■ 2回水沢 重賞・特別レース結果 取材・文/テシオ編集部
エクセレント競走 はまゆり賞 エクセレント競走 新緑賞 留守杯日高賞 エイプリルC

2007年4月21日(土) 10R
エクセレント競走/A1級・水沢ダート1600m・別定 曇・良
タイキコジャック 転入初戦を快勝NAR成績NAR出馬表

タイキコジャック、直線差し切りで転入初戦を飾る(Photo/横川典視)
 土曜メインのエクセレント競走はJRA1000万下から転入したタイキコジャックが快勝。岩手での再スタートとなるレースを勝利で飾った。
 8頭立てで行われたこのレース、ハナを奪ってペースを握ったのはジュリアだった。大外枠から前に出るとキタノソナタ、ルーキーナカヤマを引き連れつつペースを握り、3コーナー〜直線入り口あたりまではそのまま逃げ切れそうな手応えをキープする。

 タイキコジャックは道中、中団から外を通って徐々に上昇。やや反応の鈍いところもあったのだが、向こう正面半ばを過ぎて勢いがついた後は楽に先行集団に取りつく。そのまま外から被せていって3〜4コーナーではジュリアまでも射程圏に納めるポジションに就く。

 直線に向いても先頭で粘り続けるジュリアだったが、ここからはタイキコジャックの勢いが優勢。2頭並んでいたのもつかの間、加速のついたタイキコジャックはジュリアを交わすとコースの中程を通ってゴールへ一直線。最後は最内トーホウライデンの伸びに一瞬脅かされたが、1と1/4馬身のリードを守り切った。

 2番手を争う形になったジュリアは楽に2着を確保できるかと思われたが、直線半ばを過ぎてトーホウライデンの猛追撃に遭遇する。「道中どうももたれ気味で、外に出したかったのですが行けなかった(高橋悠里騎手)」というトーホウライデン、直線最内を突いて猛烈に追い上げ、その伸びはそのまま先頭まで突き抜けるかというほどの勢い。これがタイキコジャックとその鞍上村上忍騎手をひやりとさせたのだが、しかし時すでに遅く、トーホウライデンはジュリアをクビ差交わして2番手に上がるに止まった。3着はジュリアが粘りきり、1人気→3人気→2人気での決着は3連複460円の堅い配当となった。

 勝ったタイキコジャックは父レッドランサム、母タイキヴィーナスの8歳馬。この2月までJRA1000万下で走って転入、8歳馬ながらまだまだ力のあるところを示した。

■ 勝利ジョッキーコメント
 まだちょっと身体に余裕がある感じがして、良くなる部分はあるのではないかと思います。8歳という年齢のせいかちょっと反応が鈍いけれど、このクラスならこれからも戦えそうです。(村上 忍騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 1778 655 3連複 33213 5429
複勝 1213 470/275/160 3連単 144652 7536
枠連複 ワイド 7773 1177/754/1103
馬連複 44785 7965
馬連単 57315 6487
290729



2007年4月22日(日) 10R
特別 第17回 はまゆり賞/A2級・水沢ダート1600m・別定 小雨・不良
ニホンピロゼン 今後の期待高まる優勝NAR成績NAR出馬表
直線叩き合いを制したニホンピロゼン。オープンでの活躍に期待が高まる。(Photo/横川典視)
 A2級11頭で争われたマイルの特別戦・はまゆり賞は1番人気のニホンピロゼンが優勝。これで17戦11勝、5歳の素質馬がこれからの飛躍を期待させる勝利を手に入れた。
 朝からの雨ですっかり水の浮くコース状態になった水沢競馬場。この日ここまで逃げ・先行馬の連対率がほぼ100%という圧倒的先行有利、とにかく前に行かなければ話にならないという状況下ではまゆり賞のゲートが開いた。
 逃げたのはやはりトキオパーフェクト、そしてメタモルキングも前に出て、レース序盤はこの2頭が競り合うような形で馬群を引っ張っていく。

 1番人気のニホンピロゼンは内ラチ沿いの4番手につけ、2番人気ワラッテオクレヨは後方9番手。ペースは案外落ち着いてスローに近く、ニホンピロゼンはやや掛かりながら折り合いをつけようと努力する。
 「いつもはこんなにかかる馬じゃないんだけど。今日は珍しかった。ポジションも慣れないところでちょっと心配しました(村上 忍騎手)」。前と外を抑えられ、ポケットのようになった位置。それもこの田んぼのようなコース状態で泥をまともに被りつつの追走。普通なら馬の戦意が萎えてしまってもおかしくないところだが、今日のニホンピロゼンは簡単に屈しない。

 3コーナーに向けて徐々にペースが上がり、まずブルーオスカーが、そしてドリームカーニバルが先行集団から脱落。逃げ粘っていたトキオパーフェクトも4コーナーを前に後退し始め、集団が急速にばらけていく。ここぞとばかりに外に持ち出すニホンピロゼン。「これで勝ったと思った(村上 忍騎手)」と言うとおり、勝負所で馬群がばらけ、楽に外に持ち出せたのがニホンピロゼンにとっては大きな幸運となった。

 直線はメタモルキングとニホンピロゼンの一騎打ち。馬体を併せて懸命の追い比べを繰り広げるうち後続はどんどんちぎれていってしまう。手応えでは上回っていたかに見えたニホンピロゼンだったが、メタモルキングも並んだら簡単には交わさせない馬。追い比べはしばらく続いたが、ゴールまであと100mを切ったあたりでニホンピロゼンがついに前に出る。これで勝負は決まった。粘るメタモルキングを1/2馬身ふりほどき、ニホンピロゼンがゴールに飛び込んだ。

 3着争いはこちらもゴール寸前までコアレスブームが頑張っていたが、最後の最後でマクロプランナーが追い上げをみせて3着を奪取。コアレスブームは4着で、インターサウンドが5着に入った。

 勝ったニホンピロゼンは父マヤノトップガン、母ニホンピロスミレの牡5歳馬。04年12月にデビュー、その後長期休養を挟みながら15戦9勝2着4回の安定した走りを見せ、いずれは上級で活躍する器と期待されていた。

■ 勝利ジョッキーコメント
 本当はもっと早く外に出したかったのですが、引っかかったせいもあってなかなか動けなかった。揉まれる事自体は苦にしない馬ですが、こういう展開は慣れていないのでちょっと心配しましたね。4コーナーで外に出したときに「勝った」と思いましたが、予想以上に粘られて・・・。タイムも少し物足りないけど、でもこういうコース状態で前の馬を捕まえて勝てたのだから十分でしょう。(村上 忍騎手)
優先出走権
レース名の由来 海や湖に沿った平らな砂地に生息する花「はまゆり」より。夏に橙色の花をつけ、花弁に隙間がある事から「スカシユリ」とも言われます。テレトラック釜石がある岩手県釜石市の「市の花」となっている花です。

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 3118 1330 3連複 47795 710
複勝 1746 661/158/95 3連単 163663 816
枠連複 33199 3739 ワイド 11860 895/327/147
馬連複 55202 6194
馬連単 71542 5884
388125



2007年4月23日(月) 10R
エクセレント競走/A1級・水沢ダート1800m・別定 曇・不良
“平場の鬼”健在!今年も安定マツリダブロッコNAR成績NAR出馬表
マツリダブロッコが人気に応えて快勝。平場の鬼健在を示した(Photo/横川典視)
 A1級エクセレント競走3連戦のラストは1600m・11頭で争われた。オープン級で善戦している馬も多く人気は割れ気味だったが、“平場の鬼”マツリダブロッコが直線鋭く伸びて混戦に断を下した。
 ベルモントシーザーやローランボスコ、オリエントボスらオープン重特級の逃げ・先行馬が顔を揃えたこのレース、逃げ先行有利のコース状態とあいまってどんな展開になるのかに注目が集まったが、ハナを奪ったのは昨年のあすなろ賞の勝ち馬ベルモントシーザーだった。
 ベルモントシーザーの作るペースに乗って平均からやや速めのペース。ローランボスコやオリエントボス、マツリダブロッコらの先行グループはひとかたまりになって流れていく。

 4コーナー、ベルモントシーザーが失速し始め、その外につけたローランボスコ、そしてオリエントボスが交わして前に出ようとする。佐藤雅彦厩舎のワン・ツーが成るのかと思われた瞬間、内ラチ沿いをスッと抜けてきた馬がいた。それが1枠1番、1番人気のマツリダブロッコ。
 そこまで手綱を引っ張りきり、抜群の手応えできたマツリダブロッコだったが、4コーナー辺りまでは前が開かないやや苦しい状況。しかし直線、ベルモントシーザーが後退するときにぽっかりスペースが開いたのを見逃さず、一気に最内を突いて先頭に躍り出る。ゴーサインを出した瞬間の弾けるような脚は見事で、この一瞬で勝負が決した。

 ローランボスコ、オリエントボスも止まったわけではなかったが、ポンと1馬身ほど前に出たマツリダブロッコを再び追いあげるには至らない。最内を駆け抜けたマツリダブロッコがそのまま1馬身1/2差をつけてゴール。2着にローランボスコ、3着にオリエントボス。2番人気サンシャインヘイロは捲り及ばず4着に終わり、1人気→3人気→7人気で決まった3連単は万馬券となった。

 勝ったマツリダブロッコは父ブロッコ、母ディアジョンレターの牡6歳馬。03年のデビュー以来ほとんど長期休養のない安定した活躍を続け、ここまで既に20勝を挙げている“平場の鬼”。これが21勝目、今シーズンこれで2戦1勝2着1回と相変わらずの安定度を示した。

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 3005 823 3連複 51780 770
複勝 2408 759/172/135 3連単 160511 707
枠連複 22789 6486 ワイド 10908 992/341/133
馬連複 43765 4135
馬連単 64229 3598
359395


2007年4月28日(土) 10R
特別 第7回 新緑賞/B2級・水沢ダート1600m・別定 晴・稍重 
末脚切れた!キレアジサイコウ特別制覇NAR成績NAR出馬表

キレアジサイコウ、1番人気に応えて特別制覇(Photo/横川典視)
 土曜メインはB2級の特別・新緑賞。1頭除外となって10頭立てで行われたレースは1番人気のキレアジサイコウが勝ち、転入後初特別制覇を果たした。
 スタート直前、1枠1番のローランボンドが馬体故障により除外。このためゲートに入ったのは10頭となり、キレアジサイコウは2枠ながら最内からのスタートとなる。一つ外には必ず逃げると見られていたコパノダヴィンチ。1番人気のキレアジサイコウはその出方が注目されたが、スタートではやはりコパノダヴィンチが前に出て、キレアジサイコウは内で番手を狙うというポジションとなる。
 「行けるなら逃げる事も考えていた」という大坪騎手だったがここは抑えて逃げ馬の後方につけ、以降その位置をキープする事に。

 このポジションが吉と出るか凶と出るか、レース序盤は判断しづらかったが、外にいたピグレットとサスガツヨイが競り合った末に後退していった結果からすると、そんな争いとは無縁に好位をついて回る事が出来た内のポジションは「吉」だったのだろう。
 実際、外側の動きはかなり出入りが激しかった。当初コパノダヴィンチを先頭にピグレット、サスガツヨイの順ですんなり収まるかに思われたこのグループだったが、向こう正面に入る頃にはピグレット・サスガツヨイの2頭が競りあうように2頭並んでしまい、さらにはその後ろから常にセンターソアーやゲンパチコジーンが突っついてくるような状況。これではさすがにたまらなかったか、ピグレットは3コーナ手前で、サスガツヨイも3〜4コーナー中間で失速して圏外に去る。4コーナーを回る頃には依然先頭をキープしているコパノダヴィンチと内キレアジサイコウ、外ゲンパチコジーンの3頭が先頭グループを形成していた。

 直線に向いていよいよコパノダヴィンチの外に持ち出したキレアジサイコウ。抜けだしてからソラを使う馬だけにここからが最大の関門だったのだが、今日のキレアジサイコウはいつもと違っていた。
 「ずっと手応え良くついて回っていたから、ちょっと早いかなと思ったけど仕掛けました。抜けてソラを使うかなと心配したのですが、今日は全くそんな事はなかった(大坪騎手)」というとおり、キレアジサイコウはコースの3分どころを通って真っ直ぐ伸びていく。
 直線半ばでコパノダヴィンチを振り切ってしまえば後は脅かされるものはなく、その勢いのまま後続を3馬身突き放してゴール。2着はコパノダヴィンチ、3着にはゲンパチコジーンが入った。

 勝ったキレアジサイコウは父メジロライアン、母カフェロワイヤルのセン馬の7歳。昨季までは2年間A級で走っていた馬がB級降級となり、3月以降はすでに2戦1勝の安定した成績。ここも元オープンの、メンバー中最上位の格をきっちり発揮して特別初制覇を果たした。 

■ 勝利ジョッキーコメント
 A級でもかかるくらいに前に行く馬だからペースは気にならなかったですね。道中ずっと手応えも良く“これなら”と狙っていました。抜け出すとソラを使って止まる馬なのでそれが心配でしたが、今日は自分でも驚くくらいよく伸びてくれました。人気でプレッシャーもありましたが、勝てて良かったです。(大坪 慎騎手)
優先出走権
レース名の由来 「新緑」:瑞々しい若葉の緑。

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2120 888 3連複 30709 4083
複勝 1091 270/145/246 3連単 125720 4967
枠連複 18449 2345 ワイド 7521 945/1521/304
馬連複 34946 5925
馬連単 46057 4639
259113



2007年4月29日(日) 10R
重賞 第7回 留守杯日高賞/3歳牝馬オープン・水沢ダート1600m・定量 晴・良
やはり女王!パラダイスフラワー快勝、牝馬2冠へ視界良しNAR成績NAR出馬表
まずは一冠。留守杯日高賞はパラダイスフラワーが順当に勝利(Photo/佐藤 到)
 3歳牝馬の地方競馬全国交流重賞・留守杯日高賞。遠征馬1頭・地元勢11頭で行われたレースは1番人気のパラダイスフラワーが快勝。地元牝馬に敵無しを改めてアピールした。
 単勝オッズ1.3倍、支持率60%と圧倒的な1番人気に支持されていたパラダイスフラワー。前走の完勝で牝馬にライバル不在が明らかとなり、遠征馬もやや小粒ということで当然のこのオッズ・この支持率という雰囲気だったが、レースもその通りになった。
最内枠を引いたパラダイスフラワーは先行策を取るはず、オーナーズスキャンや川崎のシーベルリーフも前に行くだろう、という事でこの3頭の出方が最初の注目点。小林騎手は「他馬の出方次第では番手の競馬も考えていた」とレース後に語っていたが、スタート後、全馬がほぼ横並びで進んでいった中から先頭に出てきたのはやはりパラダイスフラワー。オーナーズスキャンはその外につけて2番手、シーベルリーフがその後ろの3番手で落ち着く。一瞬速くなりそうだったペースはこの位置取りを受けて急激に落ち始め、最初のこのポジションでレースの行方がほぼ決まった感があった。

 その後の道中はハロンラップ14秒台も出るほどの超スローペース。そんな中、やはり人気上位のシュクジャンヌやサクラアリエルが次第に位置取りを上げていったが、先頭のパラダイスフラワーはお構いなしの悠々の走り。手応えの差も歴然としており、3〜4コーナーあたりではほぼ勝利を手にしたという状況に。

 見せ場というかドラマは、直線に入って半ばの辺りにさしかかったところで起きた。先頭を行くパラダイスフラワーを追ってサクラアリエルが懸命の追走をみせ、そこに内からシュクジャンヌが加わってきた時、サクラアリエルとシュクジャンヌが激突。2頭とももう一度脚を使おうとした瞬間だっただけにこれが大きなロスとなってしまう。
 その2頭が立て直しているうちに外から追い上げてきたマツリダワルツが2番手に上がり、さらに追い上げたものの追撃はそこまで。パラダイスフラワーは1馬身半のリードを守ってゴール板を駆け抜けた。

 2着はマツリダワルツ、3着は立て直したサクラアリエルでシュクジャンヌは首差の4着。結果、1〜4番人気馬が上位を占めて三連複までは3桁配当、3連単も1,760円という堅い決着に終わった。

 勝ったパラダイスフラワーは父ティンバーカントリー、母ダイナコマネチの牝3歳、門別・今井牧場の生産。昨シーズン末は敗戦が続いたが、休養を挟んで調子を取り戻した今シーズンは力通りの走りを見せており、これで特別−重賞連勝、自身3つめの重賞タイトルとなった。
 次走はひまわり賞(5/27・水沢1900m)が有力も、間に一戦挟む可能性もある模様。 

■ 勝利ジョッキーコメント
 他の馬の出方によっては番手の競馬を、というか控える競馬をさせてみたいとも思っていたのですが、自然とハナに立つ形になりましたね。最近ちょっとずるいというかズブイというか、4コーナー辺りの反応が鈍くなっていて、着差的にはちょっと不満が残ります。でも、馬には余裕があって、もっと走るという力は感じますね。今の気性なら距離が長くなっても大丈夫ではないでしょうか。(小林俊彦騎手)
優先出走権
レース名の由来 留守杯日高賞・・・水沢地区の代表的なお祭り「日高火防祭(ひたかひぶせまつり)」にちなむ。
 毎年4月28日(前夜祭)・29日(本祭り)に行なわれる、みちのくに春の訪れを告げる豪華絢爛の一大絵巻「日高火防祭」の開催を記念し、その祭事をはじめたとされる水沢城主「留守家」から冠名を頂戴しました。

※「留守家」と「日高火防祭」との関係:3代水沢城主「留守宗景(むねかげ)」は、幕府の「火防令」の命を受け、城下における火警を説き、防火の方法、救済などの対策を講じ、更には不慮の災害を神仏の加護によって未然に防止しようとする、祈願の祭事をはじめたとされます。
 水沢で起きた5度に及ぶ大火を契機として、この祭事が次第に「祭り」化されたものが「日高火防祭」です。300年の歴史を持ち、昭和38年には岩手県無形民俗文化財に指定されました。

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 5762 3492 3連複 48301 4226
複勝 2524 1008/252/311 3連単 205303 8609
枠連複 25380 5185 ワイド 13670 2108/1153/470
馬連複 54999 10777
馬連単 89614 14624
445553



2007年4月30日(月) 10R
特別 第8回 エイプリルカップ/B1級・水沢ダート1800m・別定 晴・良
マイネルヘルシャー楽々5連勝!勢いに乗ってA級へNAR成績NAR出馬表
B級で収まる器じゃない!マイネルヘルシャー5連勝(Photo/横川典視)
 B1級10頭で争われた特別・エイプリルカップ。実績馬・好調馬が多く混戦かと思われたが、蓋を開けてみればマイネルヘルシャーの圧倒的一番人気。レースもその通り、マイネルヘルシャーが力の違いを見せつける内容で優勝。期待の逸材がいよいよA級入り目前とした。
 スタート直後のレースの流れは、シンシアナスワンやコスモシュプール、ヤマニンリボールトらが競るように前に出て行った割にはペースが上がらず、先行〜中団についたグループは折り合いを気にしなくてはならない状況。マイネルヘルシャーも手綱を押さえて折り合いに専念、一度は前を追いかけていきそうになったのを、控えて4、5番手に下がる。

 向こう正面に入っても先頭を守り続けるシンシアナスワン。ヤマニンリボールトと並んで一時は後続を3〜4馬身引き離して先行。3番手のコスモシュプールからマイネルヘルシャーまではさらに2,3馬身。リマンドリーダー、レオハヤテ、ヤマトスピリットらはさらにその直後でひとかたまりで、このあたりのグループの動きがやや鈍い。
 それもこれもマイネルヘルシャーの動きが鈍かったためお互い様子見の形になったせいだが、当のマイネルヘルシャーは「向こう正面で妙に折り合いがつきすぎて反応が鈍くなった。でもエンジンがかかってしまえば・・・と(関本淳騎手)」というような状況で、実際、3コーナーをすぎてエンジンがかかりはじめてしまうと、後は後続にお構いなしにぐんぐん上昇していく。

 こうなってしまうともうマイネルヘルシャーの一人舞台。懸命に逃げ粘るヤマニンリボールドをあっさり競り落とすと、これまた懸命に食らい付くリマンドリーダーやヤマトスピリットの脚色を計りながら余裕を持って突き放し、先頭に抜け出ていく。
 直線も半ばに来ればもはや後続もしがみつくのが精一杯、という感じになり、最後は1馬身半の差ではあったが、着差以上に力の差を感じさせる内容でマイネルヘルシャーが快勝した。

 勝ったマイネルヘルシャーは父ボストンハーバー、母ワッキープリンセスの牡4歳馬。昨夏JRA未勝利から転入し、スタートで大きく躓いてレースにならなかった初戦以外はダート9戦無敗・芝の1戦もタイム差無しの2着と完璧な成績を納めていた。B級では収まりきらない器の持ち主なのは明らかで、今後の活躍に大きな期待がかかる。

■ 勝利ジョッキーコメント
 前半ペースが遅かったのでかかりそうになってしまい、折り合いをつけようとしたら今度はつきすぎてしまって反応が鈍かった。でもエンジンがかかってしまえば大丈夫な馬ですから心配していなかったし、実際その通り。着差以上に手応えには余裕がありました。(関本 淳騎手)
優先出走権
レース名の由来 「エイプリル」・・・April。英語で「4月」の意。

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 13124 9510 3連複 108675 2993
複勝 6834 2762/630/382 3連単 528802 6378
枠連複 43493 5949 ワイド 26224 2451/1493/616
馬連複 95424 13001
馬連単 188069 21575
1010645


| レース情報に戻る |

Copyright(c)2011 IWATE KEIBA KUMIAI All Right Reserved.