■ 今週の注目レース−観戦のポイント

 6月10日(土) ジューンカップ 水沢ダ1800m B1

 6月11日(日) 岩手ダービーダイヤモンドカップ 水沢ダ1600m 3歳オープン

 6月12日(月) みなづき賞 水沢ダ1800m B2


6月の花嫁はどこにいる?

第32回 ジューンカップ /6月10日 水沢ダート1800m(サラ系B1/別定)
 B1級の特別戦として定着しているジューンカップ。出走各馬の力差が比較的拮抗しているクラスだけあって、順当な決着があれば波乱もありという、なかなか気を抜けないレースとなっています。

 とりあえずここ3年の結果を見てみると、いずれも1番人気馬が連対しているものの、勝ったのは人気薄。3年前のサカモトスキャンが7番人気、2年前のミナミノサニーオーは6番人気。昨年のアルスードアラジンは7番人気。みな単勝が20倍を超える高配当をつけました。
 いずれの際も言えるのは、結果論的な部分がありますが、人気上位馬が牽制しあって良さを出せずに終わり、人気薄の馬が漁夫の利を得た、というレース展開。下級から連勝してきたり、B1級を勝って再び同条件というローテーションの馬が多いこの条件の特別戦だけに、また一方で力量が接近しているだけに、ちょっとした展開のアヤで意外な結末が訪れる事もあり得る、ということなんでしょうね。

 ところでジューンカップの名の由来は6月の英語名からですが、“6月の花嫁”「ジューンブライド」なんていうのも有名ですよね。ですがこのレース、1着2着が牡馬・牝馬で決まって見事カップル誕生、という事がなかなかなく、そもそも牝馬が連対以上の結果を出したのを思いつくのはサカモトスキャンだけ。今回は2頭の牝馬が出走し、いずれも上位人気に支持されそうですが、果たしてどういう結果を得ることが出来るでしょうか。

優先出走権
レース名の由来 ジューン=June。英語で「6月」の意の言葉より。



さあ、総帥の前で劇走だ!?

第26回 岩手ダービー ダイヤモンドカップ /6月11日 水沢ダート1600m(サラ系3歳オープン・定量)
 今年から「ダービーウィーク」の一環として『岩手ダービー』の冠が加えられたダイヤモンドカップ。現岩手3歳のトップクラスが12頭のフルゲートを埋め、熱戦を演じます。

 今回の注目は、12頭の中でもさらに実績上位と見られている4頭の戦いでしょう。まずは日高賞馬サイレントエクセル。そして特別2連勝の快足・ダンディキング。やまびこ賞を勝っていよいよ本格化の兆しを見せているテンショウボス。さらには帰ってきた良血・オウシュウクラウン。既に重賞・特別戦線で活躍しているこれらの馬たちが今回も中心になるのは間違いないでしょう。
 もちろん、菜の花賞を勝ったゴールデンパンジーや、JRA所属馬との交流戦であっと驚く末脚を見せたグリーントマトなど、個性的な伏兵も多数。“4強”のどこかにほころびがあればいつでも、と狙っているはずです。

 このあとも不来方賞やダービーGPなど、まだまだ3歳重賞は残っていますが、これだけのメンバーで争われるレースですから、勝った馬は現時点の3歳王者と見なされることでしょう。“4強”が順当に勝ち負けを演じるか、それともあっと驚く走りを見せる馬がいるのか。そしてここからG1へとステップアップしていく馬が出てくるのか。これは岩手競馬ファンには見逃せない一戦になりそうです。

優先出走権 −(優勝馬はジャパンダートダービーの出走に際し優先して選定されます)
レース名の由来

「ダイヤモンド」=Diamondより。等軸晶系で多くは正八面体、斜方十二面体をなす。硬度は最も高く、光沢も極めて美しく、美麗なものは宝石となる。




梅雨空を吹き飛ばして

第6回 みなづき賞 /6月12日 水沢ダート1800m(サラ系B2/別定)
 もともとは盛岡芝1600mのレースとして誕生したみなづき賞ですが、98年から5年間芝で行われたあと、一昨年は水沢ダート1600mでかつC2級に変更、昨年は水沢ダートB2級・ダート1800mに変更と、しばしば条件が変わりながら進んできました(注・98年・99年と実施された後いったん廃止され、01年再び第1回から始まったために、実際に“みなづき賞”として行われたレース数と回数が合っていません)。今年は昨年と同じ条件で行われるので、ようやく落ち着いたというところでしょうか。

 ということで直接の参考になるのは昨年のレースになりますが、その昨年は、その段階で3連勝中だったスピードパンチが人気を集めたものの勝ったのはナムラスイフト、2着にマルショウロイヤル、スピードパンチは3着という結果でした。
 ナムラスイフトは昨シーズンみなづき賞まで4戦2勝2着2回とパーフェクトで来ていて、みなづき賞を勝って3連勝。マルショウロイヤルはその後に行われたB2級特別戦を勝ってB1級に昇級。スピードパンチはその後しばらくスランプが続きましたが、秋以降調子を取り戻して昨シーズン〜今シーズン、A2級で3連勝。つまり、上位馬はいずれも現級〜上のクラスで通用するような実力馬揃いだったということになります。
 今年はちょっと小粒なメンバーになりそうですが、やはりB2級やB3級の特別戦上位馬が中心になりそう。そこに水沢コースが得意な馬が加わってくる、という形になるでしょう。 

優先出走権
レース名の由来

「みなづき」=水無月、陰暦の6月の呼び方より。
「水の無い月」と書きますが、実際は「水の月」から変化したもの。“田植えの終わった田に水を張る季節”を表すのだそうです。






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