■ 10回水沢(12/23〜12/31) 重賞・特別レース結果 取材・文/テシオ編集部
男鹿特別 ひいらぎ賞 磐井川特別 シクラメン特別 夏油特別 桐花賞

2006年12月23日
特別 第7回 男鹿特別/水沢ダート1600m(サラ系B2・別定) 曇・不良

内を突いてするすると トーホウライデン快勝!NAR成績NAR出馬表

特別初制覇となったトーホウライデン (Photo/佐藤 到)
 B2級馬10頭で行われた男鹿特別。B2級とはいえ好素質馬が揃ったこのレース、勝ったのは4歳馬トーホウライデン。昨シーズンには転入後5連勝を挙げた実力馬が、ついに特別Vを手にした。
 スタートのゲートが開いた時、トーホウライデンにはいきなり試練が訪れていた。「馬が横を向いていた時にゲートが開いてしまって、バランスを崩した」という高橋悠里騎手。斜めに飛び出した馬上であやうく鞍上が落馬しかかり、そこはコーナーまでに立て直して持ちこたえたものの、あわよくばハナを獲ろうと思っていた鞍上の作戦はこれで白紙になってしまう。
 そのかわりにハナに立ったのはヒカリボラゾン。アクトジローが続き2番手で、トーホウライデンはニホンピロゼンの内の4番手あたりという位置になる。しかし結果的にはこの位置が功を奏した。
 ヒカリボラゾン・アクトジロー、ともにスタートダッシュは速い方だが、2頭ともじわりと前に出てきながらお互いの出方を窺う体勢。最初の直線から1コーナーにかかる頃にはヒカリボラゾンが前、アクトジローが2番手の隊列が定まったが、自然とペースはスローに落ち着いていく。

 3コーナーあたりでヒカリボラゾンが後退、アクトジローが先頭に立ち、それを見ながら後続も押し上げて馬群がぐっと固まる。4コーナーでもアクトジローはまだ手応え十分に進んでおり、2番手になったキーネがやや手応え怪しく、ニホンピロゼンがそれに替わって2番手に、という位置。

 楽な手応えで直線に向いたアクトジローだったが、ニホンピロゼンやさらに後方の差し馬勢を意識したか、コースの真ん中あたりに持ち出してくる。そこで空いた内を突いてきたのがトーホウライデンだった。そこまでじっと内で我慢していたトーホウライデン、「行き場が無いなと思ったけれど、外に出そうとする前に体が内を狙っていた」という鞍上に導かれて、内から一気に伸びてくる。
 アクトジローはそこまでの手応えの割には伸びを欠き、ニホンピロゼン、さらにその外から追い上げてきたワラッテオクレヨ、ロイヤルアリダーの脚色が優勢。しかし内トーホウライデンの伸び脚はさらに優勢で、するすると脚を伸ばして抜け出すと混戦の2番手争いを尻目に楽々ゴールに飛び込んだ。
 2着はワラッテオクレヨ、3着にニホンピロゼン、4着ロイヤルアリダーでこの3頭はクビ・ハナの接戦。アクトジローがやや離れた5着。人気のロックエモーションは7着、マルカスティンガーは8着に終わった。

 勝ったトーホウライデンは父ブライアンズタイム、母アングシヤスフレンド、母父ミスタープロスペクターの牡4歳馬。昨年11月にJRA未勝利から岩手に転入し、C3級で5連勝を挙げた良血馬。今シーズンはやや勝ちきれないレースが続いたが、休養を挟んで立て直しに成功、キャリア17戦目で待望の特別勝ちを果たした。


■勝利ジョッキーコメント
 スタートがうまくいかず逃げる手が使えなかったのですが、内に控えていてもずっと手応えがあったので安心して乗れました。直線に向く時も、どこが開くだろう?と考える間もなく内に。そこからは良い脚で伸びてくれました。強いメンバーが揃ったなあと思っていたんですが、この馬も力のある馬ですね。(高橋悠里騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2380 367 3連複 36647 525
複勝 1556 181/212/175 3連単 108464 278
枠連複 22706 757 ワイド 9284 220/318/270
馬連複 50405 1414
馬連単 51565 767
283007

優先出走権
レース名の由来 「男鹿」・・・男鹿半島より。秋田県西部に位置する日本海に突出した半島で、砂洲により本土と連なり、内部に八郎潟を形成していましたが、その大部分は干拓され、大潟村となっている。



2006年12月24日
特別 第30回 ひいらぎ賞/水沢ダート1800m(サラ系B1・別定)曇・不良

今度は借りを返した!ブラックオーメン特別3勝目NAR成績NAR出馬表

これで特別3勝目、好調モードの続くブラックオーメン (Photo/佐藤 到)
 サラB1級の特別戦、ひいらぎ賞。ディセンバーCの1・2着馬が因縁の対決、という形になったレースは、前回2着のブラックオーメンが借りを返すとばかりに快勝。特別3勝目を挙げた。
 レースは最初からヘライカントリーとブラックオーメン2頭の戦いの様相を呈した。今日は先行策を取ったヘライカントリーが飛び出していくのにつれてブラックオーメンまでが先行。そこにマンノダイヤモンドも加わって、この3頭が先行集団を形成するが、ハナに立ったヘライカントリー、2番手ブラックオーメンが序盤から一騎打ちの形になった。
 1周目の直線にむいてペースをスローに落としたヘライカントリー、そのままひとかたまりになった馬群を引き連れて進んでいたが、向こう正面を半分ほど過ぎたあたりで急にペースアップ、一気に勝負に出る。
 馬群はここで前3頭、続くドリームカーニバル、アドマイヤウイング、ラブラブサンヒコの3頭、さらに後方グループと大きく3つの集団に分かれた形になっていたのだが、前3頭はヘライカントリーの動きにあわせてペースアップ、しかし2番手グループの3頭はわずかに動くタイミングがずれたかやや取り残され、以降は前の3頭がレースの主導権を握ってしまう。
 それでも、2番手グループの中からドリームカーニバルが懸命の追撃を見せ、一時は前3頭の中に割って入るかという所まで迫ったのだが、それも直線入り口まで。勝負はヘライカントリー・ブラックオーメン、そしてマンノダイヤモンドの3頭の争いに絞られた。

 直線に入っても粘るヘライカントリーだったが、今日はブラックオーメンの勢いが勝った。直線半ば、じわりとブラックオーメンが前に出るとヘライカントリーもそれ以上の抵抗ができない。最後はブラックオーメンが3/4馬身抜け出して優勝、2着争いは内外離れたが外マンノダイヤモンドが交わして2着を確保、ヘライカントリーは3着に終わった。とはいえ4着ドリームカーニバルとの差は4馬身、それを思えば3頭の争いはレースの最初から最後まで接戦だったといえるだろう。

 勝ったブラックオーメンは父タイガーチャンプ、母ハイセイグリーン牡4歳馬で青森山白牧場の生産。夏を過ぎて急激に調子を上げ、特にここ3戦は特別戦3戦で2勝2着1回という好調さを見せていた。これで特別戦は3勝目。次走は来年1月18日に浦和競馬場で行われる交流戦にむかう模様だ。


■勝利ジョッキーコメント
 ヘライカントリーには前回負けているので、今日はついていってそれで負けたら仕方ないというつもりでいました。しかし今日は馬が最初からやる気一杯で、いつもは前に行くのかどうか分からない馬が最初から行く気を出してくれた。それでいて最後まで手応えも失わなかったし、抜けだした時にちょっとフワッとしたけど、真面目に走ってくれる時は強いね。なんにせよ馬が変わったよ。どこからでも動けてレースがしやすくなりました。(沢田盛夫利騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2798 667 3連複 34574 6481
複勝 1462 262/194/397 3連単 101932 2152
枠連複 19771 1450 ワイド 10105 1015/2608/674
馬連複 53026 3911
馬連単 62546 2686
286214

優先出走権
レース名の由来 「ひいらぎ」・・・「柊」:モクセイ科の常緑小高木。高さは約3mで、葉は革質で光沢があり縁には先が鋭いとげとなった顕著な切れ込みがある。



2006年12月25日
特別 第7回 磐井川特別/ 水沢ダート1600m(サラ系C3・定量)晴・不良

サーストンラウンド3連勝で特別制覇NAR成績NAR出馬表
磐井川特別/サーストンラウンド
接戦を粘りきったサーストンラウンド (Photo/佐藤 到)
 C3級11頭で争われた磐井川特別。JRAからの転入組を始め連勝馬・好調馬が揃い激戦が予想されたが、結果はやはりというか波乱の結末。勝ったのは4番人気のサーストンラウンドで、転入後3連勝で特別勝ちを果たした。
 1番人気に推されたインフルヴィガー、そしてサーストンラウンド。いずれも逃げ・先行で連勝してきている2頭がどういう展開に持ち込むのかが焦点だったが、スタートではやはりインフルヴィガーがダッシュしてハナを奪いに行く。一瞬へこみかかったセレナドリームが追い上げて前に出ようとし、それでサーストンラウンドがかかり気味になってこれも前に行きたがる。最初の直線を過ぎたところでは先頭インフルヴィガー、2番手にサーストンラウンド、そしてシルクルーラーとセレナドリーム、ミントデザイアで、ヘイセイサンシロウと2番人気エルブは後方からと、ほぼ戦前の予想通りの位置に落ち着いていた。
 競り合いながら進む前2頭だったが、そのスピードはなかなか快調で、向こう正面半ばを過ぎても簡単には衰える気配がない。差し・追い込み勢が中団で動きかねている間に馬群は3コーナーを過ぎ4コーナーへと向かう。

 逃げ粘るインフルヴィガーに外からサーストンラウンドが並びかけ、さらに好位に食いついていたセレナドリームも外に持ち出して前の2頭を追撃する態勢。ヘイセイサンシロウはその直後まで迫っていたが伸び脚はやや鈍く、エルブも後方で大外に持ち出そうとするが、前のグループの脚色からすればかなり苦しい位置。
 直線に向いたところの勢いではインフルヴィガー・サーストンラウンドの2頭でほぼ決まりかと思われたが、その後インフルヴィガーが失速して脱落。替わってセレナドリームがぐんぐんと差を詰めてサーストンラウンドに馬体を併せるところまで迫ってくる。

 ゴール前は2頭が完全に鼻面を並べる大接戦。脚色は外セレナドリームが優勢だったが、スロー映像を見ると内サーストンラウンドがわずかに粘りきっている。判定写真では白線ひと目盛り分もない、ハナ差とはいえ僅差でサーストンラウンドが優勝を果たした。
 セレナドリームは鞍上山本聡哉騎手が「完全に差したと思った」と言う実に悔しい2着。3着にはシルクルーラーがしぶとく粘り込み、4番人気→7番人気→6番人気の決着で3連単は82,990円の波乱となった。

 勝ったサーストンラウンドは父クロコルージュ、母サーストンマルミチの牡3歳馬。JRA未勝利から転入後3連勝で特別制覇となった。


■勝利ジョッキーコメント
 レース前の指示では「先行」という事だったので前に行く事にはこだわってなかったのですが、スタンド前でちょっとかかってしまったのでそのまま前に。位置取りはそれでも大丈夫だろうと。最後は自分も差されたと思ったんだけどね。今年は三野宮厩舎の馬と凄く相性がいいですね。(関本 淳騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 3417 378 3連複 52294 218
複勝 5049 304/433/101 3連単 176530 157
枠連複 27963 527 ワイド 10816 120/252/90
馬連複 57255 729
馬連単 80428 694

優先出走権
レース名の由来 「磐井川」:栗駒山(標高1,628m)を源流とする川で、市街地の中央を横切って一関市狐禅寺で北上川に合流する。



2006年12月29日
特別 第5回 シクラメン特別/水沢ダート1800m(サラ系C1・別定) 雪・不良

ニシノキリフダ2連勝 僅差ながらも特別制覇飾るNAR成績NAR出馬表

転入後2連勝のニシノキリフダ(Photo/佐藤 到)
 C1級の特別戦・シクラメン特別は転入2戦目のセイウンスカイ産駒・ニシノキリフダが優勝。1番人気に応えると共に、転入後2連勝を飾った。
 午前中から急に雪が激しくなり、「晴」から「小雪」、さらに「雪」へと天候が悪化していった水沢競馬場。メインレースの頃にはだいぶ小降りになっていたが、コースはすっかり水の浮く不良の状態。
 水が浮くようになってきた後は逃げ・先行馬の活躍が目立ち始めたこともあり、このレースでも内枠の馬が揃って前に行こうとしてスタート直後は活発な先行争いが繰り広げられた。

 まず最内1枠のタケデンフリージア、そして2枠のイイデタイセイが前に。そこに4枠ハニーブーケ・5枠カリオーペも加わって、最初の3コーナー〜4コーナーは4頭が横並びになるようなシーンも。
 しかし内枠2頭が譲らない気配を見せたためにその他は控える方にまわり、1周目のスタンド前ではタケデンフリージアとイイデタイセイが並んで先行、その他はやや離れながら追走という隊列になる。

 道中ペースを落とそうとしたタケデンフリージアだったが、イイデタイセイにずっと競りかけられてあまり楽のできない展開。なにせイイデタイセイはずっと引っ張ったままの手応えで行く気満々。それでもタケデンフリージアも好調さの分で粘りを見せ、C1級にしては速めのペース引っ張り続ける。
 後続が迫るにつれ先行馬同士の争いも激化し、イイデタイセイがタケデンフリージアを交わそうとするが、タケデンもムチを入れながら懸命の抵抗。結局イイデタイセイが前に出たのは直線に向いてからとなり、その頃にはニシノキリフダも接近。タケデンフリージアは競り合いに敗れて後退していく。

 イイデタイセイをコースの真ん中から交わしにかかったニシノキリフダ、満を持しての仕掛けに思えたが、イイデタイセイにもここまで残していた余力がある。いったんは交わされ、突き放されかけたイイデタイセイだったが再び差し返す勢いで反撃、さらにそこにテイエムウエスタンも伸びてきて、ゴール前は3頭一団の接戦に。
 しかしゴール寸前、ついに3頭の脚色が同じになり、わずかに前に出ていたニシノキリフダがリードを守りきってゴール。最内と外の2着争いも、内のイイデタイセイが粘って2着を確保。テイエムウエスタンは3着となった、

 勝ったニシノキリフダは父セイウンスカイ、母ニシノキレイハナ、母父サンデーサイレンスの牡3歳馬。12月17日の前走が岩手転入初戦、それを快勝してこのレースに向かったが、1番人気の支持に見事応えて2連勝を飾った。


■勝利ジョッキーコメント
 直線に向いた時、坂口君の馬が手綱を引っ張ったままの手応えだし、後ろからは関本君の馬が来るし、こちらは思ったほど動かないしで、これは捉まえられないかと思いました。もっと楽に勝てると思っていたから、コース状態か、もしかしたら距離が合わなかったのかも。でも、最後勝てたのは地力の差。力がある馬ですね。(小林俊彦騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2242 1094 3連複 32368 602
複勝 1422 565/113/45 3連単 98716 675
枠連複 12488 1470 ワイド 10395 1177/573/99
馬連複 49076 5578
馬連単 60387 4729
267094

優先出走権
レース名の由来 「シクラメン」・・・Cyclamen(ラテン語)。サクラソウ科の観賞用多年草。地中海東岸原産。地下に塊茎があり、長柄の心臓形の葉には白斑があり、裏面は光沢のある紅紫色。春、花は下向きに開き、花弁は5枚でそり返り、白または紅、一重・八重などの園芸品種が多い



2006年12月30日
特別 第6回 夏油特別/水沢ダート1900m(サラ系B3・別定) 曇・不良

4年ぶりの特別制覇だ!レオジュリアンNAR成績NAR出馬表

久々の特別勝ちをおさめたレオジュリアン (Photo/佐藤 到)
 B3級の9頭で行われた夏油特別。1900mという距離が焦点になったが、勝ったのはメンバー中唯一この条件で勝った事のあるレオジュリアンだった。
 雪は止んだものの昨日同様かそれ以上に水の浮くコース状態となった水沢競馬場。午前中の差し有利から先行有利へとどんどん変化し、レースの走破タイムも午前中は昨日に比べ2秒以上かかる状態だったのが午後には昨日同様の速いタイムへと変わっていく。
 そんな状況のせいか午後のレースでは先行馬が積極的に動くようになり、夏油特別でも先行勢が速めのペースで引っ張る展開となった。

 まず逃げに出たのは内枠のグラスハンター。その外からウイナーワンが競っていくが、グラスハンターはコーナーワークを利用しつつ譲らず、そのまま加速して後続を引き離した逃げに持ち込もうとする。スタートで後発を決めたレオジュリアンは控えて3番手集団。ここにはヒデノガッサンやチェレット、グレートセイコーがひとかたまりで集団を形成し、以下キャメロンスイート、ダイタクルーキー、ピグレットと少し差を開きながら追走する。
 積極的な逃げに出たグラスハンターは向こう正面までは後続を引き離しつつの逃げだったが、途中、意外に早いウイナーワンの追い上げを受け、またスタート後いくらか速いペースを続けた影響もあったのか、3コーナーを待たずしてペースダウン。ウイナーワンに並ばれるとあっさりと後退する。

 3〜4コーナーでは先頭ウイナーワン、それをレオジュリアンとダイタクルーキーが追い上げるという形。後続の接近を引き付けるかのように抑えつつコーナーを回ってきたウイナーワンだったが、しかしレオジュリアンやダイタクルーキーも直後に迫ってきていて、直線半ばでは3頭横一線に。
 中でも手応えの良かったのはレオジュリアンで、粘るウイナーワンを一完歩ごとに差を詰め、交わし、最後は一気に突き放して単独先頭。外のダイタクルーキーは直線半ばを過ぎたあたりで脚色が一緒になっており、もはや脅かす者のいなくなったレオジュリアンは2着以下に3馬身差をつけてゴールインした。
 2着争いは内外離れつつも接戦だったがかろうじて内ウイナーワンが2着を確保。ダイタクルーキーが3着、少し離れてキャメロンスイート、グレートセイコーの順で入線した。

 勝ったレオジュリアンは父レオダーバン、、母ハッピージユリアン8歳牡馬。2000年7月にデビューしてこれが122戦目となる大ベテランは02年12月29日のゴールデンステッキ賞以来ちょうど4年ぶりの特別制覇。また、今年はこれで4勝目、過去の成績では04年、02年にシーズン4勝を挙げており、ちょうど1年おきに好走している事になる。


■勝利ジョッキーコメント
 スタートがすごく良かったのですが、引っかかる馬だと聞いていたし、他の馬も前に行こうとしたので、無理に前に行かず控える事にしました。それでも最初のスタンド前とかはちょっとかかり気味だったかな。なかなか難しい馬なんだけれど、やはり調子が良かったのが勝因だと思います。(小林俊彦騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2618 416 3連複 40498 4413
複勝 1739 265/338/483 3連単 134127 2024
枠連複 21062 2254 ワイド 11712 1066/1460/1057
馬連複 64854 7090
馬連単 85818 3166
362428

優先出走権
レース名の由来 「夏油」・・・夏油温泉:栗駒国定公園内の焼石連峰にある駒ケ岳の西麓、標高700mの高地に湧く秘湯。



2006年12月31日
重賞 第32回 桐花賞/水沢ダート2000m(サラ系3歳上OP・定量) 晴・不良

オウシュウクラウン戴冠!岩手の頂点に立つ!NAR成績NAR出馬表

オウシュウクラウン、3歳にして岩手の頂点に (Photo/佐藤 到)
 10頭のトップホース達が覇を競った桐花賞。1番人気は3歳牡馬の雄オウシュウクラウン、そして2番人気は岩手牝馬のトップに立つサイレントエクセル。この2頭の一騎打ちムードで幕が開いたレースだったが、レースの結末には意外な波乱が待っていた。
 向こう正面、2コーナーを過ぎた所からスタートする水沢ダート2000m。バックストレッチ一杯を使った先行争いに飛び出していったのはまずニッショウウララ、ミサキノハンター、サイレントエクセル、そしてテンショウボスだった。
 ニッショウウララはスタートで少し遅れかけたものの、そこからダッシュしてハナを奪いに行く。内のミサキノハンター、外サイレントエクセルはこれに譲る形になり、1周目最初の直線には先頭ニッショウウララ・2番手に早くもサイレントエクセル、3・4番手にテンショウボスとミサキノハンターという隊列で進入。1番人気オウシュウクラウンはその直後の5番手あたりにつけている。

 スタート直後の先行争いが激しくなった影響で最初の3ハロンは36秒台後半のハイペース。しかしそれも最初の直線にかかる頃にはぐっと落ち着き、むしろスローの流れに変わる。好位につけるオウシュウクラウン、「あまり追っつけていくと引っかかってしまうの。スタートから控えて、砂を被せて落ち着かせたかった」(小林騎手)という狙いの元の位置取りだが、スローの流れでこのあたりはさすがにかかり気味。

 2周目の2コーナーにさしかかってもまだニッショウウララが先頭、以下の隊列も前後が詰まってきたものの全体の位置取りは大きく変わらず、という流れで進んでいった向こう正面、徐々にレースの動きが激しくなっていく。
 そこまで2番手につけていたサイレントエクセルがニッショウウララに並びかけようとし、ニッショウウララはそれを引き離そうとしてペースアップ。テンショウボス、ミサキノハンター、オウシュウクラウンらもそれにつれてペースを上げる。このあたり、先頭に並ぼうとするサイレントエクセルを筆頭に3歳馬の勢いがよく、やはり今年は3歳馬同士の争いか、と思わせた。
 しかし、3〜4コーナーで意外なシーンが待っていた。ついさっきまで先頭に出ようかという勢いで走っていたサイレントエクセルが急激に手応えを失って後退、4コーナーを回る頃には5,6番手あたりまで下がってしまう。押しても動かない姿は全く前走の再現で、それを見たスタンドが大きくどよめく。

 4コーナーから直線、一度は先頭に立ったテンショウボスをオウシュウクラウンが楽に交わして替わって先頭に。外からはゲイリーエクシード・チュードサンデーの差し馬勢が接近、最内で粘るニッショウウララや、懸命の追走を続けるマツリダブロッコ、ミサキノハンター、そしてサイレントエクセルもまだこの集団に喰らいついて、直線後半は8頭が一団の大混戦になった。

 既に先頭に躍り出たオウシュウクラウンを先頭にくさび形に拡がる集団は、外2頭が脚色優勢、なかでもゲイリーエクシードがぐんぐん差を詰めてオウシュウクラウンに迫り、チュードサンデーもそれにあわせる形で追い上げる。内のテンショウボスはやや不利で、このまま3着を確保できるかどうか、というところ。
 しかし、先頭のオウシュウクラウンの脚色は最後まで力強く、衰えなかった。ゲイリーエクシードを振り切り、そして突き放しつつゴール。スタンドの大歓声の中、オウシュウクラウンが岩手の頂点に立った瞬間だった。

 勝ったオウシュウクラウンは父ジェイドロバリー、、母フェイバードの3歳牡馬。通算22戦12勝、今シーズンはこれで4つめの重賞勝ち星。史上7頭目の3歳馬による勝利で世代交代を高らかに宣言した。また鞍上の小林俊彦騎手はこれが桐花賞初勝利となった。


■ 勝利ジョッキーコメント
 スタート後の位置取りは出たなりでいいと思っていましたし、最初から気合いをつけるとかかってしまうから控えるつもりでしました。だから4,5番手は予定通りでしたね。相手は前の馬と考えていたから、前にいる馬の動きを見ながら行ける位置を取れたのもよかったです。
 久々の2000mで馬が行きたがったりしましたし、自分から動いていった分ペースが上がって、最後に差し馬が迫ってくるのは仕方がないと思っていた。でも、直線で抜けだした時、後ろから馬が来たらまた反応して伸びてくれましたからね。きっちり勝ってくれて嬉しかったです。自分もこれが桐花賞初勝利。勝ててホッとしています。(小林俊彦騎手)

■2着以下の騎手コメント
2着:ゲイリーエクシード
 どうせスローになるだろうからと、いつものこの馬の位置取りにはこだわらず前に行きました。後半ペースが上がったのと、そこで楽に外に出せたのが良かったね。この年でこれだけ走ってくれたんだからたいした馬だね。(沢田盛夫利騎手)

4着:テンショウボス
 最後はバッタリ止まってしまったね。これが力の差かと思うけれど、この馬にとってはもっとびしゃびしゃのコースか、それか普通の良馬場の方が走りやすそうで、今日のようなコースは合わなかったように感じます。(阿部英俊騎手)

8着:サイレントエクセル
 前走と一緒。楽に先行できて“これならいいかな”と思ったけど、最後は手応えがすっかりなくなってしまった。状態が悪かったとは思えないし、去年もそうだったけど寒い時期は走らないタイプなのかも・・・。(板垣吉則騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 9624 5031 3連複 75793 246
複勝 4382 1334/496/97 3連単 316614 296
枠連複 44584 2888 ワイド 27232 1789/257/97
馬連複 127847 8436
馬連単 179716 10500
785792

優先出走権
レース名の由来 「桐花」・・・岩手県の県の花・桐の花より。桐はゴマノハグサ科の落葉高木で、幹は高さ10mに達する。原産は中国大陸で、我が国各地に栽培される。葉は大形掌状、三浅裂。晩春、芳香ある淡紫色の筒形の5弁の美花を咲かせる。材は軽軟で色白く、くるいが少なく、耐火性があり吸湿性も少ないので、琴・箪笥・家具などとして、また屑を焼いて懐炉灰に用いる。樹皮は染料、葉は除虫用になる。


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