■ 4回盛岡 重賞・特別レース結果 取材・文/テシオ編集部
ラ・フランス賞 せきれい賞 マーキュリーC ジュライC オパールC 若鮎賞

2007年7月14日(土)10R 蹄声会会長杯
特別 第1回 ラ・フランス賞/A2・盛岡芝1700m・別定 小雨・稍重
エルハーベンハイト 芝で念願の初勝利!NAR成績NAR出馬表

エルハーベンハイトが14戦目にして初勝利を挙げた (P/横川典視)
 新設の芝特別・ラ・フランス賞は1番人気のエルハーベンハイトが人気に応えて優勝。初特別勝ちを果たすと共に、自身のキャリアでの初勝利を挙げる事にもなった。
 これといった存在がない、難解なレースとなったラ・フランス賞。専門紙各紙を見比べても本命の印があちこちに散らばるような状況で、ダート戦での成績をもとにエルハーベンハイトが1番人気にはなったが、圧倒的というよりは全体的に散らばった、割れた支持となっていた。

 レースで先手を奪ったのはマイネルアルバだった。稍ごちゃごちゃとしかかった中をマイネルアルバが抜けだしてくると、その後をマイネルクリプトやエルハーベンハイト、サクラスターダムらが追い、スタートで出遅れたアッパージーンだけが少し置かれ気味。

 逃げるマイネルアルバにマイネルクリプトが競りかけるような展開。1コーナーにかかる頃にはすでに2頭の争いは激しくなっており、10頭ながら馬群は縦に長い、ばらける展開。向こう正面に入ったところで前2頭の争いはようやく落ち着くが、そうすると今度はエルハーベンハイトやサクラスターダム、トミケンブリアールらが差を詰めてきて前の2頭の直後に迫る。

 直線に入ってもまだ先頭を譲らないマイネルアルバ。外から迫るエルハーベンハイトやサクラスターダム、内のトミケンブリアールらの追撃に懸命に耐える。がしかし、マイネルアルバの抵抗は坂を登り切るあたりまで。前を争う4頭の中からエルハーベンハイトがグッと抜け出し替わって先頭に立つと、その勢いのまま他を突き放しにかかる。
 あっという間に3馬身ほど前に出るエルハーベンハイト。サクラスターダムもムチを連打して追撃し、そして外からはタイキスペクトルも一気に脚を伸ばして襲いかかって来るが、エルハーベンハイトまで1馬身ほどに迫るところまで。結局、抜けだした時につけたリードを活かしきってエルハーベンハイトが先頭でゴールインした。

 2着はタイキスペクトル、3着はサクラスターダム。やや離れた4着にプリンセスワールドが入り、逃げた2番人気のマイネルアルバは直線失速して6着に終わった。

 勝ったエルハーベンハイトは父アドマイヤボス、母ミサトヘルメスの牡4歳。JRA未勝利から1年余の休養を経てこの春岩手に転入。徐々に着順を上げてきて、得意の芝で待望の初勝利を挙げた。

■ 勝利ジョッキーコメント
 ダートだとちょっとズブイところがある上に、3コーナーくらいで下がって外から被せられる、というレースになるのですが、芝だとそういう事が無く乗りやかったですね。今回はいつでも動ける位置をずっとキープできましたしね。ダートでもそんなに悪くはないですが、やはりこの馬は芝の方が合うタイプなのでしょう。まだ若いし、伸びる余地もあるのではないでしょうか。(村上 忍騎手)
優先出走権
レース名の由来 「ラ・フランス」・・・洋なし。フランスで発見され、明治時代に日本に導入されました。以前は缶詰用・加工用としての需要が多かったのですが、近年は生食用として人気が高まっています。日本で作られる洋なしの約7割をラ・フランスが占め、そのなかでも山形県が主要な産地となっています。

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 1283 356 3連複 25435 630
複勝 948 176/107/86 3連単 78157 552
枠連複 7285 795 ワイド 6066 464/225/156
馬連複 22026 1873
馬連単 27159 1221
168359



2007年7月15日(日)10R
重賞 第29回 せきれい賞/オープン・地方競馬全国交流・盛岡芝2400m・定量 曇・良
そうだお前がNo1! サイレントグリーン重賞VNAR成績NAR出馬表
 2馬身半差の完勝。板垣吉則騎手の勝利のサインが決まった (P/横川典視)
 芝2400mの重賞・せきれい賞。他地区から4頭の遠征馬を迎えて14頭立てのフルゲートで争われたレースは1番人気のサイレントグリーンが2馬身半差をつけて完勝。このレースでは2年ぶり3度目の優勝を飾った。
 何がハナに行くのか、騎乗する騎手の間でもあれかこれかと話題になっていたのだが、ポンと飛び出していったのは菅原勲騎手騎乗のマルタカキラリーだった。
 ダッシュを効かせてハナに立っていったマルタカキラリー。最初は後を引き離す形になったがすぐにペースダウン、そこにタイキリオンが2番手に上がってきて以下トウカイトニー、コスモダーク、そしてサイレントエクセル。逃げるかと思われたベルモントシーザーは中団になったが、位置取りが決まってみればおおむね納得の展開となった。

 先行している馬たちにはそれぞれ思惑があった。ハナに立ったマルタカキラリーは「追って切れるタイプではないからリードを作りたかった(菅原勲騎手)」、タイキリオンも同様に「この距離では溜めても伸びない。だったら前につけて粘らせようと(村松学騎手)」。スローペースになっても固まって馬群を形成していた中団以下に比べると前の2頭は「これが自分の生きる道」とばかりに始めから思い切った勝負に出ていた。この辺が前2頭の腰の据わった走りにつながっていたようだ。
 そんな中、4番手の内につけていたサイレントグリーンは「出すに出せなくなったのもあったけど、タイキリオンの後にいればそうそう前が詰まる事はないと思って、ずっとそこにいる事にしました(板垣吉則騎手)」と我慢のポジション。しかし決して折り合いに苦しむでもなく、楽な手応えでその位置を確保し続ける。
 一方中団以下の馬群では、川崎のコスモダークやマイネルアルドーレが先行グループの直後、ベルモントシーザーやマツリダアーティスを挟んで大井のトネノキング・トネノヒカリは後方から。外目にいる馬はコーナーのたびに内に3頭4頭もいる外を回さねばならず、見ているだけでも辛い位置取りだ。

 ほぼそのままの位置取りでさしかかった2周目の3コーナー、マルタカキラリーがペースを上げ始めていよいよレースが動きだす。ぴったり追っているのはタイキリオンとサイレントグリーン。外につけていたトウカイトニーやナイキアヘッドは直線に入ったところで苦しくなり、替わって川崎勢2騎が内に突っ込んでくる。
 直線の坂にかかるあたりでもマルタカキラリーのリードはまだ1馬身強。タイキリオンやサイレントグリーンも追い上げるがここではまだ脚色が一緒で、マルタカキラリーの逃げ切りが成ったかに思われた。
 しかし残り100m、いよいよエンジンがかかったサイレントグリーンがマルタカキラリーの外に持ち出すと、並んだ瞬間すでに勝負あったと思わせるほどの抜群の瞬発力を発揮する。まさに“並ぶ間もなく”という伸びであっという間に前に出、後は後続をただ置き去りにするだけ。圧倒的な伸び脚でそのままゴールに飛び込んだ時には2馬身半の差をつけていた。
 勝ったサイレントグリーンは父サニーブライアン、母ピンクサファイアの牡7歳。過去2度の岩手最優秀ターフホースに輝いた同馬だが、昨年はライバルの後塵を拝してついに未勝利。しかし今季は前哨戦・かきつばた賞で久々の勝利を挙げ、復活気配を見せてきていた。これで盛岡芝2400mは8戦6勝2着1回3着1回、まさにこの条件の申し子といえる成績だ。

■ 勝利ジョッキーコメント
 ずっと内につける形になりましたが、前にマルタカキラリー、タイキリオンなら直線まで詰まる事はないだろうと思っていました。1周目のスタンド前でちょっとかかった時、外に出すかなとも考えたのですが、ペースもペースだし無理に出さなくてもいいかと。結果的にはそれで良かったですね。マルタカキラリーを交わす時は凄い反応で、それまで脚を溜めていた分、最後にいい脚が使えたのではないでしょうか。前走よりも今回の方が強いなと思うレースでした。後は、マイルや1700mで1つ勝たせてやりたいですね。(板垣吉則騎手)
優先出走権 このレースは「JRA天皇賞・秋 ステップレース代表馬選定競走」となっています
レース名の由来 「せきれい」・・・スズメ・セキレイ科に属する小鳥の総称で、多くは水辺に住み長い尾を上下に振る習性があります。セグロセキレイ・ハクセキレイ・キセキレイなどがおり、岩手県盛岡市の市鳥として指定される。

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 4540 2108 3連複 52453 636
複勝 2392 640/51/629 3連単 193467 553
枠連複 27364 933 ワイド 10918 274/1645/65
馬連複 45604 1108
馬連単 68296 1230
405004



2007年7月16日(月)10R
重賞 第11回 マーキュリーカップ JpnIII/3歳以上オープン・盛岡ダ2000m・別定 晴・良

9馬身差圧勝! シャーベットトーン待望のタイトルを手にNAR成績NAR出馬表
まさにポール・トゥ・ウィン。先頭を譲ることなく逃げ切って9馬身差。シャーベットトーンは強かった。 (P/横川典視)
 14頭が争ったダートグレード競走・マーキュリーカップJpn3。人気を集めたのはやはりJRA勢だったが、なかでもダントツの1番人気に支持されたシャーベットトーンがレースでも他を圧倒。9馬身差をつける圧勝で念願のタイトルを手にした。
 レースは序盤からシャーベットトーンが支配した。スタート後の先行争いを押さえて先頭に立つシャーベットトーン。クーリンガーやエイシンロンバードも逃げられれば逃げたかったようだが、枠差もあって前に出切る事ができない。その後は無理をせず番手を確保、シャーベットトーンの後で流れに乗るのに専念する事に。
 この先行グループの直後にテンショウボスやストロングブラッド、エアウィード。外枠のサイレントエクセルは一瞬先行争いに加わるような勢いだったが、最初の直線を走り抜けながら中団に後退、エアウィードらのいる6、7番手につけている。

 グレードレースとしてはやや緩いペース、スローペースといっていいくらいの流れで進む馬群。向こう正面あたりではシャーベットトーンを先頭にクーリンガー、エイシンロンバード、サイレントエクセルらが3、4馬身の圏内に連なっているのを始め7頭ほどの先行グループが僅差にごった返すくらいだったが、のこり800mを過ぎたあたりから先行勢がペースアップ。特にエイシンロンバードがクーリンガーの外に並びかけていった事で俄然流れが速くなる。
 4コーナーを回る頃にはシャーベットトーンを先頭にエイシンロンバードとクーリンガー、そしてストロングブラッドとテンショウボスがひとかたまりのグループを形成、エアウィードとサイレントエクセルがいる次位グループは引き離されてゆき、勝負はこの前の5頭に絞られる。
 とはいえ、シャーベットトーンの手応えはあくまでも余裕で、押して押してついていってもまだ離され気味の後続とは歴然とした差があった。4コーナーから直線に向いたところでもまだ馬なり。ここでつけた2馬身ほどの差が、もはやセーフティリードにしか思えない。
 あとはワンサイドゲームだった。「先頭に立つと気を抜く馬で、前走もそれで負けているから今日は最後までしっかり気合いを入れようと(吉田豊騎手)」吉田豊騎手はリードが拡がっているのを分かっていてなお手綱を緩めず、むしろ勝ちを決めてからもビシビシと馬に気合いを入れる。シャーベットトーンもそれに応えて最後まで脚を止めず、ゴールした時には後続に9馬身、あわや大差という差をつけていた。

 離れた2着争いは、最後の最後まで競り合いを続けた末クーリンガーが2着を奪取。エイシンロンバードは3着に。4着争いはテンショウボスとストロングブラッドだったが、こちらはテンショウボスが4着を確保してJRA勢の掲示板独占を阻止した。

 勝ったシャーベットトーンは父ヘクタープロテクター、母ジェラートの牡5歳、白老ファームの生産馬。未勝利勝ちをダートで収めてからはダート路線に転向し、今年からは重賞にも出走するようになっていた。東海S3着などすでにG2級の走りを見せており、今回の勝利で秋のG1戦線へと弾みをつける事になった。

■ 勝利ジョッキーコメント
 行く馬がいれば2番手でも、と思っていましたが、他が行かなかったのでハナに。道中はずっとリズム良く走れ、最後もこれだけ差を拡げられたのだから完勝だと思います。ここまでちょい足らずの悔しい思いをしてきて、賞金が足りずに使いたいレースにも出られなかったのですが、これでレースの選択肢が拡がります。期待している馬、秋の活躍が楽しみです。(吉田豊騎手)
優先出走権
レース名の由来 「マーキュリー」・・・Mercury。英語で「太陽系第1惑星である水星」の意。夏季 中・長距離で競われる全国交流ダートグレード競走。

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 39566 24553 3連複 194409 31927
複勝 35075 19813/3767/3609 3連単 802333 47709
枠連複 89112 41645 ワイド 51074 8688/9983/2532
馬連複 168715 35089
馬連単 247285 41489
1627569


2007年7月21日(土)10R ABS秋田放送杯
特別 第8回 ジュライカップ/B1・盛岡ダ1000m・別定 小雨・良
トーホウハヤテ レコード駆けで特別制覇だ!NAR成績NAR出馬表

コースレコードて勝利したトーホウハヤテ (P/横川典視)
 今季2つめの1000m戦・ジュライカップ。1頭除外となって9頭で争われたレースはゴール寸前で体勢が変わる激戦。トーホウハヤテが僅差で差し切り、盛岡ダート1000mのレコードを3年8ヶ月ぶりに更新した。
 最初の枠入りがほぼ終わったと思われた時、それまでもゲート内で何度か暴れる素振りを見せていたアゲートから騎手が下馬。同馬はそのまま除外となりレースは10頭立てから9頭立てになる。
 この間、一度ゲートに入っていた他の馬もいったんゲートを出て仕切り直しとなったのだが、すでに気合いを乗せてイレ込みかけていた馬もおり、この枠入りのやり直しがその後の行方に微妙な影を落としていたように思える。

 再度のファンファーレ、そしてスタート。飛び出していったのはタケデンハヤカゼ、それを最軽量49kgのユーセイキャロル、1番人気ヤマニンシンバルが追い、直後にハートウォーマー、ナイキザフォース、ヒデノウラノスにゲンパチコジーン。トーホウハヤテはスタート直後は最後方あたりを追走している。
 スタート後の一団の隊形から徐々に縦長になってゆく馬群。3コーナーにかかる頃には1馬身毎に縦に並ぶような感じになって勝負所へと突入していく。

 逃げるタケデンハヤカゼの手応えはなかなか衰えず、直線に向いてもまだスピードが衰えない。ついて回るヤマニンシンバルやユーセイキャロルの方が伸びを欠き、差を詰めるよりはむしろ差が開いていくくらいだ。坂を越えて残り100m、タケデンハヤカゼとヤマニンシンバルの差は依然1馬身ほど、ヤマニンシンバルがやや盛り返して差を詰めかけたものの、坂を越えたあたりからは2頭脚色が一緒。このままタケデンハヤカゼの逃げ切りかと思われた。
 しかし、その時外から猛然と伸びてきた馬がいた。それがトーホウハヤテ。向こう正面では最後方、そこから内ラチ沿いを徐々に上昇すると3〜4コーナー中間ですっと外に持ち出し、ゲンパチコジーンやナイキザフォースを並ぶ間もなく捉えると、その勢いを今度は前の2頭にぶつけてきたのだ。
 残り100mで前との差はまだ4馬身弱。そこからぐいぐい伸びると残り50mほどでヤマニンシンバルを交わし、そしてゴール寸前でタケデンハヤカゼを捕まえる。内外離れて体勢は微妙だったが、リプレイを見れば明らかにトーホウハヤテが先着。着差はクビ。勝ちタイム59秒9は盛岡ダート1000mの新レコードとなった。2着はタケデンハヤカゼ、3着にヤマニンシンバル。離れた4着にユーセイキャロルが入った。

 勝ったトーホウハヤテは父トーホウキング、母テルノビクトリの牡7歳。トーホウキングの初年度産駒にあたり数少ない産駒の一頭。昨冬転入時はA級に入り苦戦したが、今シーズンはB級に降級してこれで2勝目となった。

■ 勝利ジョッキーコメント
1回目の枠入りの時はちょっと気合いが足りなくてモサッとしていたけれど、2回目の時に気合いが乗ってきました。スタートから追っつけ通しでしたが、内から外に出したら良く伸びてくれた。最後は内外離れていたんで自分でも勝ったかどうか分からなかったですけれどね。やはり短距離向きの馬なのではないでしょうか。(小林俊彦騎手)
優先出走権
レース名の由来 「ジュライ」・・・July。英語で「7月」の意。

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 3507 426 3連複 38483 542
複勝 1232 275/65/322 3連単 148994 142
枠連複 21063 147 ワイド 9365 60/798/153
馬連複 32809 219
馬連単 49825 224
292820



2007年7月22日(日)10R 盛岡さんさ踊り30周年記念杯 菊花賞ステップ競走代表選定競走
重賞 第8回 オパールカップ/3歳OP・地方競馬全国交流・盛岡芝1700m・馬齢 晴・良
ボスアミーゴ完勝! 岩手の芝に敵無しだNAR成績NAR出馬表
ガーベラ賞に続いて余裕の勝利を飾ったボスアミーゴ (P/横川典視)
 芝の地方競馬全国交流重賞・オパールカップは1番人気のボスアミーゴか完勝。岩手の芝に敵はない事を改めてアピールした。
 地元勢9頭・遠征馬5頭の14頭が争ったオパールカップは、スタート直後に2番人気ハイベットタイムが落馬・競走中止、そのあおりを受けて3番人気サイレントステージが出遅れるという波乱から幕が開いた。
 先行争いで飛び出していったのはネバーオブライト。初芝とは思えぬ勢いでダッシュを効かせてハナを奪うと、笠松・キャプテンハートやカネショウエリートを従えてレースをリードする。逃げもあるかと思われた川崎・イチモンジは控えて中団に退り、出遅れたサイレントステージが馬群を縫って上昇。断然の1番人気ボスアミーゴは馬群の外、中団からやや後方を追走する。

 1〜2コーナーは1馬身ほどの差をつけつつ逃げていたネバーオブライトだったが、外のカネショウエリートがやや抑えきれないといった手応えでキャプテンハートに並びかけるとキャプテンハートも譲らず、3頭が一団となって先行する体勢。直後を空馬となったハイベットタイムが走っており、サイレントステージやイチモンジ、ボスアミーゴは空馬の影響を受けないように外を追走しているが、先行グループの直後につけていたマツノメガミやゴッデスフラワーにとっては空馬が前をフラフラして辛い位置になった。

 3コーナーにかかっても依然先頭はネバーオブライト。突かれ突かれして既に手綱が動き気味、余裕はなさそうだがそれでも懸命に先頭を譲らない。そんな動きを見ながらサイレントステージやイチモンジ、ボスアミーゴらがすーっと前に接近、それに合わせてカネショウエリートも先頭に出る勢いで仕掛け始め、直線入り口では人気どころがほぼ一団に固まった。

 しかし、その中で一頭抜けた手応えで仕掛けていく馬がいた。それが1番人気・ボスアミーゴ。4コーナーでは6番手、そこに取りつくまでの脚も速かったが、先行集団を捲っていく時の手応えも全くの余裕。あっというまに前を射程圏に収めると、そのまま並ぶ間もなく交わしてしまう。この時一瞬内外を見た菅原勲騎手、「芝は直線だけで一気にくる馬がいるからね。念のために何か来ていないか確認しました」。もはや脅かす相手がいないと見た菅原勲騎手は、後は流してゴールイン。それでも後続とは2馬身半の差がついていた。
 2着以下の争いは、最後は猛烈に追い込んできたマツリダワルツまで加わってゴール板までもつれ込んだが、ゴール寸前、カネショウエリートをサイレントステージが捉えて2着を確保、カネショウエリートは3着。直線盛り返したイチモンジが4着、追い込んだマツリダワルツが5着となった。

 勝ったボスアミーゴは父アドマイヤボス、母サクラユキクインの牡3歳。これで地元の芝は3戦3勝、通算で5勝目、重賞は2勝目。

■ 勝利ジョッキーコメント
 地元の馬とは力関係が分かっているので、遠征馬の動きをみながらレースを進めました。それも3コーナーあたりでだいたい分かりましたから、4コーナーでは大丈夫だなと。最後まで手応えは十分にありましたね。地元のレースだとこの馬の持ち味が十分に発揮できるのですが、JRAのレースだとうまく合わなくて結果が出せていない。でもこれくらいのレースをしてくれていたら、いずれJRAで勝つチャンスもあると思います。(菅原 勲騎手)
優先出走権 このレースは「JRA菊花賞 ステップレース代表馬選定競走」となっています
レース名の由来 Opal。ギリシャ語で“オパリオス”(貴重な石)の意味を持ち古くから珍重された。珪酸を主成分とする非晶質の物質で、様々な色のバリエーションがある。10月の誕生石でもあるように第1回は10月に行われたが、その後8月を経て現在は7月に移動している。

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 17742 13316 3連複 53655 3485
複勝 3962 1559/802/295 3連単 209901 8572
枠連複 28794 8619 ワイド 12745 2636/582/237
馬連複 48767 12016
馬連単 79270 17088
454836



7月23日(月)10R
特別 第8回 若鮎賞/2歳オープン・盛岡芝1600m・馬齢 晴・良

3頭一団、最後の最後で勝利を掴んだのはリザルト!NAR成績NAR出馬表
3頭一団の大接戦を制したリザルト(中) (P/横川典視)
今シーズン最初の2歳特別戦・若鮎賞は2頭の首の上げ下げにもつれ込み、結果1番人気のリザルトがアタマ差先着。半姉パラダイスフラワーに続き姉妹連覇を達成した。
 2枠2番ミヤノボスが馬体故障のため競走除外となり9頭が争った若鮎賞。人気上位は認定勝ち組のリザルト、バトルアイ、ミラクルジョンコ。これにダーレー馬アシュワーが食い込むが、いずれ単勝1.6倍のリザルトが断然の一番人気。

 ゲートが開いて飛び出していったのはミラクルジョンコとバトルアイ。先行争いではバトルアイがハナを主張しきって先頭に立ち、以下ビューティドリーム、ミラクルジョンコ、リザルト、そしてジェベルロバーツと続く。ミラクルジョンコは内の経済コースを採り、リザルトは先行馬を見ながら進む外。そしてジェベルロバーツはリザルトをぴったりマーク。向こう正面はこのままの隊列で通過していく。

 3〜4コーナーでレースが急激に動き出す。ペースが緩いと見たジェベルロバーツはリザルトの機先を制して外から捲る。リザルトもこれにあわせて仕掛けてゆき、直線に向くところでは内のバトルアイから3頭が横一線に並ぶ形。
 内で粘るバトルアイも懸命に先頭を守ろうとするが、リザルトの勢いはバトルアイにやや勝る。ジェベルロバーツは坂の所でヨレて一瞬後れをとり、ここでリザルトがすんなり抜けてくるかに思われた。
 だがしかし、坂を越えて息を吹き返したジェベルロバーツが再度リザルトに向けて猛反撃。そして4角では先行グループの直後にいたアシュワーが、これまた坂を越えたところで凄い伸びを見せて前の争いに加わってくる。

 1馬身ほど抜けたリザルト。それを内外から挟む格好で追い上げるアシュワーとジェベルロバーツ。2頭の猛烈な追い上げを受けてリザルトのリードがあっという間になくなり、ゴール寸前では3頭が横一線に馬体を並べたかに見えた。
 だが、真ん中リザルトの鞍上・小林俊彦騎手が最後渾身の一押し!これでリザルトがぐっと頭を下げたところ、そしてジェベルロバーツがふっと頭を上げ気味にしたところがゴール板。発表された着差はアタマ差ながら、ハナ差に近いような僅差でリザルトが接戦を制した。
 2着はジェベルロバーツ、3着はアシュワー。バトルアイは最後の争いの中で脱落して4着、ミラクルジョンコが5着を守った。

 勝ったリザルトは父マイネルラヴ、母ダイナコマネチの牝2歳。昨年のこのレースを勝ったパラダイスフラワーの半妹であり、所属厩舎、馬主、そして鞍上も同じという珍しい姉妹連覇を成し遂げた。

■ 勝利ジョッキーコメント
 前回のダート戦で砂を被っても怯まなかったから番手の競馬もできると、位置取りは2、3番手でも良いと思っていました。ちょっと反応が鈍いかなと思ったけれど、外から来られた時に一緒に行く気になってくれた。最後は内の馬が来ているのも分かったし、外も必死で追ってくるし、ゴールでは「何とかして頭下げろ!」と馬の首を押しましたね。前走負けているので勝ててホッとしました。(小林俊彦騎手)
優先出走権 1着馬・2着馬にジュニアグランプリ(9/16・盛岡競馬場)の優先出走権が与えられます。
レース名の由来 「若鮎賞」:若鮎の元気の良さをイメージした2歳馬による競走。

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 3491(6) 1626 3連複 31408(293) 1263
複勝 1406(32) 367/135/91 3連単 103085(1010) 1257
枠連複 10251(48) 1502 ワイド 7019(40) 611/413/145
馬連複 27150(180) 3865
馬連単 42765(254) 4736
224712 ()内は返還数


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