今週の注目レース−第5回水沢競馬前半のポイント 取材・文/テシオ編集部

 6月26日(土) 田瀬湖湖水まつりレース B1三・水沢ダ1600m

 6月27日(日) (特)ウイナーカップ 3歳・水沢ダ1400m

 6月28日(月) (特)みなづき賞 B2・水沢ダ1800m


6月26日(土) 10R 
田瀬湖湖水まつりレース /B1級三・水沢ダ1600m 別定 
 B1級のマイル戦「田瀬湖湖水まつりレース」は展開かペースか、いずれちょっとした流れの変化で結果がガラリと変わってきそうなメンバーとなりました。

 ひとまず注目を集めるのはスクリームイーグルになりそうです。転入初戦の前走を圧勝で飾り、さっそくB2→B1へと昇級してきました。2着を6馬身ちぎった走りからすれば昇級自体はそれほど気にする事は無さそうですが、ただちょっと気になる材料はあります。
 例えば距離。JRAに都合4年在籍してわずか7戦というキャリアのスクリームイーグルですが、父Sadler's Wellsという血統もあってか当初から中距離メインで使われ、経験した事がある最短距離が1700mというちょっと特殊なキャリアです。JRA時代の1勝が福島ダート1700m、一応マイルの範疇に入れられる距離ゆえ1600mでいきなりダメ・・・という事はないでしょうが気にはなります。
 また、前走は1800mの1枠という絶好枠からの逃げ。今回は初めてのマイルの、それもやや不利な外枠になる点も心配です。今回はその気になれば競り合いも厭わない同型だっています。前走同様の展開が見込めるかどうか?

スクリームイーグル
スクリームイーグル(6月13日 11R優勝時)
 ではライバルは?まずは前走が好内容だったスウィープザボード。9歳となった今季はなかなか上位争いができずにいましたが、前走は久々に優勝争いに加わる3着。春先よりはこの馬に合ったコース状態になっているのが好走要因の一つでしょう。
 前走が転入初戦だったサクラシンフォニーは、JRA時代の実績・タイムにスクリームイーグルと大きな差が無く、順調さを取り戻せば・・・という期待をかけて良さそうですし、ブライティアメッセやサクラアリエルだって現級の安定勢力、一見不利な条件でも展開さえ向けば一発があっていい馬です。
 もちろん、スクリームイーグルがここをきっちり勝ちきるようなら、その実力は本物と考えていい事になります。その強さがいかほどのものか?伏兵の攻勢に屈する事はないのか?注目してみておきたいですね。 



出馬表・過去成績 NAR出馬表
レースPlayback
競走条件 牡馬55kg、牝馬2kg減
優先出走権
レース名の由来  静かな森に囲まれた水上スポーツの宝庫・田瀬胡で開催される「田瀬胡湖水まつり」。夜には名物「水・空中・花火大会」として、数千発の盛大な花火が夜空と湖面を彩ります。日中にはEボートや親子釣り大会なども開催されます。
開催日/平成22年7月31日(土)、8月1日(日)(花火は31日)
場所/田瀬胡


6月27日(日) 10R 歴史公園えさし藤原の郷協賛
特別 ウイナーカップ /3歳・水沢ダ1400m 別定
 3歳の短距離戦・ウイナーカップは12頭のフルゲートとなりました。ざっと見たところ、No.1のロックハンドスターこそさすがに不在ですが、その他の重特戦上位グループがずらりと登場。重賞並みの好メンバーになったようです。

ゲンパチオブラヴ
ゲンパチオブラヴ(はまなす賞優勝時)
 注目馬は多数いますが、ここでは新興勢力ともいえるゲンパチオブラヴに目を向けてみましょう。前走、芝の特別戦・はまなす賞を勝って初の特別勝ちを収めたゲンパチオブラヴ。この春は3歳C2の最下級からスタートしたにもかかわらず、素質の高さにものを言わせて連勝街道を歩み、結局6連勝で特別制覇まで辿り着きました。
 もちろん、芝での戦いとはいえダイメイジュエリー以下3歳重特上位の常連を破った走りは見事というしかなく、その能力はあくまで非凡。ダートでの戦いとなっても当然注目しなくてはならないでしょう。
 今回は前走よりもさらに相手が揃って、3歳重賞でロックハンドスターに次ぐ実績を残すダークライやモエレフットライトも登場します。それでもなお連勝を伸ばすようなら、ゲンパチオブラヴの能力はさらに高いものを秘めているという事になります。

 当然ライバルたちも黙ってはいません。3歳重賞2着の成績を残すダークライやモエレフットライトは簡単には引き下がれませんし、ダイメイジュエリーやイシノウォーニングもダートでの巻き返しを狙っているはず。
 加えてここには交流戦で復活のきっかけを掴んだリュウノヒーローやセイントネイティヴといった馬たちも。

 正直、大レースの狭間の裏路線といったくらいに思っていたレースですが、これだけのメンバーが揃ってしまうと、これは実に重要、そして実に面白そうと、楽しみにしないわけにはいかなくなりましたね。必見です!


出馬表・過去成績 NAR出馬表 09年結果 08年結果 07年結果 06年結果
レースPlayback 2009 2008 2007 2006
競走条件 55kg、牝馬2s減とし、本年度3歳級収得賞金200万円毎に1kg加重。
優先出走権
レース名の由来 「ウイナー」・・・winner。英語で「勝者」の意。


6月28日(月) 10R 
特別 みなづき賞/B2・水沢ダ1800m・ハンデ
 このレース、まずはハンデから見てみましょう。9頭中対象馬は2頭のみで、B2特別を勝っているサイレントカイザーと春先にB2級一組戦を勝ったカリズマウィッシュがそれぞれ+1kgをもらいました。
 これがどうなのかというと、例えばB2の特別戦で人気の一角を占め、実際に上位に入っているバンドマスターやマイネルリチャード、またB2級上位で安定した成績を残しているコアレスブライトといった馬たちにやや有利になりそう、と考える事ができるでしょう。

マイネルリチャード
マイネルリチャード(5月31日 11R・外)

 特にマイネルリチャードなどは、佐賀から移籍してきたこの春以降、B2級一般戦で2勝、特別戦で上位に入る事2回。距離が短すぎた立夏賞こそ9着でしたがそれ以外の5戦は全て掲示板内に入っています。実際、カリズマウィッシュと4度対戦して3度先着、後塵を拝したのは1000mの立夏賞のみ。これであちらに+1kgのハンデがついているのですから有利としか言いようがありません。
 同様の事はバンドマスターにも言えます。今期分すでに4度対戦、対戦成績的には五分ですが、3月開催ではバンドマスターが勝っていてそれを入れればバンドマスターの3勝2敗なのですから。
 サイレントカイザーもカリズマウイッシュも底力の高い馬ですが、いずれも1800mではちょっと注文がつくタイプ。+1kgのハンデも、そうなるとちょっと微妙な重さになってきます。
 前走で2着・3着を争ったバンドマスターとマイネルリチャードは、こちらは距離延長がいくらかマイナスになる方と大幅にプラスになる方とに分かれます。マイネルリチャードはプラスになる方。1800mという距離を味方に付ける事ができれば、ここ数戦のうっぷんをまとめて晴らす事もそう難しい事ではないでしょう。



出馬表・過去成績 NAR出馬表 09年結果 08年結果 07年結果 06年結果
レースPlayback 2009 2008 2007 2006
競走条件 55kg、牝馬2kg減とし、当該クラスにおける1着賞金額獲得毎に1kg加重
優先出走権
レース名の由来 「みなづき」・・・水無月。「6月」の意。

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