■今週の注目レース−観戦のポイント

 4月12日(土) (特)岩手日報杯 B1・水沢ダ2000m

 4月13日(日) (特)菜の花賞 3歳牝・水沢ダ1600m

 4月14日(月) (特)大屋梅賞 C1・水沢ダ1600m


4月12日(土) 10R
特別 第26回 岩手日報杯 /B1・水沢ダ2000m・別定 

 土曜メインの岩手日報杯はダート2000mの中距離戦。今季は4レース設定されている水沢ダート2000mのレースですが、このレース以外はすべて秋〜冬の後半戦に行われますので、前半戦はこれが唯一の2000m戦となります。

 2000mというややレアな条件でもあり、実際、出走メンバーはダート2000mでの優勝経験が無い馬ばかり。水沢2000mに限れば出走経験がある馬自体がわずか2頭、距離適性がどう影響するか非常に気になります。
 ただ、昨年のこのレースを勝ったのがダート1800mで5戦(JRAを含めれば6戦)1勝、それ以上の距離の出走経験がなかったトーホウライデンで、僅差の2着に入ったグラスホープは1800m5戦0勝。3着のコアレスブームがようやく1900mでの優勝経験と2400mの出走経験をもっており、他の上位馬を見ても1800mの距離経験があれば十分という印象でした。
 ということであれば、今回の出走メンバーは1800mの経験は豊富ですから、ひとまず距離適性面は互角、あとは純粋に力関係の勝負で、紛れがあるとすればコース状態の影響による展開・脚質の差という事になるのではないでしょうか。

出馬表・過去成績 NAR出馬表 07年結果 06年結果 05年結果
競走条件 B1級56kg B2級以下55kg 牝馬2kg減
優先出走権
レース名の由来 「岩手日報」:岩手県内を主要エリアとする新聞社で、その社名を冠とした競走。


4月13日(日) 10R
特別 第8回 菜の花賞 /3歳牝馬OP・水沢ダ1600m・馬齢

 この菜の花賞は、春の3歳牝馬戦線の行方に直結する重要なレースになります。過去3年とも菜の花賞の優勝馬が留守杯日高賞でも上位争い。菜の花賞と留守杯日高賞は同じ条件、かつ中1〜2週で連続するとなれば、菜の花賞時の調子や状態が留守杯日高賞にも引き継がれる・・・。こちらで好調だった馬は次戦でも好調をキープ、となるのはある意味当然でしょう。

 しかし今回は、ちょっと難解な気配が充満しています。水沢マイルの実績が無い馬ばかり、というのはあまり気にしなくて良いでしょう。昨年は水沢マイルに勝ち星があった3頭で1〜3着が決まりましたが、このレースの歴史からすればそちらの方がレアケースであって、過去のほとんどの場合はマイル実績のない馬ばかりが集まっていました。

 問題は近走の状態でしょう。過去に遡っていけば重賞勝ち馬や特別勝ち馬がいるのですが、近走成績で一番いいのはダイショウルシアンの2着で、他のほとんどは勝ち馬から秒単位で引き離される敗戦。叩いて良化する事を期待しても状態把握が難しいところです。

 とはいえ、出走馬の素質そのものは、牡馬の有力どころと互角に戦ってきた馬もいてそれほど見劣るとは思えません。“マイル戦の実績が無い馬ばかり”と書きましたが、3歳春のこの条件で変身していい血統の馬もそこここにおり、これからの重賞路線を引っ張るような馬が現れてほしい、というのも決して期待しすぎではないでしょう。

出馬表・過去成績 NAR出馬表 07年結果 06年結果 05年結果
競走条件 牝馬53kg
優先出走権 1・2着馬に留守杯日高賞(4/29水沢ダ1600m)の優先出走権が与えられます。
レース名の由来 「菜の花」:春に咲くアブラナ科の黄色い花より。その種から取れる油は古くから菜種油として利用されていたほか、花もおひたしやあえものになる。岩手県内の見頃は4月から5月にまたがる。東北農業研究センター(盛岡市)の菜の花畑が有名です。


4月14日(月) 10R
特別 第10回 大屋梅賞/C1・水沢ダ1600m・別定

 月曜日の大屋梅賞には12頭が登録。ほとんどが前走1着という豪華なメンバーになっています。
 前走成績でみれば、C1級一組のマイル戦で2着を1秒ぶっちぎったコスモパライソが目に付き、二組戦でそれとほぼ同タイムで勝ち、2着を0.8秒ちぎっているテンポウキングにも目がいきます。どちらも水沢マイルで2勝目、昨シーズンのクラスも比較的上位で、まずはこの2頭が有力と見ていいでしょう。

 他では昨シーズンの特別・銀嶺賞でテンポウキングに先着しているオンワードリリカ。水沢マイルに2勝の実績があり、前走は1400m戦を好タイムで圧勝しています。また、通算50戦目にして2勝目を挙げたバルクも上級クラスで活躍していた馬だけあってマイルはお手の物。
 結局は昨シーズンB1級〜B2級上位で好走していた馬が中心という事になるのではないでしょうか。

出馬表・過去成績 NAR出馬表 07年結果 06年結果 05年結果
競走条件 C1級56kg C2級55kg 牝馬2kg減
優先出走権
レース名の由来 「大屋梅」:テレトラックが所在する秋田県横手市の「市木」とされ、1200年程前に小野春風の出羽征伐に随行した二人の武将がこの地に住みつき、梅を栽培したのが始まりと言い伝えられている。
 この人が植えた梅は「江津の庭梅」と呼ばれ、菅江真澄の紀行文「雪の出羽路」にて賞賛されるほどの見事な老梅だった。この江津の庭梅がたくさんの大屋梅林の元になり、大屋地区を美しい「梅の里」にした。
 現在は推定樹齢400年から300年ほどの老梅が各家の庭に点在しており、春には見事な花を咲かせつづけている。

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