 まずは一冠。留守杯日高賞はパラダイスフラワーが順当に勝利(Photo/佐藤 到)
3歳牝馬の地方競馬全国交流重賞・留守杯日高賞。遠征馬1頭・地元勢11頭で行われたレースは1番人気のパラダイスフラワーが快勝。地元牝馬に敵無しを改めてアピールした。
単勝オッズ1.3倍、支持率60%と圧倒的な1番人気に支持されていたパラダイスフラワー。前走の完勝で牝馬にライバル不在が明らかとなり、遠征馬もやや小粒ということで当然のこのオッズ・この支持率という雰囲気だったが、レースもその通りになった。
最内枠を引いたパラダイスフラワーは先行策を取るはず、オーナーズスキャンや川崎のシーベルリーフも前に行くだろう、という事でこの3頭の出方が最初の注目点。小林騎手は「他馬の出方次第では番手の競馬も考えていた」とレース後に語っていたが、スタート後、全馬がほぼ横並びで進んでいった中から先頭に出てきたのはやはりパラダイスフラワー。オーナーズスキャンはその外につけて2番手、シーベルリーフがその後ろの3番手で落ち着く。一瞬速くなりそうだったペースはこの位置取りを受けて急激に落ち始め、最初のこのポジションでレースの行方がほぼ決まった感があった。
その後の道中はハロンラップ14秒台も出るほどの超スローペース。そんな中、やはり人気上位のシュクジャンヌやサクラアリエルが次第に位置取りを上げていったが、先頭のパラダイスフラワーはお構いなしの悠々の走り。手応えの差も歴然としており、3〜4コーナーあたりではほぼ勝利を手にしたという状況に。
見せ場というかドラマは、直線に入って半ばの辺りにさしかかったところで起きた。先頭を行くパラダイスフラワーを追ってサクラアリエルが懸命の追走をみせ、そこに内からシュクジャンヌが加わってきた時、サクラアリエルとシュクジャンヌが激突。2頭とももう一度脚を使おうとした瞬間だっただけにこれが大きなロスとなってしまう。
その2頭が立て直しているうちに外から追い上げてきたマツリダワルツが2番手に上がり、さらに追い上げたものの追撃はそこまで。パラダイスフラワーは1馬身半のリードを守ってゴール板を駆け抜けた。
2着はマツリダワルツ、3着は立て直したサクラアリエルでシュクジャンヌは首差の4着。結果、1〜4番人気馬が上位を占めて三連複までは3桁配当、3連単も1,760円という堅い決着に終わった。
勝ったパラダイスフラワーは父ティンバーカントリー、母ダイナコマネチの牝3歳、門別・今井牧場の生産。昨シーズン末は敗戦が続いたが、休養を挟んで調子を取り戻した今シーズンは力通りの走りを見せており、これで特別−重賞連勝、自身3つめの重賞タイトルとなった。
次走はひまわり賞(5/27・水沢1900m)が有力も、間に一戦挟む可能性もある模様。
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まだちょっと身体に余裕がある感じがして、良くなる部分はあるのではないかと思います。8歳という年齢のせいかちょっと反応が鈍いけれど、このクラスならこれからも戦えそうです。(村上 忍騎手)