■ 先週のレース結果 −2008年 6回水沢開催後半−
取材・文/テシオ編集部
8月15日(金) 10R 
特別 猊鼻渓賞 /C2・水沢ダ1400m・馬齢 曇・稍重 
大波乱! 5番人気トチノヒリューが制して3連単42万円NAR成績
猊鼻渓賞わずかクビ差。トチノヒリューが久々の勝利を手にした。(Photo/横川典視)
C2級の特別戦・猊鼻渓賞は人気上位馬がことごとく馬券圏外に沈む波乱。勝ったのは5番人気のトチノヒリュー、2・3着にも人気薄が入り、馬番3連単は42万円を超える高配当となった。
 今日の水沢競馬場は非常に蒸し暑く、8R頃に雨が降ったあとは一層ムシムシする嫌な天候。それでもメインレースの頃にはだいぶん風も涼しくなっていた。

 ゲートが開いて飛び出したエクスラベルを、隣の枠のコスモアテナが無理矢理交わす、というところからレースが始まった。
 楽にハナに立てるだけのダッシュだったエクスラベルだが、出ムチを入れて飛んできたコスモアテナを見て無理に競り合わず控える方を選んだ。これで先頭コスモアテナ、2,3馬身開いて3番人気のエクスラベル。トチノヒリューが3番手、1番人気のデューティアスは4番手。4番人気ヤマノマイラヴは5番手あたりにいるのが見える。
 2番人気ムーンインザダークこそダッシュつかず後方にいたが、この辺では人気上位馬はおおむね前の方に固まっており、それぞれまずまずの好位にいるように思われた。ただ、これらの位置取りはともかくとして、向こう正面に入ってもコスモアテナがペースを落とさず飛ばしているために馬群はバラバラと縦長。そこに後の波乱の種があったのかもしれない。

 3コーナー手前、コスモアテナの脚色が急に鈍り始め、すぐさまエクスラベルが交わして先頭を奪い返す。外にはトチノヒリューがぴったりとマーク。デューティアス、ラトナラジュらも次々前の方へ上がってくる。ヤマノマイラヴはこの辺で追走いっぱいになりムーンインザダークもまだ後方のまま。しかしこの時点で前を固めているのは3番人気・5番人気・1番人気の3頭。後方では続々と、ガラガラと順位が入れ替わっているようだが、先頭のグループには目立った影響が出ていない。

 先頭で直線に飛び込んだエクスラベルと2番手トチノヒリューが激しい追い比べを展開し始める。鞍上は奇しくも同期の二人、牧野騎手と菅原勲騎手。村上忍騎手騎乗のデューティアスは直線に入って伸びを欠き、2頭の追い比べに参加する事ができない。そうこうするうちに外からラトナラジュが前に迫ってくる。後方の差し馬勢も、次々外に持ち出して追い上げ始めるが、これらはちょっと間に合わないか。

 残り100m、かろうじてエクスラベルを交わしたトチノヒリューに外ラトナラジュが迫る。トチノヒリューの方はもういっぱいいっぱい、勢いでは明らかに外ラトナラジュだが、トチノヒリューも懸命に粘る。2頭、少し間隔を開けた追い比べはゴール板までもつれたが、少し長い写真判定の末わずかにハナ差でトチノヒリューが先着していた。
 そして3着争いは、最内エクスラベルがなんとか粘り切ったか、というところに12番人気ヤマショウデュラブと9番人気キヨサチビックが強襲。こちらはクビ差でヤマショウデュラブが3着を奪い取り、結果5番人気→6番人気→12番人気で決まった馬番3連単は42万8840円の大波乱となった。
 
 勝ったトチノヒリューは父サクラチトセオー・母サンエイラヴリイの牡6歳。一時はA2まで上がった事があるが最近は勝ち星に恵まれず、この勝利が昨年3月以来の勝ち星となった。

■ 勝利ジョッキーコメント
 最近は夏負け気味でそれほど調子はよくなかった。いくらか良くなって来た感じだけど、調子の良かった盛岡戦でも全然走らなかったくらいだし、正直どこまでやれるかな?という気持ちだった。それが最後まで粘るんだからね。元々力はある馬で真面目に走ってくれればこれくらい戦える馬なんだけど、それにしても良く走ったね。(菅原 勲騎手)

出馬表・過去成績 NAR出馬表 新設
競走条件 55kg、牝馬2kg減。転入後1走以上
優先出走権
レース名の由来 「猊鼻渓」「猊鼻渓(げいびけい)」:一関市東山町の砂鉄川沿いにある渓谷。全長約2kmにわたり石灰岩の絶壁や奇岩が連なり、これを見ながらの舟下りが有名です。
一関市 猊鼻渓解説ページ

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2044 161 3連複 24985 26
複勝 1099 210/69/29 3連単 87162 15
枠連複 8185 181 ワイド 6401 102/40/31
馬連複 24535 296
馬連単 28646 148
183057



8月16日(土) 9R
特別 第2回 種山高原賞 /C2・水沢ダ1600m・馬齢 曇・稍重
マンハッタンナイト3馬身差完勝!「東幹久杯」勝者はまたもや小林騎手NAR成績
種山高原賞1番人気マンハッタンナイトが3馬身差で完勝した(Photo/横川典視)
C2級の特別戦・「東幹久杯 種山高原賞」は圧倒的1番人気のマンハッタンナイトが完勝。鞍上の小林俊彦騎手は6月のジューンCに続き「東幹久杯」を連勝した。
 12頭がほぼ一線のスタート、その中から数頭が先行争いに飛び出していく。最初の4コーナーから1周目のスタンド前に入ってもまだ続く競り合いの中から抜けてきたのは1番人気のマンハッタンナイトだった。

 単勝支持率で60%ほど、圧倒的といえる1番人気に支持されたマンハッタンナイトが果敢にハナを奪う。すぐ隣にややかかりながらついていくのはアッパージーン、そしてタツキミコ、ケイアイノーブルらも一団。
 というか、スタンド前あたりまでは10頭ほどがゴッチャ、その後マンハッタンナイトが少しペースを上げ気味にしていくらか馬群が縦長になったが、このごちゃつきぶりは1〜2コーナーに入ってもまだ続いていた。

 向こう正面に入ったら今度は外目の馬が続々上昇を開始。ケイアイノーブルやゴールドシャトー、アッパーヤードらが前へ前へと上がっていきそして次々先行グループに集まってくると、その割を食う形でそれまで先行集団にいたタツキミコやレオジュリアンが後に追いやられる。結局楽に走っているのは先頭を行くマンハッタンナイトのみ。後続がかかり気味に食い付いてくるとはいえ、他馬と押し合いへし合いする事もなくマイペースで進めたのは、こんな展開の中では非常に有利だったようだ。

 案の定、と言うべきか、3コーナーでマンハッタンナイトが仕掛け始めた時、アッパージーンやケイアイノーブル、ゴールドシャトーらはついていけなくなっていた。2番人気タツキミコや4番人気レオジュリアンは既に最後方あたりにまで押し込まれており、勢いよく上がってきているのは内ラチ沿いを抜けてきたミステリーチューンにオイコミジョウズ、そして外から追い上げるウインドアースやベルモントエリカ。気がつけば2番手争いをし始めたのは、8番人気だとか11番人気だとかの人気薄の馬たちになっていた。

 4コーナーから直線に入ってもまだ余裕の手応えのマンハッタンナイト。直線は左右に少しヨレそうになるシーンも見られたが、すでに数馬身のリードを作ったあとではそれも愛嬌。問題なく立て直してしっかりゴールを駆け抜け、2着に3馬身差をつけて完勝した。

 そして2着争い。これは4コーナーで内から抜けてきた2頭、ミステリーチューンとオイコミジョウズの戦いに終始。最後まで競り合いが続いたが、ゴール前50mほどでわずかに前に出たミステリーチューンが押し切った。オイコミジョウズは3着、外に回ったウインドアースは伸びきれず、オイコミジョウズからさらに2馬身半離れた4着に食い込むのが精一杯だった。
 勝った馬こそ1番人気のマンハッタンナイトだったが、2着は8番人気、3着は11番人気。1番人気馬が勝ったにもかかわらず3連単配当11万9600円の波乱の決着となった。

 勝ったマンハッタンナイトは父マンハッタンカフェ・母タイニーナイトラヴの牡4歳。6月の転入初戦を圧勝して現級では力上位をアピールしており、このクラスでの特別勝ちも時間の問題と思われていた。これで転入後4戦3勝2着1回。

 なお、このレースは『東幹久杯』として行われており、表彰式には東幹久さんが登場、プレゼンターを務めた。(写真は優勝馬関係者・ファンらを交えた記念写真)

出馬表・過去成績 NAR出馬表 07年結果
競走条件 55kg、牝馬2kg減 転入後1走以上
優先出走権
レース名の由来 「種山高原」・・・水沢競馬場から東、奥州市・遠野市・住田町にまたがる物見山(871m)とその周辺の高原地帯を「種山高原」とよびます。宮沢賢治はここの風景を非常に愛したといわれ、種山高原には風の又三郎の銅像や賢治の詩碑があります。
物見山の山頂には国土交通省の「物見山レーダー雨量観測所」があり、この建物は水沢競馬場からでも遠望することができます。

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 4985 2989 3連複 49779 141
複勝 2019 619/42/50 3連単 179886 111
枠連複 24947 2963 ワイド 10000 314/172/41
馬連複 33846 1069
馬連単 52689 1266
358151



8月17日(日) 9R
特別 第2回 風鈴賞 /C1・水沢ダ1800m・別定 小雨・不良
ハナ・ハナの激戦をパラダイスオピウムが凌ぎきる!NAR成績
風鈴賞パラダイスオピウムがハナ差で粘りきった(Photo/横川典視)
 好調馬が揃った風鈴賞は人気上位馬がゴールまで接戦を演じる激戦となった。最後は3頭横一線となったが、その中でパラダイスオピウムがハナ差で勝利をもぎ取った。
 前走優勝馬や特別戦上位入着馬がずらりと並んだ風鈴賞。1番人気は夏油賞2着のサンワードグロー、2番人気は転入後6戦5勝のパラダイスオピウム。タイキサファリが3番人気、以下クードゥフードル、ケイジーウィザードと続いてこの5頭が単勝10倍以下の支持を受けた。
 いずれもここまで一進一退の攻防を繰り広げてきたライバルたち、それぞれの出方も分かっているだけになおのこと激戦になる事が予想された。

 が、スタートでいきなり波乱があった。1番人気のサンワードグローがダッシュつかず、4番人気クードゥフードルも上に跳ねるような格好になって、この2頭が出遅れてしまったのだ。サンワードグローはほとんど最後方まで下げざるを得ず、序盤から大きなハンデを背負う事に。
 ハナを奪ったのはプリズンガール。パラダイスオピウムが好ダッシュを決めたところを外から捲ってしまったのだが、この馬もスピードがある馬、無理に押したとかかかっていったとかというわけではない。実際ペースもそれほど速くならず、このメンバーならむしろスローといってもいいくらいの流れに収まった。

 最初のスタンド前ではプリズンガールを先頭に2番手パラダイスオピウム、3番手にエアセイレン。4番手は内タイキサファリ、外ケイジーウィザードが前後し、その後にハートウォーマー。クードゥフードルは7番手、サンワードグローは8番手。ペースが遅いと見た各馬は無理に動かずガッチリと固まり始める。ここで内に入っていたタイキサファリと外に出していたケイジーウィザードの位置取りが後の結果に影響する事になるが、ここではまだそれぞれ自分のポジションにいるという印象。

 向こう正面に入ってもまだほとんど位置取りが変わらず、淡々と進んでいった馬群だが、残り800mを通過したあたりでプリズンガールの手綱が動き始めた頃から後続の動きが活発になった。
 2番手パラダイスオピウムがじわっと前に並びかけようとするところ、ケイジーウィザードも外から仕掛けて3番手に上がる。タイキサファリは内に入ったまま行き場所が無くなっており、その後のクードゥフードルもやや詰まり気味。サンワードグローは外を回って5番手あたりに迫っている。
 プリズンガールは、しかしさすがは快速馬。手綱が動き始めたとはいえ簡単には失速しないで粘り続ける。後続が頑張ってこれを交わそうとした事で全体のペースがなし崩しに上がっていき、外から追い上げようとする馬、内で押し返そうとする馬が入り乱れての位置取りの奪い合いが展開。直線に入る頃も10頭がほとんどひとかたまりになったまま、先頭パラダイスオピウムを巡って各馬必死の攻防となった。

 直線、パラダイスオピウムが先頭も脚色には決して余裕がない。とにかく懸命にゴールを目指すパラダイスオピウム。ケイジーウィザードが2番手にいるが、こちらも並んでしまうと脚色が同じになってしまう馬、パラダイスオピウムを交わすに交わせず苦戦中。
 そしてここに、ようやく外に持ち出したタイキサファリが追い上げてきた。サンワードグローも外を捲り上げて迫ってきたが、こちらはタイキサファリの1馬身ほど後に迫るのが精一杯、あとはムチを入れられながらも徐々に引き離されていく。

 ここまでずっと1馬身ほどのリードを守ってきたパラダイスオピウムだったが、ゴール寸前、ついに目に見えて脚勢が衰えた。ケイジーウィザードはタイキサファリに並ばれた事で息を吹き返し、タイキサファリと2頭で並んで差を詰めてくる。パラダイスオピウムのリードが一気になくなり、3頭がほぼ並んだところがゴール。写真判定の結果、パラダイスオピウムが辛くもハナ差、リードを守り切っていた。

 勝ったパラダイスオピウムは父ダイタクリーヴァ・母スーパーセブンの牝4歳。園田でデビュー、その後金沢に移って24戦をこなしたが勝ち星を加える事ができなかった。この6月に岩手に移籍して初戦を完勝すると勢いに乗り、その後6戦して5勝2着1回のパーフェクト。久々の中距離戦も何とか乗りきり、これで岩手での成績を7戦6勝とした。

■ 勝利ジョッキーコメント
 折り合いがつく馬なので距離は心配していなかったのですが、スタートから手応えが今ひとつ。包まれたら終わりだと思ってとにかく前を譲らなかった。いつもならもっと手応えよく行ける馬なんですが、いくらか疲れがあったのかもしれません。とはいえこのメンバーで勝ったのだから、良く走ってくれましたよ。(阿部英俊騎手)

出馬表・過去成績 NAR出馬表 07年結果
競走条件 C1級56kg、C2級55kg、牝馬2kg減 転入後1走以上
優先出走権
レース名の由来 風鈴・・・南部鉄器の産品の一つ・風鈴にちなむ。毎年JR水沢駅で行われる風鈴の飾り付けは夏の風物詩として親しまれ、環境省が認定する『日本の音風景100選』にも選ばれています。

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2436 305 3連複 44016 1161
複勝 1417 135/317/173 3連単 170064 783
枠連複 15591 787 ワイド 8541 240/314/561
馬連複 32500 1283
馬連単 42661 692
319926



8月18日(月) 9R 
重賞 第13回 クラスターカップJpn3 /OP・水沢ダ1400m・別定 晴・稍重
初遠征・初重賞・初優勝!デビュー3ヶ月の新人騎手が堂々グレード制覇!!NAR成績
クラスターカッププライドキム復活。鞍上の新人らしからぬ騎乗ぶりも光った(Photo/横川典視)
 水沢競馬場ダート1400mのグレードレース・第13回クラスターカップは8番人気の船橋・プライドキムが快勝。鞍上の川島正太郎騎手はデビュー3ヶ月でグレードレース制覇を成し遂げた。
 当初12頭の出走予定馬から岩手・トーホウライデンが取り消して11頭立てで争われたクラスターC。人気はJRA勢4頭に集中、1番人気は1.8倍でフェラーリピサ、2番人気は3.8倍でトーセンブライト、以下メイショウバトラー4.5倍、タイセイアトム4.8倍。
 5番人気の船橋・コアレスデジタルが46.5倍というオッズなのをみれば“JRA勢以外は何もいらない”と言わんばかりの集中ぶりだ。

一周目スタンド前の直線 スタンド前右手からのスタートはおおむね横一線。そこからまずディープサマーが、そして外からタイセイアトムが一気にハナを奪いに出る。ダイワメンフィスは先行争いの中で行ききれず、最内メイショウバトラーは、ハナに立てないまま1コーナーを迎えて控えざるを得なくなった。フェラーリピサは先行争いには参加せず中団を確保。これで先頭タイセイアトム、2番手ディープサマー、以下外にプライドキム、内にメイショウバトラー、これを追ってトーセンブライトという形で先行集団のポジションが決まった。

 逃げるタイセイアトムのペースは最初の3ハロン36秒台前半というあたり、そう無茶に速いという感じではない。追走する馬群はいくぶん縦長になってはいるが、各馬とも普通に折り合いながら進んでいる。向こう正面に入った頃には先行グループに有力馬が密集、メイショウバトラー・トーセンブライト・フェラーリピサの上位人気3頭が横に並ぶシーンも見られた。
 3コーナー、依然としてハロン12秒台前半をキープしながら逃げ続けるタイセイアトムだったが、いよいよ加速して後続を突き放そうという時、外からプライドキムが抜群の手応えで並んできた事で目算が狂った。
 やや速めの息の入らない流れをつくって、後続に脚を使わせつつ自身はセーフティリードを作る、というのがこの馬の戦法。ここで突き放してしまいたかったのだが、プライドキムが持ったままの手応えで並んでき、さらにそれを追ってフェラーリピサが動いてきたためにタイセイアトムにとっては苦しい展開になってしまった。

 直線の攻防の主役はもう、明らかにプライドキムだった。タイセイアトムを難なく交わし、勇躍先頭に躍り出たプライドキム。脚色は全く衰えず、高々と砂を蹴立てて驀進している。
 これに外から並びかけようとするフェラーリピサ。4コーナーから直線に入るあたりの勢いはプライドキムよりもよく見えた。フェラーリピサ鞍上の岩田騎手も「この手応えなら勝てると思った」とレース後に振り返ったほどだ。しかし、1馬身ほどの差が半馬身かそれ以下にグッと縮まったのもつかのま。並ばれかけたプライドキムが再び突き放し、そしてリードを拡げ始める。

 直線半ばあたりで勝負は決した。1馬身ほどのリードを作ったプライドキムは最後までスピードを鈍らせることなくゴールイン。若き鞍上は大きなガッツポーズで自らの勝利を飾ってみせた。
 1番人気フェラーリピサはついに差を詰める事ができず2着でゴールイン。4馬身離れてトーセンブライトが3着。以下タイセイアトム、コアレスデジタルと続いた。

川島正太郎騎手 勝ったプライドキムは父アフリート・母ステファーナの牡6歳。JRA時は2歳時から活躍、04年兵庫ジュニアGPG3、全日本2歳優駿G1を連勝してダート2歳の頂点に立った。しかしその後1年半にわたって勝ち星を手にする事ができず、07年初頭より船橋に移籍していた。これが全日本2歳優駿以来となるグレードタイトル。

 また、鞍上の川島正太郎騎手は今年5月にデビューしたばかりの新人ジョッキーで、自身初の南関以外での騎乗、初の重賞騎乗でいきなり結果を出して見せた。同騎手は平成2年10月生まれの17歳。地方競馬初の平成生まれのグレードウイナーであり、交流重賞史上最年少での優勝ともなった。なおプライドキムを管理する川島正行調教師は父。

 クラスターカップの歴史では、2000年・第5回優勝のゴールデンチェリー(愛知)以来となる地方馬による制覇。


■ 勝利ジョッキーコメント
 気合いをつけてある程度前に行ってしまえという指示をもらっていたので、その通りに乗りました。3コーナーあたりから仕掛け始めたのですが手応えがよくて、前の馬に並んだ時も反応も手応えも良く、もしかしたら勝てるんじゃないか?って。どれくらいなら勝てる、と安心できるほど経験がないので、とにかく最後までがむしゃらに追っていきました。ゴールまで勝てるかどうか無我夢中でしたが、ゴールしたら自然に身体が動いてガッツポーズがでてしまいました。このチャンスをくださった馬主の方と調教師の先生に感謝したいです。思いがけず重賞を勝てましたが、これで満足することなく、G1を目標に頑張っていきたいです。(川島正太郎騎手)

出馬表・過去成績 NAR出馬表 07年結果 06年結果 05年結果
競走条件 4歳以上56kg、3歳54kg、牝馬2kg減
8月8日までのG1 1着馬3kg、G2 1着馬2kg、G3 1着馬1kg加重(ただし、2歳時の成績を除く)
※G1、G2及びG3競走は、それぞれJpn1、Jpn2及びJpn3競走を含む
優先出走権
レース名の由来 「クラスター」・・・Cluster。英語で「星団、集団、ぶどうの房」などの意。平成8年の盛岡競馬場開場を契機とした本格的な中央、地方競馬の交流・連携をクラスターとイメージして名付けられた。夏季に短距離で競われる全国交流ダートJpn3競走。

発売票数 的中票数
単勝 33939 355 3連複 146364 1325
複勝 24030 283/6849/3893 3連単 730521 267
枠連複 41242 560 ワイド 39060 332/191/7227
馬連複 123790 642
馬連単 161014 281
1298960


Copyright(c)2011 IWATE KEIBA KUMIAI All Right Reserved.