 接戦を粘りきったサーストンラウンド (Photo/佐藤 到)
C3級11頭で争われた磐井川特別。JRAからの転入組を始め連勝馬・好調馬が揃い激戦が予想されたが、結果はやはりというか波乱の結末。勝ったのは4番人気のサーストンラウンドで、転入後3連勝で特別勝ちを果たした。
1番人気に推されたインフルヴィガー、そしてサーストンラウンド。いずれも逃げ・先行で連勝してきている2頭がどういう展開に持ち込むのかが焦点だったが、スタートではやはりインフルヴィガーがダッシュしてハナを奪いに行く。一瞬へこみかかったセレナドリームが追い上げて前に出ようとし、それでサーストンラウンドがかかり気味になってこれも前に行きたがる。最初の直線を過ぎたところでは先頭インフルヴィガー、2番手にサーストンラウンド、そしてシルクルーラーとセレナドリーム、ミントデザイアで、ヘイセイサンシロウと2番人気エルブは後方からと、ほぼ戦前の予想通りの位置に落ち着いていた。
競り合いながら進む前2頭だったが、そのスピードはなかなか快調で、向こう正面半ばを過ぎても簡単には衰える気配がない。差し・追い込み勢が中団で動きかねている間に馬群は3コーナーを過ぎ4コーナーへと向かう。
逃げ粘るインフルヴィガーに外からサーストンラウンドが並びかけ、さらに好位に食いついていたセレナドリームも外に持ち出して前の2頭を追撃する態勢。ヘイセイサンシロウはその直後まで迫っていたが伸び脚はやや鈍く、エルブも後方で大外に持ち出そうとするが、前のグループの脚色からすればかなり苦しい位置。
直線に向いたところの勢いではインフルヴィガー・サーストンラウンドの2頭でほぼ決まりかと思われたが、その後インフルヴィガーが失速して脱落。替わってセレナドリームがぐんぐんと差を詰めてサーストンラウンドに馬体を併せるところまで迫ってくる。
ゴール前は2頭が完全に鼻面を並べる大接戦。脚色は外セレナドリームが優勢だったが、スロー映像を見ると内サーストンラウンドがわずかに粘りきっている。判定写真では白線ひと目盛り分もない、ハナ差とはいえ僅差でサーストンラウンドが優勝を果たした。
セレナドリームは鞍上山本聡哉騎手が「完全に差したと思った」と言う実に悔しい2着。3着にはシルクルーラーがしぶとく粘り込み、4番人気→7番人気→6番人気の決着で3連単は82,990円の波乱となった。
勝ったサーストンラウンドは父クロコルージュ、母サーストンマルミチの牡3歳馬。JRA未勝利から転入後3連勝で特別制覇となった。
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スタートがうまくいかず逃げる手が使えなかったのですが、内に控えていてもずっと手応えがあったので安心して乗れました。直線に向く時も、どこが開くだろう?と考える間もなく内に。そこからは良い脚で伸びてくれました。強いメンバーが揃ったなあと思っていたんですが、この馬も力のある馬ですね。(高橋悠里騎手)