今シーズンの2歳重特戦線がこの若鮎賞からスタートします。まだキャリア浅い若駒達が、これまた初の芝1600mを舞台にどんな走りを見せてくれるか?
走る彼ら・彼女らにとってみればいきなり持って生まれた素質なり底力なりを試される事になる大変な舞台なのですが、間近に迫るジュニアGPの主役候補を探し出すためにも、ここは走る方も見守る方も、気を抜く訳にはいきません。
さて、8頭立てのメンバーの中で気になるのはやはりカミノヌヴォーでしょう。今季の新馬勝ち第一号、そしてその後3戦3勝、唯一の3勝馬であり、まだ誰にも先着を許していない馬でもあります。
その実績は素晴らしいとして、カギは芝経験。ここまでの3勝はいずれもダート、芝に足を踏み入れた事がないのです。これが果たしてどうなのか・・・?

カミノヌヴォー(6月20日 新馬戦優勝時)
この若鮎賞の過去10回の勝ち馬のキャリアを見ると、全10頭中6頭が芝の新馬戦を勝ってからの参戦。芝の新馬戦に出たものの勝てずに終わりながら若鮎賞を勝ったのは2頭(昨年のロックハンドスターと06年のパラダイスフラワー)。芝未経験で勝ったのは01年バンフレッシュと04年ワンダーマテリアの2頭だけです。
そしてこれらの4頭をさらに詳しく見ると、例えばロックハンドスターやパラダイスフラワーは言うまでもないでしょうし、ワンダーマテリアはその後芝の認定戦を勝ち、さらに芝特別をもうひとつ勝ちましたから、若鮎賞前に芝を走っていないのは単にタイミングの問題だった、という馬。バンフレッシュはその後芝を走る事なく終わりましたが、翌3歳時に重賞を勝つなど3歳牝馬のトップクラスとして活躍しています。
つまり芝経験無し、もしくは芝で勝った経験なしに挑んで若鮎賞を勝てる馬は、そんなハンデをはね返せるくらいの実力を持った馬達だった、という事になります。
ではカミノヌヴォーの実力のほどは・・・?なのですが、例えばカミノヌヴォーのこれまでの各距離での勝ちタイムは、馬場差を考慮しないで単に横並びにしただけですが、バンフレッシュやワンダーマテリアの、同時期・同距離のタイムを上回っています。
また、カミノヌヴォーの半兄カミノフジは昨年岩手で芝の認定戦を勝っており、血統的に芝適性が無いわけではなさそうなのもプラス材料になりそうです。
さて、カミノヌヴォーがどれほどの馬なのか?芝未経験のハンデをはね返すほどに強い馬なのかどうか?それはこのレースで明らかになるでしょう。
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