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夏が戻ってきたかのような天候で暑かった今日の水沢競馬場。空も先日までの秋らしい巻雲に変わって夏っぽい積雲が散らばっていた。
コース状態は良、先週ほどの高速馬場ではないものの基本的には先行有利で、メインレースまでのレースではほぼすべて逃げ・先行馬が絡んだ。そんな状況もあってか、この白神賞でも前々を意識した戦いが展開される事となった。
ゲートが開いた瞬間、内外から一斉に飛び出してくる馬達。最初はアイランドスカイ、マイネベリンダ、サイレントカイザーにエクストラポイントの4頭。そこに、スタートの瞬間こそ一瞬後手を踏みかけたアンダージョイナーも加わって、この5頭が横一線で最初の4コーナーに飛び込んでいく。
結局、二の足のダッシュがいちばん速かったマイネベリンダがハナを奪い取り、サイレントカイザー、エクストラポイントがぴったり追走する形、さらにそれをアンダージョイナー、少しおいてアイランドスカイ、ブライティアメッセ、ブラックベガスが追っていく。
この辺はリザルトやマルブツワイルドを含め全部が先行馬といっていい馬達。これら9頭がひとかたまりになってマイネベリンダを追い上げるような形になった。ぽつんと離れて追走するのはここでは少数派の差し・追い込み馬であるマイネルアンセムとサンワードグロー。どんどん加速していく前のグループとの間隔は徐々にながらも開いていき、置いてけぼりを食ったような感じにもなってしまった。
逃げるマイネベリンダは後続を1馬身から3/4馬身ほど離し、完全には並ばれないようにして走り続ける。恐らくは並ばれたり交わされると良くないと考えての事だろうが、それでも後続の激しい追撃を、さらに加速する事で交わしていくのだからたいしたものだ。
このあまりにもけれんのない戦法に、3コーナーにたどり着く頃には後続の方が息切れしはじめた。まずサイレントカイザーが一杯になり、エクストラポイントやマルブツワイルドらも追って追って追い上げても、それでもマイネベリンダに離されていく。
直線に向いた頃には、楽な手応えでコーナーを回ってきたマイネベリンダに対し後続は2番手集団の中で懸命に争っているような状態。その両者の間には既に2馬身ほどの差が開いており、もはやマイネベリンダ優勢が明らかだ。
あとは、マイネベリンダにとっては差を開くだけの戦いとなった。ムチを入れ気合いをつけていたのも直線半ばくらいまで、あとは流して悠々ゴールに向かうがそれでも後続との差は開く一方で、最後は6馬身にまで拡がった。
2着争いは4頭が最後まで抜きつ抜かれつを繰り広げたが、エクストラポイントがわずかに先着して2着確保。マルブツワイルドが3着、1番人気ブライティアメッセは4着に終わった。
勝ったマイネベリンダは父アグネスデジタル・母マチカネフウリンの牝4歳。昨秋に転入した後は逃げまくって勝ち星を積み重ね、クラスが上がった今シーズンも全く怯むことなくスピードを武器に挑み続けた。中間一頓挫あったもののこれで2連勝、完全復活といっていい内容だ。
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今日は前で競馬を、という指示でしたし自分も行くつもり。競り合いながら行く形になるとかかってしまうけれど、こういう形ならば楽に戦えます。今回は調教から絶好調で楽しみにしていたのですが、それにしても強かったですね。(齋藤雄一騎手)