この菜の花賞は、春の3歳牝馬戦線の行方に直結する重要なレースになります。過去3年とも菜の花賞の優勝馬が留守杯日高賞でも上位争い。菜の花賞と留守杯日高賞は同じ条件、かつ中1〜2週で連続するとなれば、菜の花賞時の調子や状態が留守杯日高賞にも引き継がれる・・・。こちらで好調だった馬は次戦でも好調をキープ、となるのはある意味当然でしょう。
しかし今回は、ちょっと難解な気配が充満しています。水沢マイルの実績が無い馬ばかり、というのはあまり気にしなくて良いでしょう。昨年は水沢マイルに勝ち星があった3頭で1〜3着が決まりましたが、このレースの歴史からすればそちらの方がレアケースであって、過去のほとんどの場合はマイル実績のない馬ばかりが集まっていました。
問題は近走の状態でしょう。過去に遡っていけば重賞勝ち馬や特別勝ち馬がいるのですが、近走成績で一番いいのはダイショウルシアンの2着で、他のほとんどは勝ち馬から秒単位で引き離される敗戦。叩いて良化する事を期待しても状態把握が難しいところです。
とはいえ、出走馬の素質そのものは、牡馬の有力どころと互角に戦ってきた馬もいてそれほど見劣るとは思えません。“マイル戦の実績が無い馬ばかり”と書きましたが、3歳春のこの条件で変身していい血統の馬もそこここにおり、これからの重賞路線を引っ張るような馬が現れてほしい、というのも決して期待しすぎではないでしょう。
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