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開幕初日の特別戦・岩手日報杯。人気を集めたのは岩手転入後15戦11勝のヒカルメイオーで、単勝1.3倍の圧倒的な支持を受けた。2番人気はヒドゥンアジェンダ7.1倍、3番人気はサイレントカイザーで8.0倍。
出走10頭中、水沢1900mを経験している馬はわずかに2頭、勝った経験がある馬はゼロという事もあって各馬とも距離をどうこなすかが最初の課題。そのせいか、レースはいきなり超スローとなってはじまった。
ハナを奪ったのはケンタッキーハット。2番手にはサイレントカイザーが付けて進んだのだが、ここがガッチリ押さえたためか、人気のヒカルメイオーがあっさり外目の3番手を確保してしまったせいか、各馬いきなり我慢比べに陥ってペースが上がらない。1周目のスタンド前に入ってくる頃にはもう、スローもスロー、“超”を付けていいくらいの遅い流れになってしまっていた。
先行2頭と最後方の2頭、この4頭がやや離れていた他は、まさに折り重なり合いながら進むといった状況。そんな中、比較的楽に折り合っていたのが前の2頭と、そしてヒカルメイオー。「折り合いに関してはなんの問題もない馬(小林俊騎手)」というだけあって、前に馬のいない外目の3番手を進みながらもすんなり流れに乗っているのが目につく。
流れが変わったのは2周目の向こう正面に入ったあたりだった。先頭ケンタッキーハットがグンとペースアップ、一転してむしろ速いくらいのペースに変貌したのだ。
尻上がりにペースを上げていくケンタッキーハット、それに引き離されまいと懸命に追う各馬。しかしここで道中の折り合い具合が影響し始める。そこまで楽に進んでいたサイレントカイザーやヒカルメイオーは余裕を持って追走できているが、その他の馬たちは自分のペースで行けなかった分、早々と追走いっぱいになってしまっていたのだ。2周目の3〜4コーナーにさしかかる頃には、前3頭ははやくも後続を3馬身ほど引き離してしまっていた。この時点で勝負は、前の3頭にほぼ絞られた。
直線に入る頃、ついにケンタッキーハットの手応えが衰えた。これを交わして先頭に出るサイレントカイザー。しかしその外にはもう、ヒカルメイオーがほぼ馬体を併せる位置に来ている。
内サイレントカイザー・外ヒカルメイオーの追い比べはしばらく続いたが、直線半ば、ヒカルメイオーがじわりと前に出ると大勢が逆転。今度はヒカルメイオーがじりじりとサイレントカイザーを引き離していく。
最後はサイレントカイザーの脚もなくなってしまい、見る間に差が拡がってきたところがゴール。その時の差は4馬身にまで拡がっていた。
ゴール寸前、ヒドゥンアジェンダとマイネルアンセムが迫ってきたが、サイレントカイザーが2着を守ってヒドゥンアジェンダはおよばず3着。1→3→2人気の入線で、3連単でも1,300円という堅い決着となった。
勝ったヒカルメイオーは父キャプテンスティーヴ・母ヒカルヤマトの牡4歳。昨季は8月にJRA未勝利から転入後15戦11勝、3着以下がない実に堅実な成績を挙げていた。3月開催からB1に上がってあっさり2連勝、今後の活躍への期待さらにが高まる事になった。
なお、鞍上の小林俊彦騎手はこれが自身の地方競馬通算3200勝となった。
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折り合いに苦労しない馬だから距離は気にしていなかった。2000mで負けた時はシーズン後半の疲れとかコース状態とか不利な点が多かったからね。スローになったが楽に折り合って好位を取れて、しっかりこの馬のレースができました。まだ4歳と若い馬だし、このまま順調に成長してくれれば上のクラスでも楽しみですね。(小林俊彦騎手)