■ 2回盛岡 重賞・特別レース結果 取材・文/テシオ編集部
かきつばた賞 みちのく大賞典 南昌山賞 ジューンC はなます賞 緑風賞

2007年6月16日(土) 10R
特別 第10回 かきつばた賞/オープン・盛岡芝2400m・別定 晴・良
23ヶ月ぶりの勝利!サイレントグリーン圧勝で復活VNAR成績NAR出馬表

サイレントグリーン復活V このレース過去2勝の実績は伊達ではなかった。 (Photo/佐藤 到)
 8頭立てで争われた芝の長距離戦・かきつばた賞。断然の人気を集めたタイキリオンを寄せ付けず勝ったのは岩手の芝巧者・サイレントグリーンだった。
芝コース向こう正面中程からのスタート、先手を争うかと思われたジョリーズジョーがスタートで後手を踏み、替わりにベルモントシーザーが飛び出していった事でレースの様相が大きく変化した。
 芝経験が無いベルモントシーザーにとっては持ち前のスピードで主導権を奪う事が恐らく唯一の勝機。だが返し馬のあたりからイレ込み始めたベルモントシーザー、溜めて逃げるというよりは抑えが効かないという感じでガンガンと逃げはじめ、1周目のスタンド前に来る頃には後続を大きく離した大逃げの状態に。

 暴走とも思えるこの逃げには他馬も無理をせず、思い思いの位置についてレース前半を過ごす。2番手につけたのはこれまたやや意外なラブラブサンヒコ。人気のタイキリオンは序盤3番手にいたが、ややあってサイレントグリーンに前に行かせて4番手。マルタカキラリーは5番手。2番手以下は固まって進む隊列だ。

 手綱を引っ張ってもなお突っかかりながら走り続けるベルモントシーザー、2周目の向こう正面に入ると急激にリードが縮まり始め、3コーナー手前にさしかかる頃には馬群に呑まれて後方に。
 替わって先頭に立ったのはラブラブサンヒコ。そしてじわじわと前に上がっていっていたサイレントグリーンも、ラブラブサンヒコに並びかけるような体勢でコーナーを回っていく。タイキリオンは3番手、マルタカキラリーは4番手。2周目の3〜4コーナーでは前の4頭と後の4頭に分かれ、勝負はこの前にいる4頭に絞られる。

 4〜5馬身の圏内で直線に向いた4頭。坂の下あたりではさらに隊列がつまり、最後の激戦が展開されるかと思われたが、決着は意外なほどあっさりとついた。
 懸命に逃げ粘るラブラブサンヒコを2番手から捉えたサイレントグリーンがグイッと抜け出す。その後から追い上げてくるはずのタイキリオンは一瞬差を詰めかけたものの坂を越えたあたりで脚が止まり、マルタカキラリーも一瞬伸びが息をついて、タイキリオンはともかくラブラブサンヒコまで捉えられるかどうか?という所。一方先頭に出たサイレントグリーンは脚が止まるでもなく、あっというまにラブラブサンヒコを突き放してリードを拡げていく。
 残り一ハロンの標識をすぎる頃にはサイレントグリーンのリードは既に安全圏。マルタカキラリーがなんとか2番手に上がった時にはサイレントグリーンが悠々とゴール板を駆け抜けていた。

 勝ったサイレントグリーンは父サニーブライアン、母ピンクサファイアの牡7歳。04年・05年と2年連続して岩手の最優秀ターフホースに選ばれていたが、昨年は健闘しつつも勝ち星無し。このレースが一昨年7月のせきれい賞以来約23ヶ月ぶりの勝利となった。

■ 勝利ジョッキーコメント
 スローになった1周目スタンド前で掛かり気味になったので、喧嘩するよりいいだろうと3番手まで行かせました。前回もそうでしたが、このごろ追って伸びないケースが続いてますから、早め早めにスパートしました。結果、それも良かったんでしょうね。ヴィジョンを見たら後ろをかなり離していたので安心しました。やはり2400mの距離も合うんでしょう。(板垣吉則騎手)
優先出走権 1着馬にせきれい賞(7/15・盛岡競馬場)の優先出走権が与えられます。
レース名の由来 かきつばた:池沼や湿地に生えるアヤメ科の多年草より。あやめや菖蒲と同じ仲間ですが、これらの中では最も湿地を好み、水辺でなければ育つ事が出来ない「抽水植物」です。また、通常見られるかきつばたはほとんどが園芸品種として育てられたもので、自生しているものは珍しく、天然記念物に指定されるほどです。盛岡市の市の花になっています。

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 3653 502 3連複 31861 780
複勝 1992 268/575/106 3連単 180387 690
枠連複 ワイド 8874 641/294/429
馬連複 52893 2688
馬連単 60191 1718
339851



2007年6月17日(日) 10R
重賞 第35回 一條記念みちのく大賞典/オープン・地方競馬全国交流・盛岡ダート2000m・定量 晴・良
4歳馬強し! ライバル達を振り切ってテンショウボス戴冠!!NAR成績NAR出馬表
まさに豪快。力任せにライバルをねじ伏せたテンショウボス (P/横川典視)
 12頭が争った岩手の古馬伝統の一戦・一條記念みちのく大賞典はやはり人気上位馬同士の争いとなった。そこから抜けだしたのは2番人気テンショウボス。ライバルを振り切って優勝し、98年メイセイオペラ以来の4歳馬によるみちのく大賞典制覇を果たした。
 どうしてもハナに行きたいという馬がおらず、いったいどれが逃げるのか?というところから始まったみちのく大賞典。そんな観衆が見守る中、一周目の直線を先頭で駆け抜けていったのはなんとコアレスハンターだった。
 「いつもはゲートの出が悪い馬が、今日は他と同じように出た。じゃあそこから引くよりは行った方が良いと思ってね。昔は逃げていた馬、問題はないと(関本淳騎手)」。そんな関本淳騎手の決意の元、コアレスハンターは僅差ながらハナに立って馬群を引っ張ってゆく。サイレントエクセルやテンショウボスも行きかかった2番手争いは内からエアウィードが出、サイレントエクセルは3番手、テンショウボスはそれらを見ながら進む4番手につける。

 人気上位馬4頭が形成した先行集団、道中、先頭コアレスハンターから4番手テンショウボスまで順位はほとんど変わらなかったものの、4頭の間では盛んに探り合いが続いていた。コアレスハンターをぴったりマークして進むエアウィード。さらにその後でマークするサイレントエクセル。テンショウボスは「サイレントエクセルの後にいればいいだろう(小林俊彦騎手)」と4番手だったが、結果前の馬の動きを見ながら進めるポジションを取れたのが大きなアドバンテージになったようだ。

 3コーナー、先行4頭の中で1番人気サイレントエクセルの手応えが悪く見える。向こう正面後半からすでに手綱を動かして追っつけ気味、「調子はいいと思っていたのに、向こう正面でもう行く気が無くなったような感じ(板垣吉則騎手)」。
 そんな前の動きを見ていたテンショウボスと小林俊彦騎手、「サイレントエクセルの手応えが悪いし、コアレスハンターも、見ているとあまり余裕がなさそうだった。なら仕掛けてもいいだろう」と4コーナーを回りながら外から先行グループを交わしにかかる。前の様子を見ながら機先を制して動いたテンショウボス。レース後エアウィードの阿部騎手が「もっとじわっと来られていたらまだ良かった。勢いをつけて来られたから伸びに差が出てしまった」と振り返った、事実上勝負の行方を決めた瞬間だった。

 ゴール前、抜け出したテンショウボスをエアウィード、そして再び盛り返してきたサイレントエクセルが追う形になったが、3頭ともここまでくるとさすがに脚色一緒、その差はわずかずつしか変わらない。最後の最後に来てテンショウボスが内にささりそうになるが、これは鞍上が懸命に追いつつ立て直す。刺さってもたつく内に交わされたりしたら、と心配したという小林騎手だったが、それは杞憂だった。
 2着はサイレントエクセルの最後の反撃を凌いだエアウィード、1番人気サイレントエクセルは3着に終わり、コアレスハンターは4着。4頭一団の5着争いは最後方から追い上げたブラーボウッズが制していた。

 勝ったテンショウボスは父ティンバーカントリー、母エイシンノーブルの牡4歳。強豪4歳勢の一角として活躍、その中では一番出世が遅かった馬が古馬のビッグタイトルを手に入れ、メイセイオペラ以来の4歳馬によるみちのく制覇を達成。鞍上の小林俊彦騎手は01年グローバルゴット以来のこのレースの優勝となった。

■ 勝利ジョッキーコメント
 スタートが良かったので楽にいい位置が取れました。有力馬をすぐ近くの前に見ながら行けたのでレースはしやすかったですね。わりと淀みない流れでしたがしっかりと走ってくれて、最後は自分も一杯一杯になりながらもよく凌いでくれました。レース間隔が詰まっていたし前走は1200m。少し疲れがあるかな、と感じたのですが、最後までよく走った。頑張って走る馬です。(小林俊彦騎手)
優先出走権 1着馬にマーキュリーカップ(7/16・盛岡競馬場)の優先出走権が与えられます。
レース名の由来 みちのく・・・東北地方の古い呼び名より。
「道奥(みちのおく)国」が置かれたのは奈良時代はじめ。当時は今の宮城県・福島県と山形県の一部に相当する範囲でした。
その後、朝廷の勢力範囲が広がるにつれ範囲も拡大し、鎌倉時代には現在の東北地方に当たる部分が「陸奥(みちのく)国」とされるようになりました。

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 7222 1657 3連複 73779 3483
複勝 3495 807/315/825 3連単 218242 1754
枠連複 35232 1031 ワイド 15822 502/2873/591
馬連複 74339 2162
馬連単 91121 2266
519252



2007年6月18日(月) 10R
特別 第8回 南昌山賞/C1・盛岡芝1700m・別定 晴・良

クルセイズ勝った! 久々芝もなんのそのの勝利だNAR成績NAR出馬表
鞍上のガッツポーズと共に クルセイズが特別制覇 (P/横川典視)
 芝1700m・12頭が争った南昌山賞。上位人気馬が人気拮抗という状況で行われたレースは6歳牝馬のクルセイズが優勝。転入4戦目で特別勝ちを果たした。
 スタンド前の直線、まず先頭に立ったのはルートマスター。以下コアレスグランデ、クルセイズ。ジョウミョウインらが先行して、このあたりのグループはほぼ戦前の予想通りとなった。キャリア初の芝戦ながらも果敢に逃げるルートマスター。前走、この馬も初の芝で快勝しているコアレスグランデ。これらを見ながら3番手につけたクルセイズは、しかし最初の作戦とは少し違った位置になっていたようだ。
 「本当は中団くらいにつけるつもりでした。前が速くなるだろうと思ったのですが、意外にスローになったので(山本政聡騎手)」と鞍上は先行するポジションを選択。前を行く1番人気・2番人気の動きを窺う位置につける。

 ルートマスターのペースはスロー、2番手以下の馬群は折り重なるように続き、中には折り合いに苦しむ馬も。いわゆる「動くに動けないペース」になってしまい、馬群はほとんど順位を変えないまま最後の直線へと進んでいく。

 勝負所からの争いも、やはり先行したグループが主役になった。逃げるルートマスター、それを捉えに行くコアレスグランデ。ジョウミョウインも手応え良く上位に取りつこうとしている。クルセイズは4コーナーを回ったところで4番手、やや大回りしながらコーナーを回ると、そこから加速をつけて前に並びかける。
 最内ルートマスター、中コアレスグランデ、そして外クルセイズ。3頭一線で一歩も引かない争いは直線入り口から坂を越えるまで続いたが、残り100mを切ってクルセイズがじわりと前に。食い下がるコアレスグランデを脚色で勝った所で鞍上は勝利を確信、ガッツポーズと共にゴールに飛び込んだ。
 2着は首差でコアレスグランデ。3着争いは直線猛然と伸びたマルニシャンハイがルートマスターを捉え、上位人気3頭の争いの中に食い込んで見せた。

 勝ったクルセイズは父バブルガムフェロー、母アローアゲインの牝6歳。JRA未勝利−東海公営を経て今年5月に岩手に転入。ちょうど戦った相手が悪かったために3戦1勝にとどまっていたが、東海A級の力はかいま見せていた。鞍上山本政聡騎手は2年2ヶ月ぶりの特別タイトル。

■ 勝利ジョッキーコメント
 もう少し後ろの位置につけるつもりでしたが、ペースが遅かったので前に。でも結果的にはこれで良かったですね。コアレスグランデに先に抜け出されたら捕まえられないかも、と思っていましたから。途中ちょっと手応えが怪しくなったのは左回りがイマイチなせいかもしれません。前回負けて、ここも負けたらどうしようと思っていたから、勝てて本当に良かったです。(山本政聡騎手)
優先出走権
レース名の由来 南昌山・・・岩手県矢巾町の西部に位置する山より。標高848m、釣り鐘型の山容は特徴的で、盛岡市周辺からはっきりと判別する事が出来ます。ブナの原生林など、手つかずの自然を堪能でき、箱ヶ森・東根山とともに「紫波三山」と呼ばれます。

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2297 402 3連複 42497 930
複勝 1468 219/458/43 3連単 123554 617
枠連複 21294 3157 ワイド 7630 1534/177/131
馬連複 34813 4970
馬連単 45745 3025
279298



2007年6月23日(土) 10R
特別 第33回 ジューンカップ/B1・盛岡ダ1600m・別定 晴・良
これが盛岡初勝利!老練ツジジオット、若駒達をまんまと手玉に!NAR成績NAR出馬表

盛岡は12戦目での初勝利。古豪健在を示したツジジオット (P/横川典視)
B1級12頭が争ったジューンカップ。結果は上位人気馬がそれぞれ上位に入る、おおむね妥当なものだったが、勝ったのは4番人気・ツジジオット。1番人気ヤマトスピリットの猛追撃を凌ぎきり、岩手での特別初制覇を成し遂げた。
 2コーナーポケット奥からのスタート、一時は数頭が前に行きたがる素振りを見せた先行争いだったが、向こう正面に合流する頃にはツジジオットとセユウランサーの競り合いからツジジオットが前に出るという体勢でひとまず決着がつく。
 「もっと何頭かで競り合いになるかと思っていたけれど、意外にあっさりだった。セユウランサーがあんなに競ってくるとは考えていなかったけど」と関本浩司騎手、ここはハナを奪ってマイペースに持ち込むことに専念。押してついてくるセユウランサーだったが馬体を並べるまでには至らず、向こう正面半ばにかかる頃にはツジジオットの単騎逃げの形となった。
 快調に飛ばすツジジオット。3〜4コーナー間では後続をやや引き離し気味になり、追ってくるのはタカノグラディウス1頭のみ。それもムチを入れながらの追走なのを見て、ツジジオットと鞍上関本浩司騎手は悠々と直線に向かう。「水沢でも時々そうなんですが、3コーナーあたりで行き脚が鈍る事があるんです。それを急かしながら進むからその辺でちょっと思ったより速いペースになったかもしれないけれど、全体的には狙ったとおりの緩いペース(関本浩司騎手)」

 坂にかかる頃には追うタカノグラディウスの方が息切れして後退。ツジジオットのリードは3〜4馬身ほどに拡がり、このまま楽に逃げ切りかと思われた。

 しかし、後続もこのままでは終わらせないと懸命の追い上げ。中でも1番人気ヤマトスピリットが直線に向いて一気に加速、猛然と坂を駆け上がりつつぐんぐんと差を詰めてくる。その後からはゲンパチコジーンも伸びてくるが、こちらはちょっと間に合わないか。

 ヤマトスピリットの伸び脚は素晴らしく、坂上でまだ2,3馬身あった差をあっという間に縮めてツジジオットに並びかける。ツジジオットも必死の粘り、ムチの連打で最後の力を振り絞る。2頭の差が無くなり、身体が並んだ、と思ったところがゴール。最後の勢いは完全に外ヤマトスピリット。しかし直後に流れたスロー映像では内ツジジオットがわずかに粘りきったように見える。結果は写真判定になるまでもなくすぐに表示された。1着8番・2着11番。5歳馬対11歳馬の大接戦は11歳馬の粘りに軍配が上がった。

 勝ったツジジオットは父ポリッシュネイビー、母スーパーユニークの牡11歳。2005年から岩手に在籍しA級条件で健闘を続けていたが、今シーズンはB級に降級してあっさり4戦3勝の勝ち星先行、11歳ながら現級での力の違いを見せていた。盛岡戦はこれまで11戦未連対、盛岡コース初勝利が岩手での特別戦初勝利ともなった。

■ 勝利ジョッキーコメント
 今日はスタートから良かったし、スタート後のダッシュもいつもよりずっと良く、楽にハナを取れました。もっと競ってくる馬が多いかと思ったけどそうでもなかったですしね。最後はかろうじて保ってくれた、という感じ。追いながら声が出て声が出て。追うのもたいへんだったけど、喉も痛いですよ。(関本浩司騎手)
優先出走権
レース名の由来 「ジューン」・・・June。英語で「6月」の意より。

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2628 176 3連複 34963 1131
複勝 2221 266/1326/120 3連単 137779 702
枠連複 18160 2401 ワイド 8829 493/164/722
馬連複 37113 3009
馬連単 44986 1433
286679



2007年6月24日(日) 10R
特別 第12回 はまなす賞/3歳オープン・盛岡芝1600m・別定 晴・良
芝はお手のものだ!サイレントステージ特別制覇NAR成績NAR出馬表

ライバルを交わしての勝利となったサイレントステージ (P/横川典視)
 3歳芝のはまなす賞。重賞オパールカップの前哨戦でもあるこのレースは1番人気のサイレントステージが優勝。芝ではボスアミーゴに次ぐ力がある事を改めてアピールした。
 芝のマイル戦、最内に逃げ馬。そして何頭か前に行こうとする馬もいてペースが速くなるかと思われたのだが、これが案外と落ち着いた流れになった。
 先頭はやはりカネショウエリート、シュクジャンヌが2番手。マツリダランランやペニーロイヤルもこの辺にいて、サイレントステージは中団のやや前目の位置につけていた。
 先行勢のペースになりそうだったのに慌てず騒がずじっくり様子を伺う構えのサイレントステージ。レース序盤からすでに余裕を漂わせる走りは「芝ならどっからでも行ける」という鞍上の自信の現れだったようだ。
 3〜4コーナーをすぎ直線に向いてもまだスピードを失わないカネショウエリート。シュクジャンヌもまだついていく脚を残し、サイレントステージは、コーナーから直線にかけてじわりと上位に迫って直線に入る頃には先行2頭の外から並びかける。
 3頭がもつれるように突入していった直線の争い、ここでサイレントステージは満を持してゴーサイン、馬も即座に反応してカネショウエリートらを交わしていく。
 そのまま楽に抜けるかと思われたサイレントステージだったが、先頭に立ったところで内に刺さって一瞬脚が止まってしまう。それを見たカネショウエリートは渾身の反撃、内から再び盛り返しさらに差し返そうとするが、立て直したサイレントステージももう一度加速、2頭の争いはゴール寸前まで続く大接戦に。
 最後の最後まで抵抗したカネショウエリートだったが、しかしゴール直前、サイレントステージが改めて引き離したところで決着がついた。着差3/4馬身差でサイレントステージが優勝、カネショウエリートは2着となった。

 勝ったサイレントステージは父ニューイングランド、母ワイビースペクターの牝3歳。3歳牝馬のダート重特路線でも好走する実力馬が得意の芝できっちり力を発揮。ボスアミーゴのいないここでは一枚上の存在だという事を改めて示す結果となった。

■ 勝利ジョッキーコメント
 ゲートはあまりうまくない馬なので位置取りは出たなりのつもり。芝ならどこからでも動けるし、前走の走りからボスアミーゴ以外とだったらこちらが上だと思っていたから、余裕を持って乗れました。牝馬らしくちょっとピリピリしたところがありますが、芝ならね、得意だと言って自信を持って乗れる馬です。(板垣吉則騎手)
優先出走権 1着馬にオパールカップ(7/22・盛岡競馬場)の優先出走権が与えられます。
レース名の由来 はまなす・・・主に日本北部の海岸砂地に自生する、バラ科の落葉小低木「ハマナス」より。
 はまなすの名は、この植物が梨に似た味のする実をつける事から生まれた「浜梨」が訛ったものといわれます。

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 3852 1455 3連複 43064 4907
複勝 1756 489/402/155 3連単 168604 8162
枠連複 18763 4138 ワイド 10805 1983/757/390
馬連複 45143 8584
馬連単 58024 8836
350011



2007年6月25日(月) 10R
特別 第8回 緑風賞/B2・盛岡ダ1600m・別定 晴・良

ゴール寸前の逆転劇 接戦はトウショウグローズに軍配NAR成績NAR出馬表
渾身の一伸びでトウショウグローズが勝利を手にした (P/横川典視)
 12頭が争った緑風賞、直線はトウショウグローズとウエスタンフォルスの熾烈な競り合いに。ゴール板に飛び込む直前、トウショウグローズが最後の一伸びで接戦に決着をつけた。
 レースはダンストーンアレスの逃げで始まった。同枠の同型・ウエスタンフォルスは2番手につけ、トウショウグローズ、センターソアー、エムティグレースらがその後。ブラインドタッチ、テンポウキング、コスモシュクレら差し馬勢は中団の後、オジジアンボーイが最後方。逃げ馬のペースは淀みなく、平均からやや速めのペース。馬群もやや縦長になって進んでいく。

 先行グループの早め早めの仕掛けにあって逃げ馬たちが苦しくなったかというと意外にそうではなく、ダンストーンアレスとウエスタンフォルスのペースは快調そのもの。追われるダンストーンアレスの方がやや手応えが苦しくなっているように見えるが、それでもなかなかスピードを失わない。直線に向く頃には逆に早めに動いてきたエムティグレースやバルクが息切れし、前の2頭と後続との差は一時は3馬身ほどに開く。
 坂にかかって、さすがのダンストーンアレスの粘りも限界に達したか、ウエスタンフォルスに交わされた後はがっくりスピードが落ちる。ここで単騎先頭に立つウエスタンフォルス。こちらのスピードはまだ目立って衰えず、リードを守ったまま逃げ切りも叶いそうな手応え。しかしそのウエスタンフォルスに向かってトウショウグローズが一直線に迫ってくる!
 残り100mをすぎてもまだウエスタンフォルスが1馬身ほどリード、だがトウショウグローズも一完歩毎に詰め寄ってくる。その後はブラインドタッチ、テンポウキング、コスモシュクレが一団となっているが前との差は大きく、闘いは完全に前の2頭に絞られた。
 残り50m、ウエスタンフォルスがまだリード。しかし残り20mほどになってついにトウショウグローズが前に出る。この時はまだ首の上げ下げでほんの少し前に出ただけだったが、闘いの決着は実はこの時点でついていた。食い下がるウエスタンフォルスももはや差し返すまでには至らず、トウショウグローズが首差まで差を拡げたところがゴールだった。
 3着以下もゴール寸前まで続く接戦となり、最後は最内を突いたコスモシュクレが3着、テンポウキングが4着、ブラインドタッチは直線の競り合いの中で分が悪く5着。3着から7着まではクビ・クビ・ハナ・クビの、こちらも大接戦だった。

 勝ったトウショウグローズは父シェイビアン、母クローミングローズのセン馬の6歳。昨秋に転入後は掲示板を外したことがない堅実派、今季は5戦して連を外さないほど堅実さに磨きがかかっており、今日の勝利で6戦3勝2着3回と完全連対を守った。

■ 勝利ジョッキーコメント
 この馬に1600mは短いという感じではないけれど、1800mや1400mに比べるとペースが合わないという感じがします。今日も3コーナーあたりから置かれて離されかかったですからね。最後ももうギリギリ一杯、余裕は無かったです。よく頑張ったと思います。(菅原勲騎手)
優先出走権
レース名の由来 「緑風」・・・「青葉をわたる、気持ちのいい風」の意。

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 5672 3040 3連複 62366 3343
複勝 4433 1173/261/682 3連単 216336 3256
枠連複 33068 4953 ワイド 12913 588/2116/267
馬連複 49975 4546
馬連単 79806 4742
464569


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