m。差し脚が武器の馬が、逆に後ろからマクられて負けたままでは黙っていられません。
 そしてドリームスナイパーやウィンエヴリーは決して芝専用ではありませんし、イシノウォーニングも前走の内容ならここでも十分通用しそう。
 まだまだ続く夏。このレースがさらに暑さを増してくれそうですね。

出馬表・過去成績 NAR出馬表 09年結果 08年結果 07年結果 06年結果
レースPlayback 2009 2008 2007 2006
競走条件 55kg、牝馬2kg減とし、当該クラスにおける1着賞金額獲得毎に1kg加重
優先出走権
レース名の由来 「白神」・・・青森県・秋田県境を東西に延びる、標高1,235mの白神岳を中心とする白神山地より。世界最大級のブナの原生林があり、世界自然遺産に指定される。

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