■ 11回水沢(1/2〜1/8) 重賞・特別レース結果 取材・文/テシオ編集部
金杯 初夢賞 Gステッキ賞 かまくら特別 六華賞 トウケイニセイ記念

2006年1月2日 
重賞 第33回 金杯/水沢ダート1600m(サラ系3歳オープン・定量) 曇・不良

セイントセーリング G3馬を破る!驚きの逃げ切り勝ちNAR成績NAR出馬表

ダートでの初勝利が重賞勝ちとなったセイントセーリング (Photo/佐藤 到)
 明け3歳となった若駒達の重賞・金杯。単勝オッズ1.1倍、単勝支持率71%の圧倒的1番人気に支持されたのはG3馬パラダイスフラワー。以下セイントセーリング、カネショウエリート、アンダーボナンザと続いたが、圧倒的1番人気だからといって絶対はない。それを改めて思わされるレースとなった。
 注目のパラダイスフラワーがどう出るか、がレース前の焦点だったが、ゲートが開いて飛び出していったのはやはりパラダイスフラワーとカネショウエリートの2頭。しかしその間を割ってセイントセーリングがハナを奪いに行き、そのまま先頭に立ってしまう。やや強引に思えたこのダッシュだったが、この時は1分43秒後の結末がまだ想像できない。まさかこのまま逃げ切るとは、と誰もが思っていた事だろう。

 道中はセイントセーリングがハナ、カネショウエリートが2番手。3番手にパラダイスフラワーがつけ4番手にはクールビズ。差し馬勢は後方で、ハロン12秒台後半のラップが続く速い流れに馬群は縦長になる。
 どちらかと言えばハイペース。そんなペースで進むセイントセーリングだったが、その逃げ脚はなかなか衰えないままに集団は進み、レースは3コーナー、そして4コーナーへと進んでいく。
 直線入り口でカネショウエリートが後退してパラダイスフラワーが2番手に上がり、まだ逃げ粘るセイントセーリングとの差は2馬身ほど。ここでいよいよ追い出しにかかるパラダイスフラワー、エーデルワイス賞で見せた伸びがあればここでも楽に差し切れる、十分に射程圏、という位置に思えたのだが。

 セイントセーリングもさすがに脚色が鈍り、ラスト一ハロンは13秒台にペースダウン。しかしそれでも最後のスパートにかかって懸命に逃げ込みを図る。一方のパラダイスフラワーは、直線入り口であった差をぐっと詰めては来たものの、あと少しで馬体が並ぶというところで伸びが鈍り、ジリジリとしか差が詰まらなくなってしまう。
 もうゴールまでは十数メーター、ジリジリと差を詰めるパラダイスフラワー、最内で逃げ込もうとするセイントセーリング。残るか、届くか・・・。しかし、その差が1/2馬身まで縮まったところがゴール。セイントセーリングにとっては歓喜の、そしてパラダイスフラワーにとっては無情のゴールとなった。
 3着は直線差を詰めたアンダーボナンザ、4着は3馬身離れてマツリダワルツ、5着はさらに3馬身離れてプリムラジュリアンだった。

 勝ったセイントセーリングは父キングヘイロー、母ブルーサファイアの牡3歳馬で新冠・堤光夫氏の生産。芝では認定競走勝ちや特別勝ちをして活躍していたもののダートでは勝ち星がなかったが、シーズンラストの重賞で見事ダート初勝利を挙げた。また、菅原 勲騎手は昨年に続き金杯2連覇となった。


■ 勝利ジョッキーコメント
 前走、前に行かないでいい結果につながらなかったので、今日は行こう、逃げようと思っていました。当然パラダイスフラワーが強いから、早めに来られたら苦しいなと思っていたけどなかなか来ない。こちらも追い出してパッと伸びるタイプでないからなるべくリードを作っておこうとしたけど、それにしても後ろが来ないから“えっ?”と思って後ろを見てしまいました。コースが軽かったのもあるだろうけど、今日は馬の力を出し切れたレースだったと思います。(菅原 勲騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 5206 344 3連複 55455 5742
複勝 2347 263/858/395 3連単 208917 1191
枠連複 22867 2283 ワイド 17789 1347/546/3126
馬連複 73529 7020
馬連単 88920 2014
475027

優先出走権
レース名の由来 「金杯」:岩手県の予想新聞社でつくる予想新聞連盟から、この競走に対し副賞として純金製の「金杯」が贈られることに由来するもの。



2006年1月3日
特別 第7回 初夢賞/水沢ダート1600m(サラ系B1・別定)晴・不良

グラスホープ、今日は突き抜けて特別初制覇!NAR成績NAR出馬表

混戦を突き抜けたグラスホープ (Photo/佐藤 到)
 B1級の“荒れる”初夢賞。リーディング上位騎手が人気を集めた中、勝ったのは1番人気のグラスホープ。しかし2着が人気薄となって、結局3連単万馬券の波乱の結末となった。
 発走前の単勝1番人気はグラスホープで1.7倍。続いてカヌマビート4.0倍、リマンドリーダー4.7倍、ジュリア7.7倍と続いて単勝オッズ10倍以下はこの4頭。ただし馬複は6番軸が、馬単は7番頭が比較的よく売れており、つまるところ上位騎手を中心に売れている形。混戦ムードの中ファンも手掛かりを探っている、という印象をうける。

 そんな中始まったレース。ハナを切ったのはやはりジュリア、最内枠から飛び出していくと最初こそ他馬の出方を窺う感じだったが、競ってこないと見るやぐんぐんスパート。最初の直線では2、3馬身、向こう正面に入る頃には5馬身ほどに差を拡げて飛ばす。
 今日のコース状態は早い時間帯は差し優勢だったものの、後半は前が残りやすい傾向。しかし、前半3ハロンで38秒を切るくらいの速いペースで進んでいったのが、次第にジュリアのスピードを鈍らせていく事になる。

 ハイペースと見た後続が動き出したのは向こう正面半ばあたりから。3コーナーあたりではジュリアのリードがほとんどなくなり、ジュリアのすぐ外にカヌマビート、さらにリボハーンやグラスホープも取りついてきた。
 真っ先に交わしにかかったのはカヌマビート。ジュリアの外から馬体を併せるように4コーナーを回ってくると、直線入り口ではジュリアを交わす。しかし内のジュリアも粘り、馬体を併せながらしぶとく差し返すシーンも。
 この2頭が粘り切るかと思われたその時、外からリボハーンとグラスハンターがぐいぐいと接近してきた。脚色は完全に外2頭が優勢であっという間もなく4頭が横一線、そしてその中からグラスハンターがひときわいい脚で抜け出してくる。
 これまではジリ脚と思われてきたグラスホープだが、今日は一転してすばらしい瞬発力を見せた。ゴールまでのわずかな距離で他に付けた差は1馬身半。鮮やかな伸びでしっかりと勝利を手にした。
 2着は接戦だったが、これも外から伸びた組のリボハーン、ハナ差3着がカヌマビートで、ジュリアは最後粘りきれず4着。アドマイヤウイングがやや離れた5着となった。

 勝ったグラスホープは父マーベラスサンデー、母デビューグラスの牡7歳馬。岩手でデビューして足掛け5年目、通算63戦目にしてこれが初の特別制覇となった。また、鞍上の村上 忍騎手は5月20日のFM岩手杯以来、実に7ヶ月ぶりの特別勝利。


■ 勝利ジョッキーコメント
 早めのペースで淡々と流れてくれて、ずっと前の馬を追いかけていくような展開になったのが良かったね。いつもは道中フワフワして走らない時があるけれど、今日はずっといい感じ。この手応えなら直線も伸びてくれると思って乗れました。(村上 忍騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 4846 2107 3連複 56937 1335
複勝 2334 539/101/447 3連単 213369 833
枠連複 28587 712 ワイド 15883 407/1826/347
馬連複 81450 1891
馬連単 104288 1395
5076924

優先出走権
レース名の由来 「初夢」:元旦の夜に見る夢。または正月2日の夜に見る夢。古くは、節分の夜から立春の明けがたに見る夢。



2006年1月4日
特別 第29回 ゴールデンステッキ賞/水沢ダート1900m(サラ系B2・定量) 晴・不良

今年は1番人気が快勝!ワラッテオクレヨ惜敗にピリオドNAR成績NAR出馬表
ゴールデンステッキ賞
なかなか勝てなかった特別戦をついに制覇したワラッテオクレヨ (Photo/佐藤 到)
 リーディング上位騎手による腕と名誉をかけた闘い・ゴールデンステッキ賞。今年は上位12名が勢揃い、コース状態も悪化せず腕を競い合う舞台としては文句ない状態でレースが行われ、1番人気に支持された小林俊彦騎手のワラッテオクレヨが快勝。このレースとしては久しぶりに1番人気馬が優勝を果たした。
 ほとんどの馬にとっては未知の距離であるダート1900m。例年スローペースになりがち、出方を窺いつつのレースになるのだが、今年は最初から先行馬がやり合う、息の抜けない流れになった。
 内から関本淳騎手騎乗・3番人気のシュガーピュア、それに4番人気・村上忍騎手騎乗のロドリゴキンノホシ、9番人気沢田盛夫利騎手騎乗のアルスードアラジン、さらには7番人気・草地保隆騎手のバブルガムトミーも加わって先行争い。ロケットスタートを決めたシュガーピュアだったが、ここまで追われる形になるのは想定外か。先行4頭は一団となったまま、やや速いペースで進んでいく事になる。
 ほぼこのままの形で進んだ向こう正面半ば、先行集団・中団グループそれぞれに動きが出始める。まず先行集団では逃げていたシュガーピュア、2番手のアルスードアラジンがほぼ時を同じくして失速。替わってバブルガムトミー。ロドリゴキンノホシの2頭が前に出るが、この時既にバブルガムトミーは手綱を押しはじめており、手応え的にはいつ止まってもおかしくない状態。
 一方の中団グループではワラッテオクレヨ、コアレスブライト、エイシンウルフオーなどが上昇を開始。3コーナーを過ぎるあたりではバブルガムトミーを先頭に、各馬が折り重なるように凝縮していく。

 なんとか粘っていたバブルガムトミーも直線入り口で力尽き、2番手にいたロドリゴキンノホシが先頭に立ったのもつかの間、すかさずエイシンウルフオー、ワラッテオクレヨやコアレスブライト、モエレタキシードらの差し馬勢が襲いかかる。中でも馬場の真ん中に持ち出したワラッテオクレヨの伸びが目立ち、一足先に馬群から抜けだしてくる。一方のエイシンウルフオーは脚色鈍ったロドリゴキンノホシを捌くのにのに一瞬のロス。これが勝負を決める事になった。

 先に抜けだしたワラッテオクレヨを猛追するエイシンウルフオーだったが、ロスなく抜けだした分ワラッテオクレヨの勢いも止まらない。最後はクビ差まで迫る接戦となったものの、ワラッテオクレヨがついに交わさせることなくゴールに飛び込んだ。
 2着はエイシンウルフオー、3着にロドリゴキンノホシが粘り、追い込んだモエレタキシードが3着にクビ差の4着。コアレスブライトは直線やや伸びを欠いて5着となった。

 勝ったワラッテオクレヨは父ダミスター、母オハナチャンの牡5歳馬。今シーズン、C1級でスタートした当初は掲示板もおぼつかなかったが、秋にC2級に降級したのをはずみに4連勝、その後は特別戦でも好走する成長ぶりをみせ、近7走に限れば4勝2着1回3着2回と抜群の堅実さを誇っていた。これが特別戦初勝利。小林俊彦騎手はゴールデンステッキ賞4勝目となる。


■ 勝利ジョッキーコメント
 道中、外にもたれ気味になるし、勝負所からの手応えもあまりないし、どうなる事かと思ったけれど、後で聞いてみたらコーナーで進まない馬なんだそうですね。直線もなかなか手前を替えないから追い上げられたけど、良く伸びてくれたからね。(小林俊彦騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 8992 4119 3連複 144655 6895
複勝 7491 2923/1247/568 3連単 82695 9916
枠連複 43067 8188 ワイド 305046 3821/1275/847
馬連複 99832 21976
馬連単 144655 21749
712235

優先出走権
レース名の由来 「ゴールデンステッキ」:みちのくレース岩手競馬を代表する、現在リーディング上位の騎手による「腕競べ競走」で、騎乗馬も抽選で決定されることから、普段見られないカップリングも楽しみな一戦。



2006年1月6日
特別 第8回 かまくら特別/水沢ダート1900m(サラ系C1・別定) 雨・不良

ゲンキデタマチャン逃げ切る!大坪騎手通算100勝は特別でNAR成績NAR出馬表

人気薄ながら逃げ切って波乱を巻き起こしたゲンキデタマチャン (Photo/佐藤 到)
 1900mのダート戦・かまくら特別。出走馬は9頭、人気を集めたのは菅原 勲騎手騎乗ヤスノコミューン、板垣吉則騎手騎乗テンマなどだったが、勝ったのは7番人気ゲンキデタマチャン。人気薄の評価を覆す逃げ切り勝ちだった。
 向こう正面半ばからのスタート、好ダッシュを決めたのはゲンキデタマチャンだった。「他に行く馬がいないし、“行けるなら逃げろ”という指示もありましたから」(大坪騎手)という事で躊躇せずハナへ。2番手にはオジジアンリョーコ、3番手にはワイエスビューティがつけるが、2番手は同厩の馬でもあり、先頭に立ったゲンキデタマチャンにとっては思い通りにペースを落とす事ができる展開に。

 最初のコーナーまでこそやや速めだったが、以降最初の直線を抜けるあたりまではハロン13秒台半ばから、中には14秒台までに落ちるところもあったほどの超スローペース。この流れにいったんは縦長になりかけた馬群もぐっと前後の長さを詰めてくるが、ゲンキデタマチャンにとっては願ってもない流れでも中団以下の馬たちにとっては動くに動けない苦しいペース。そのため、再び向こう正面半ばを過ぎたあたりになっても位置取りはほとんど変わらないまま。逆に差を詰めようとした中団グループの中から、3コーナーあたりでテンマが後退して早々と圏外に去ってしまう様な事も。

 ゲンキデタマチャンが直線に向いた時、2番手にいたオジジアンリョーコ、3番手のワイエスビューティーはやや脚色を失いかけており、ほどなくゲンキデタマチャンのリードが2馬身ほどに拡がる。こうなるともう逃げ脚は止まらない。最内からヘイセイサンシロウ、外からはテイエムウエスタンが2,3番手に上がってくるが、その時点でもはやゲンキデタマチャンの逃げ切り気配濃厚。最後こそヘイセイサンシロウが猛烈に追い上げて馬体を併せる接戦となったが、ゲンキデタマチャンのリードはゴールでもまだアタマ差残っていた。

 2着はヘイセイサンシロウ、3着にテイエムウエスタン。人気上位馬が軒並み沈んで馬番3連単は25万円を越える大波乱となった。

 勝ったゲンキデタマチャンは父ファイヴナカヤマ、母イメージマツカゼの牝6歳馬で、宮崎・田上勝雄氏の生産した九州産馬。JRA−宇都宮を経てこれが79戦目となる大ベテラン牝馬だが特別タイトルはこれが初めて。宇都宮時代に4度経験した1900mの舞台で遺憾なく力を発揮して見せた。また、鞍上の大坪 慎騎手は自身の地方競馬通算100勝を特別制覇で飾った。


■ 勝利ジョッキーコメント
 行く馬がいないなら行け、と言われていたし、他の馬も距離を考えてそうそう追ってこないと思いましたから、思い切って行きました。これまでも逃げた事があるし、直線で先頭に立っていればそうそうパッタリと止まる馬ではないですからね。ようやく100勝ですが、ここで勝てて良かった。今年一番がんばった馬で決められたのも良かったです。(大坪 慎騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 3088 82 3連複 46297 168
複勝 1201 84/85/225 3連単 137455 40
枠連複 20020 104 ワイド 1894 87/146/340
馬連複 58297 376
馬連単 74682 187
351934

優先出走権
レース名の由来 「かまくら」・・・秋田県横手地方での小正月の行事。子供達が雪で室を作り、水神を祭り、15日の朝、その前で火を焚いて烏追いの歌を歌う。



2006年1月7日
特別 第31回 六華賞/水沢ダート2000m(サラ系A2・別定)
 小雨・不良
おまたせマイニングプレス 今季2勝目で特別制覇NAR成績NAR出馬表

久々の勝利、久々の特別勝ちをはたしたマイニングプレス (Photo/佐藤 到)
 2000mの距離で争われた六華賞。強風と大雨の荒れた天候のもと行われたレースだったが結果は1〜3番人気が上位を占める堅い決着。1番人気のマイニングプレスが直線差し切って今季2勝目、04年7月のねむのき賞以来の特別勝ちとなった。
 桐花賞と同じ向こう正面2コーナー過ぎからスタートする六華賞。事前の予想通りメタモルキングが逃げ、これにベルモントサファリ、チェリーフォティが食いついていく。1番人気に支持されたマイニングプレスは出遅れ気味のスタート。しかしこの辺は「いつも“よっこらしょ”という感じで出るから(小林俊彦騎手)」ということで鞍上にとっては想定の範囲内。実際、すぐに中団6番手あたりの位置につけ、その後はそのあたりをキープしながらレースを進める。

 ペースは案の定スロー、2周目の向こう正面に入ってもなかなかペースが上がらず、逃げるメタモルキングの外にベルモントサファリやチェリーフォティ、テイクファイブなどが折り重なるように並んでいく。
 3コーナーが迫ってさすがに先行グループも我慢しきれなくなったか逃げ馬に向かってペースを上げると、メタモルキングもそれにあわせてペースアップして前に出させない。この間、マイニングプレスは内目から外に持ち出しマルカクールと並んで上昇開始。そうこうするうちベルモントサファリ、そしてチェリーフォティと脱落しはじめて、3コーナーから4コーナにかけては粘るメタモルキングとテイクファイブ、それに迫ろうとする人気のマルカクールやマイニングプレス、この4頭が徐々に一団。その後ろはやや手応え悪くなっていて、優勝を争うのはこの4頭に絞られた形に。

 直線に入ってテイクファイブを振り切ったメタモルキングだったが、今度はマイニングプレスとマルカクールの追撃にさらされる。一杯一杯に見えるメタモルキングだがそこから粘るのがこの馬の走り。懸命の粘りをみせてマルカクールにはついに交わさせない。しかし、離れた外から追い上げるマイニングプレスにまでは粘りも通じなかった。直線半ばあたりではマイニングプレスの脚色が優勢となり、結局、じわじわと前に出たマイニングプレスがメタモルキングを1/2馬身交わしてゴールイン。2着はメタモルキングが粘り、3着にはクビ差でマルカクール。着順と人気は1番人気−3番人気−2番人気、上位人気が揃って人気に応える堅い決着となった。

 勝ったマイニングプレスは父マイニング、母マイエクスプレスの牡7歳馬。今シーズンは掲示板を外さない堅実な戦いを続けながらも前走が初勝利、この勝利が2勝目で特別勝ちとなった。


■ 勝利ジョッキーコメント
 スタートはいつも良くない馬だから、出遅れたのは気にしませんでした。直線、逃げた馬も粘ったけれど、こちらもあまり早くに先頭出るとダメなので、ゴール前でちょっとだけ差す形にしようと相手の出方を見ながらだったからこういう僅差になりました。距離が長いのはもってこい、冬も走るタイプ。前走でようやく勝ったけれど、その前はサンシャインヘイロとかゲイリーエクシードとか強い馬に負けていただけで、今回のメンバーなら、とも思っていました。(小林俊彦騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 4779 2226 3連複 48081 7673
複勝 1628 599/130/410 3連単 190667 8674
枠連複 30187 4273 ワイド 12256 1713/2219/751
馬連複 59939 9686
馬連単 110260 12012
457797

優先出走権
レース名の由来 「六華」:雪の結晶が六角形であることから、その形を華になぞらえ命名されました。雪の結晶には同じ六角形でも様々な形があります。



2006年1月8日
重賞 第7回 トウケイニセイ記念/水沢ダート1600m(サラ系オープン・定量) 曇・不良
やはり4歳はハイレベルだ! テンショウボス重賞制覇NAR成績NAR出馬表

待望の重賞制覇を達成したテンショウボス (Photo/佐藤 到)
 今シーズン最後の重賞となるトウケイニセイ記念。4歳馬から12歳馬まで12頭が争ったこのレース、明け4歳馬のテンショウボスが終始強気なレースを見せて優勝。自身の初重賞制覇を成し遂げると共に、ハイレベル世代の強さをアピールしてみせた。
 早池峰賞を勝ったヤマニンエグザルトが1番人気、桐花賞4着のテンショウボスが2番人気、この2頭からやや離れて早池峰賞3着のダンディキングが3番人気。この3頭の3強ムードで迎えたトウケイニセイ記念、レースはやはりこの3頭が、最後まで激しく争うものとなった。
 まずハナを切ったのは戦前の予想通りダンディキング。水沢マイルの最内枠だけにここは他にハナを奪われるわけにはいかないところ。ダッシュこそ互角だったが二の足で他を引き離してハナに立つ。
 2番手につけたのはテンショウボスで、これも内枠を利して早めの先行策。マロンテースト、ヤマニンエグザルトが外枠からこれに続きそれぞれ好位。特にヤマニンエグザルトは不利かと思われた大外枠から綺麗にスタートを決めてすんなり好位を確保、出だしはひとまず順調だった。
 前半3ハロン36秒7、ハナに立ったダンディキングとテンショウボスがそれぞれ譲らずペースは全く緩まない。時計が速い今日のコース状態とはいえ、スタートからずっとハロン12秒台前半のラップが並ぶ速めの流れとなり、一時は前の2頭が3番手以下を引き離してしまうシーンも。
 3コーナーを前にさすがにペースが落ち後続が差を詰めてきたが、それでも前2頭のリードは大きい。一方1番人気ヤマニンエグザルトは4、5番手ながら少し離れた中団の位置。向こう正面では追っつけて追走するような姿も見せたが、勝負所にかかって行き脚を取り戻したか、外から前に迫っていく。

 直線入り口はダンディキング・テンショウボスがほぼ並んで入って来るも、ずっとマークされた馬とマークしてきた馬ではさすがにここからの手応えが違ってくる。余裕をもって先頭に立つテンショウボスに対し、ダンディキングは止まってはいないもののそれ以上の抵抗は・・・という脚色。
 そしてそこに加わってきたのがヤマニンエグザルト。4コーナーではまだ遠いという位置だったが、直線に入っていつものこの馬の伸び脚を発揮、あっという間にダンディキングを捉えるとさらにテンショウボスに向かってぐいぐいと迫っていく。
 飛ぶように差を詰めるヤマニンエグザルトだったが、しかしここは終始余裕を持ってレースを進めたテンショウボスの余力が勝った。着差こそ3/4馬身まで詰まったもののテンショウボスが最後まで交わさせずにゴール。ヤマニンエグザルトは2着、そして3着にはダンディキング。4着以下は6馬身離れており、やはりこの3頭の力量が抜けていると言える結果となった。

 勝ったテンショウボスは父ティンバーカントリー、母エイシンノーブルの牡4歳馬。4歳の強豪の一角としてオウシュウクラウン・サイレントエクセルに次ぐ存在として活躍、桐花賞は4着に終わったが、適距離のマイル戦で見事初重賞制覇を達成した。次走は川崎記念に登録し選定を待つとの事。


■ 勝利ジョッキーコメント
 前走から間隔が短かったので馬の状態を心配していましたが、返し馬が良かったから大丈夫だろうと。距離もこの馬にはベストでしょうしね。今のコース状態、枠順を考えれば前に行った方がいいと2番手に。4コーナーでもいい手応えなので“これなら”と。ヤマニンエグザルトが追ってきましたがこちらにも余裕がありましたからね。昨年の3歳馬はレベルが高いと思います。この馬もまだ成長すると思いますので、これからも応援してください。(菅原 勲騎手)

■ 勝利調教師コメント
 前走は4着でしたが、距離もあったし、勝ちにいった分もあったからね。今回は適距離といえる条件だったからいいレースができると思っていました。最後詰め寄られたので見ていて心配しましたが、鞍上の話だとまだ余裕があったそうで、あそこからまだ詰められたとしてもそれなりに対応できたでしょう。川崎記念に登録していますが、他地区枠が少ない事もあり、選定されたらそれから考えようと思っています。(佐々木修一調教師)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 7209 2340 3連複 54309 12110
複勝 1980 438/693/200 3連単 195757 12043
枠連複 32135 8379 ワイド 14326 3203/1460/1215
馬連複 82357 24601
馬連単 128051 18919
516124

優先出走権
レース名の由来 「トウケイニセイ」・・・競走成績43戦39勝2着3回3着1回という成績を残し、平成7年に引退した岩手生粋の名馬。
 3歳のデビュー戦快勝後、浅屈腱炎による1年7カ月もの長期休養を余儀なくされるも奇跡的な復活により、当時の日本記録となる18連勝を樹立した他、41戦連続連対の記録を持つ名馬。


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