先週のレース結果 −2009年1回水沢開催後半− 取材・文/テシオ編集部


4月12日(日) 10R 
特別 赤松杯 /OP・水沢ダ1600m 曇・良
ショーターザトッシ 転入初戦を鮮やかに飾る!NAR成績
赤松杯
7歳の転入馬・ショーターザトッシが既存勢力を一蹴 (Photo/横川典視)
 シアンモア記念へ向け岩手のトップクラスが集まった赤松(せきしょう)杯。1番人気はしかし、南関東から転入初戦となる7歳馬ショーターザトッシとなった。2番人気サイレントエクセル、3番人気オウシュウクラウンらを終始リードしての単勝2.2倍。レースも、そして、ショーターザトッシがきっちり力を発揮して見せた。

 戦前の予想通りオウシュウクラウンの逃げではじまったレース。ペースはこのクラスにしては遅めとなり、オウシュウクラウンを先頭にカネショウエリート、サイレントエクセル、そしてショーターザトッシやアンダーボナンザらが折り重なるようになりながら進んでいく。
 「中団あたりに付けられれば、と思っていた」という小林俊彦騎手だったが、ショーターザトッシは6番手あたりの外をキープ。南関時代は最後方あたりからレースをする事も珍しくなかった同馬だが、ここは遅いペースもあって割と難なく狙い通りの位置を確保している。

 後はいつ・どこから動くか。向こう正面に入っても比較的緩い流れが続く中、レースを動かしにいったのはショーターザトッシ自身だった。
 向こう正面半ば、ショーターザトッシがスッと先行グループとの差を詰めた。恐らくは“ショーターザトッシマーク”だったアンダーボナンザも連れて上昇を開始するが、3コーナーあたりで引き離されてしまう。
 3コーナーを回り4コーナーにかかる頃にはもう、ショーターザトッシが外から先行3頭を交わして先頭に。先行勢の中ではサイレントエクセルが脱落気味、オウシュウクラウンとカネショウエリートは懸命にショーターザトッシにあわせるが、持ったままで先頭に躍り出てしまうほどのショーターザトッシの脚色には誰も抗えない。
 ここからショーターザトッシの手応えが悪くなり、鞍上のアクションが急に激しくなったのだが、これは「あまり早くに先頭に出てしまったために馬が気を抜いた(小林俊彦騎手)」ため。それで後続の反撃を許すような事はなく、ショーターザトッシは直線入り口で付けた2馬身弱のリードを守りきってゴールした。
 2着は直線内を突いたソーユアフロスト。アンダーボナンザは一瞬2番手に上がったかに見えたが、最後は力尽きる形で3着に。先行3頭は結果的にその順のまま、4着オウシュウクラウン、5着カネショウエリート、6着サイレントエクセルと入線した。

 勝ったショーターザトッシは父アグネスカミカゼ・母ポモードリクイーンの牡7歳。笠松デビューから南関に移籍して計8勝、07年には南関重賞・サンタアニタトロフィーでシーチャリオットを破って優勝したほか、マイル前後のレースを中心に重賞やオープン特別で好走していた。
 この勝利が、そのサンタアニタトロフィー以来の1年8ヶ月ぶりの美酒となったが、岩手のオープン勢を一蹴した事で今後の展望は大きく開けた。次走はシアンモア記念に進み、その後は馬の状態優先でマイル〜1800mあたりのレースを使っていきたいとの事。

■ 勝利ジョッキーコメント
 南関とはペースも違うし、少なくとも中団には付ける事ができるだろうと思っていました。仕掛けた時の反応が良すぎるくらいで、3〜4コーナーあたりも思った以上に楽な手応え。それで先頭に立つのが早すぎたのでしょう、最後は少しトボけてしまいましたが、心配はしませんでした。(小林俊彦騎手)

出馬表・過去成績 NAR出馬表 08年結果  07年結果 06年結果 05年結果
競走条件 55kg 牝馬2kg減とし、格付賞金2,000万円毎に1kg加重
優先出走権 1・2着馬にシアンモア記念(5/10水沢ダ1600m)の優先出走権が与えられます。
レース名の由来 「赤松」・・・マツ科の常緑高木。樹皮は亀甲状にはげやすく、芽の色と共に赤褐色。クロマツより葉が柔らかく、材は建築用皮付丸太、薪炭用、パルプの原料となる。またテレトラックが所在する岩手県宮古市の「市木」とされる。

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2538 861 3連複 32928 1388
複勝 1466 394/107/183 3連単 106605 1207
枠連複 13143 790 ワイド 6299 285/415/169
馬連複 28175 2030
馬連単 24447 1286 215601


4月13日(月) 10R
特別 大屋梅賞/C1・水沢ダ1600m・別定 晴・良
これが底力だ!リーガルマインド、楽に捲って6馬身差圧勝!NAR成績
大屋梅賞
最後方から捲り切って6馬身差。リーガルマインドが底力を発揮した (Photo/横川典視)
 C1級12頭が争った大屋梅賞。“先行馬”と見なされる馬が過半を占めハイペース必至と見られていたが、レースはやはり速い速い流れの中での戦いになった。

 ゲートから一斉に飛び出した12頭が4コーナーへ向けて殺到していく。一瞬は5,6頭が一線になって繰り広げたダッシュ合戦、ここは1番人気ダークリンが制しては見せたもののすでにペースはハイラップの領域へ踏み込みつつあった。
 最初のスタンド前直線、ダークリンはマイネルスペランザやタケデンジャズを引き連れて通過していく。既に馬群は縦長になりつつあり、先行争いを続ける前の5頭ほどの後ろは、1頭、2頭、また1頭とバラバラと散らばっていた。
 前半3ハロンのラップは37秒台前半、スタート後の1ハロンが13秒台、後は12秒台が並んだ訳で、クラスやコース状態を考えれば“ハイペース“の前に「超」を付けてもいいくらいだ。
 そんな流れの中、リーガルマインドはスタート後最後方、そこから少しずつ前に出て10番手あたりに付けていた。

 1〜2コーナーを回りきって向こう正面に入ってすぐだった。先頭を進むダークリンの手応えが早くも怪しくなる。外からマイネルスペランザが、そしてウメノキャロルが交わして前に出る。いや、交わして、というよりはダークリンが置かれていくような格好か。
 そうやって並ばれたところまではダークリンも粘っていたが、すっかり交わされてしまった所で急激に脚色が衰えた。3コーナーにかかる頃にはもう、ダークリンは外から交わされる一方。1番人気馬は、勝負所を待たずして圏外に去る事になってしまった。

 一方の前の争いはどうなっていたか。替わって先頭に出たマイネルスペランザとウメノキャロル、この2頭が併走したまま3〜4コーナーを回りつつあったが、ここでの手応えはウメノキャロル優勢。ややフラフラし始めたマイネルスペランザに対しウメノキャロルはまだ余裕、阿部騎手は「自分の馬の勝ちパターンだ」と思ったという。
 しかし、その頃にはすでにリーガルマインドが直後まで迫ってきていた。向こう正面に入ってもまだ後方にいたリーガルマインドだったが、向こう正面で外を通ってグングン上昇、そのまま先頭まで射程に収めてしまったのだ。

 4コーナーを回る時、リーガルマインド鞍上の高松亮騎手は持ったままで前の2頭に並びかけながら、後ろを確認していた。もちろん後方から迫ってくるような脚色の馬はおらず、リーガルマインドはあとはもう、ただ一直線にゴールまで駆け抜ければいいだけだった。最後についた差は6馬身、それも実質直線半ば以降で付けたもの。他の馬の騎手も舌を巻くほどの完勝劇だった。

 勝ったリーガルマインドは父コマンダーインチーフ・母ローレルポラリスの牡6歳。JRAでデビューしたが初勝利は名古屋の条件交流戦。その後程なく金沢に移った同馬は7勝を挙げて金沢A級まで上がった。名古屋を経てこの春岩手に転入、初戦は4着に敗れていたが2戦目で雪辱を果たした。

■ 勝利ジョッキーコメント
 調教師からはある程度前で、という指示だったのですが、ハイペースの先行争いに内枠から加わって揉まれてしまうより、下げて早めに外に出してしまった方がいいだろうと。それでも最後方とまでは考えていなかったですが・・・。しかし、動き出してからの反応が予想以上で4コーナーで勝てると思いました。こんなに差を付けて勝てるとは正直思っていなかった。ホント走る馬。馬の力のおかげですね。(高松 亮騎手)

出馬表・過去成績 NAR出馬表 08年結果  07年結果 06年結果 05年結果
競走条件 55kg 牝馬2kg減
優先出走権
レース名の由来 「大屋梅」・・・テレトラック横手がある秋田県横手市の「市木」とされ、1200年程前に小野春風の出羽征伐に随行した二人の武将がこの地に住みつき、梅を栽培したのが始まりと言い伝えられている。
 この人が植えた梅は「江津の庭梅」と呼ばれ、菅江真澄の紀行文「雪の出羽路」にて賞賛されるほどの見事な老梅だった。この江津の庭梅がたくさんの大屋梅林の元になり、大屋地区を美しい「梅の里」にした。
 現在は推定樹齢400年から300年ほどの老梅が各家の庭に点在しており、春には見事な花を咲かせつづけている。

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 3714 639 3連複 38907 273
複勝 3427 620/644/109 3連単 125462 207
枠連複 16687 2023 ワイド 8181 664/137/112
馬連複 24044 1579
馬連単 25625 895 246047


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