■ 5回水沢(8/19〜8/27) 重賞・特別レース結果 取材・文/テシオ編集部
オーガストカップ ひまわり賞 はづき賞 りんどう賞 すずらん賞

2006年8月19日
特別 第9回 オーガストカップ/水沢ダート1600m(サラ系B1/別定) 晴・良
ハセノコンドル8連勝! まだまだ止まらない!!NAR成績NAR出馬表
オーガストC/ハセノコンドル

これで転入後8連勝を挙げたハセノコンドル (Photo/佐藤 到)
 水沢開催初日の特別戦・オーガストカップ。人気の中心はここまで7連勝中のハセノコンドルだったが、レースでも人気通りのレースを見せて快勝した。
 レディラック・ヤマニンシンバルの逃げを3番手で追走する形になったハセノコンドル。それほど速くないペースの中でもすんなりと好位を占めて折り合えるあたりが既に、このクラスの馬のレベルを越えているのだが、前の2頭を3コーナーまで楽に逃がしていたように見えたのも、実はハセノコンドルの狙い通り・作戦通りということだったようだ。
 「3コーナーで若干仕掛けて馬の反応を試してみたが、サッと行く気を出したのでそこはそれで抑えた。あまり早く先頭に立ちたくなかったからね」(菅原勲騎手)。

 それでも4コーナーでは自然に先頭に立ってしまうハセノコンドル。コーナーを回る時は手綱を持ったまま、後続が追い上げてきて初めて手綱をしごき始めるも、それでも左右の馬とは手応えが全く異なる。一団になって追い比べをしている後続を尻目に、ハセノコンドル一足先にゴールイン。着差は1馬身半差だったが、全く差を詰められそうに見えない、絶対的な着差と感じられた。

 2着は馬群を割って抜け出してきたエイシンアザレア、3着は外を回ったゲンパチコジーン。2番人気エイシンガッサンは最後内に突っ込んだものの6着。しかし2着から6着までは0.1秒差、クビ・ハナ・クビ・アタマに収まる大接戦だった。

 勝ったハセノコンドルは父エルコンドルパサー、母ノーブルメロディーの牡4歳。JRA未勝利からこの春岩手に転入、C3級からスタートして連勝街道を歩み、このレースで8連勝目を達成。菅原勲騎手が「いずれは重賞で活躍しないといけない」という馬は着実にステップを登りつつある。

■ 勝利ジョッキーコメント
 直線で後ろが来てから追えばいいと思っていたから、着差はそれほどでもないけど負ける気はしなかった。馬にはまだまだ余裕がある。馬体重的にはもう少し絞れてもいいと思うけど、まだこんなところでギリギリに絞る必要もない。いずれこの辺で負けちゃいけない馬だからね。(菅原 勲騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2599 1449 3連複 33207 606
複勝 1541 641/162/84 3連単 110313 631
枠連複 22585 1699 ワイド 10110 494/519/64
馬連複 43141 2757
馬連単 79561 4226
303057

優先出走権
レース名の由来 「オーガスト」・・・英語で「8月」の意味のAugustより



2006年8月20日
重賞 第20回 ひまわり賞(オークス)/水沢ダート1900m(サラ系3歳牝馬OP・定量・地方全国交流) 曇・良

力通りの完勝!! サイレントエクセル3歳牝馬の頂点にNAR成績NAR出馬表
ひまわり賞/サイレントエクセル
No.1! 余裕のレースで勝利したサイレントエクセル (Photo/佐藤 到)
 岩手のオークスに位置づけられるひまわり賞は、断然の1番人気に支持されたサイレントエクセルが完勝。日高賞・ひまわり賞の2つの3歳牝馬重賞を制し、パーフェクトで3歳牝馬の頂点に立った。
 とにかくサイレントエクセルの強さが目立ったレースだった。自身は好スタートを切りながら、いったん控えて逃げたい馬を前に出し、3〜4番手ですんなり折り合って追走。かなりのスローからやや早いペースまで、頻繁に変わるレースのペースにも全く動じず、4コーナーを回り直線に入ったところで、もはや勝利を確信させる手応えで抜け出す。
 2着まで6馬身、2−3着1馬身半、3−4着6馬身、そして4−5着8馬身という大きな着差がこの馬の強さを物語っていた。

 2着以下は、健闘したもののちょっと相手が悪かった感。逃げたジュリアは最後の最後でバルクに捉まってしまったが、レースのほとんどをリードしてなお3着に粘りきったのだから評価できる。バルクはいかにもこの馬らしいレースで追い上げて2着。相変わらず勝ち味に遅いが、牝馬同士なら力上位と改めて思わせた。
 4頭いた遠征勢は4着のスイートムーンが最先着したが、2番人気に支持されたフロマージュブランは10着、エイシンファインは11着、エイシングレースは12着といずれも下位に沈んだ。

 勝ったサイレントエクセルは父ウイングアロー、母メープルダンスの牝3歳。今シーズンはこれが4勝目、あやめ賞からは3連勝を、いずれも圧勝のワンサイドゲームで飾ってきた。次走は未定だが、ダービーグランプリ直行の案も出てきている。

■ 勝利ジョッキーコメント
 最内枠だったから包まれたりしないよう、スタートとその後のしばらくは気をつけた。注意したのはそこだけで、最初のスタンド前の直線で勝利を確信しました。今回は調子が怖いほど良かったし、馬自身も成長していた。これだけ調教をやってプラス体重だから、よほど調子が良いんだね。これからはいろいろなレースを経験させてみたいですね。(板垣吉則騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 4102 3098 3連複 47292 827
複勝 1761 662/104/178 3連単 168279 694
枠連複 29432 836 ワイド 13841 363/1349/108
馬連複 54809 1718
馬連単 118743 3466
438259

優先出走権
レース名の由来 「ひまわり」・・・キク科の一年草で北アメリカ原産。夏、直径20cmにもなる大形の黄色い花を咲かせます。テレトラックが所在する宮城県三本木町の観光名所「ひまわりの丘」には、6ヘクタールに42万本(北海道北龍町に次ぎ日本第2位の栽培面積)もの花が栽培され、同町は「ひまわりの里」として知られています。



2006年8月21日
特別 第22回 はづき賞/水沢ダート1600m(サラ系B2・別定) 曇・良

タケデンハヤカゼ ハナ差の接戦を制すNAR成績NAR出馬表
はづき賞/タケデンハヤカゼ
叩き合いを制して特別初制覇のタケデンハヤカゼ (Photo/佐藤 到)
 B2級10頭で争われた特別戦・はづき賞。マチカネダイキチとの一騎打ちをタケデンハヤカゼが制し、特別戦初制覇を飾った。
 タケデンハヤカゼの積極的なレース運びが目立ったレースだった。逃げるヤクモアスワンの3番手につけると今日はその位置で先行策。2番手にいたベルモントレーヴが後退すると、ヤクモアスワンに並びかけ、交わしてしまう。

 中団から追い上げて来ていたマチカネダイキチがいったんは並びかけ、交わされかかったものの、競り合いになってタケデンハヤカゼの闘争心にも火がつく。しばらくの叩き合いの末、クビの上げ下げの戦いからタケデンハヤカゼがわずかに頭を突き出したところがゴール。着差はわずかにハナ差だった。

 2着はマチカネダイキチ、3着はレオハヤテ。1番人気のタイキブリッツはやや出遅れ気味のスタートのあとも行き脚に精彩を欠き、最後追い上げたものの5着に終わった。

 勝ったタケデンハヤカゼは父サクラバクシンオー、母タケデンシラユキの牡6歳。一昨年の7月に岩手に転入して以来6勝を挙げているが、今シーズンはC1〜B3級ですでに3勝を挙げる好調さを見せていた。特別戦はこれが初制覇。

■ 勝利ジョッキーコメント
 あまり溜めていける馬じゃないから、ある程度前にいって貯金をしておこうとは思いました。距離的には十分こなせると思っていましたが、一頭抜け出すと馬が遊んでしまって。マチカネダイキチが追ってきてようやく走る気を出してくれました。(板垣吉則騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2027 294 3連複 48192 736
複勝 1551 216/323/175 3連単 124106 394
枠連複 29091 5597 ワイド 8414 307/130/538
馬連複 45950 2953
馬連単 72808 2462
332139

優先出走権
レース名の由来 「はづき」・・・8月の意味の「葉月」より



2006年8月26日
特別 第11回 りんどう賞/水沢ダート1400m(サラ系2歳/馬齢)
オペラの血が騒ぐ!! オペラダンディ快勝!!NAR成績NAR出馬表
新馬・特別と2連勝のオペラダンディ (Photo/佐藤 到)
 2歳の特別戦、若駒賞トライアルのりんどう賞。人気を集めたのはボスアミーゴだったが、直線の競り合いの末、勝利を手にしたのはオペラダンディだった。
 認定勝ち馬5頭を含む8頭で争われたりんどう賞。人気はボスアミーゴ、オペラダンディ、ソードの順。ただし、断然人気を集めたのはやはりボスアミーゴ、その他はやや離れた人気だった。
 レースはフジリバティの逃げで始まった。ハイペースで引き離していくフジリバティを追ってパチョリ、オペラダンディが先行し、ボスアミーゴは4,5番手。

 いったんは大逃げ体制に入るかに見えたフジリバティだったが、2コーナーを回ってペースを落とそうとしたところ、一気に後続がのしかかってきて捕まってしまう。以降はオペラダンディ、パチョリ、ボスアミーゴの3頭がレースを引っ張った。
 それぞれ勝機を窺う3頭が動いたのは4コーナーを回ったところだった。外から交わしにかかるボスアミーゴ、抵抗するオペラダンディとパチョリ。いったんは先頭に出たかに見えたボスアミーゴだったが、内の2頭の意外な粘りにあって逆に後退。次にパチョリが前に出るが、最後に抜け出してきたのは最も不利な位置に押し込められたかに見えたオペラダンディだった。
 完全に交わされたかと思われたオペラダンディだったが、最後の最後で目を見張る挽回を見せ、パチョリをクビ差抑えてゴールイン。続いてパチョリ、そして1馬身と1/4離れてボスアミーゴが入線。直線外から追い上げてきていたソードが4着に入った。

 勝ったオペラダンディは父メイセイオペラ、母クリノオードリーの牡2歳。これで新馬・特別と2連勝し、パラダイスフラワーに続く新しい勢力として名乗りを上げた。

■ 勝利ジョッキーコメント
 デビュー戦の時はソエを気にしていたし、馬体も減りすぎていた。今はそれも解消してバリバリ調教できているのが強み。走り方もきれいになったね。1ヶ月くらいの間にだいぶ成長したよ。(板垣吉則騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2854 402 3連複 30830 1602
複勝 1284 201/151/411 3連単 101982 328
枠連複 15933 334 ワイド 7045 211/1271/603
馬連複 40939 713
馬連単 66905 720
267772

優先出走権 1着馬に若駒賞(10/15 盛岡ダート1600m)の優先出走権が与えられます。
レース名の由来 「りんどう」・・・山野に自生するリンドウ科の多年草より。9〜11月にかけて紫色で鐘形の花を咲かせ、根は生薬の竜胆と呼ばれて煎じて健胃剤として用いられます。テレトラック安代のある旧安代町(現八幡平市安代地区)は、りんどうの生産額・および作付け面積いずれもで日本一を誇ります。



2006年8月27日
特別 第29回 すずらん賞/水沢ダート1600m(サラ系OP・別定)
波乱! ミサキノハンター、初オープンでいきなり優勝!!NAR成績NAR出馬表
あっと驚く逃げ切り勝ちのミサキハンター (Photo/佐藤 到)
 青藍賞、そして南部杯へとつながるすずらん賞。この重要なレースを、初のオープン特別出走というミサキノハンターが逃げ切りで制した。人気上位馬が沈み、まさに波乱というにふさわしいレースだったが、若手が歴戦のオープン馬を手玉に取って見せる、スリル溢れるレースでもあった。
 力ずくでハナを奪いにいこうとするローランボスコ。その内側で、すっと2番手につけ、そして次第に先頭に出て行ったミサキノハンター。波乱の種は実はこの時まかれ、既に芽が出ていたのかもしれない。
 いや、もうひとつ言えば、大外から前に出て行こうとしたシンボリスナイパーやエアウィードを意識したか、1コーナーを回るローランボスコはやや外目を回るような気配を見せた。ローランボスコが外に膨らんだところにドントコイタカトモが入り込もうとしていて、ローランボスコがこの辺の馬群の処理をしているうちにミサキノハンターが好ポジションを掴んでいた。このスタート直後のポジション争いで上手く流れに乗れたのが、ミサキノハンターにとって大きなアドバンテージになったに違いない。

 ミサキノハンター先頭、ローランボスコ2番手の隊形は2コーナーを回ってバックストレッチに入っても変わらず進む。後続にとっては前がA2から上がってきたばかりの馬ということで油断があったのかもしれないが、それ以上に動きも悪かった。
 エアウィードはレース序盤から行きっぷりが良くなく、バックストレッチ半ばを過ぎても後方で動けず。ドントコイタカトモは馬群の中にいたが、これもいつの間にか中団よりも後ろに下がっている。シンボリスナイパーはレース半ばを過ぎたあたりから行き脚が鈍り始めた。最後方にいたブラーボウッズが我慢ならぬという風に捲っていったが、それで追いついた先頭集団ではマンジュデンツルギが必死に追っつけて離されないように頑張っている状態。3コーナーを回る頃にはもう、勝負は前の2頭に絞られてしまったかに見えるほど。

 そして直線。ここで前を交わしに行くローランボスコだが、ミサキノハンターもまだ余力を残していて懸命な抵抗。むしろローランボスコが引き離され、鞍上のアクションにもかかわらず脚色は一緒に。離れた後ろではマンジュデンツルギとブラーボウッズが追い比べ。しかしすでに差は大きく開いている。
 結局、ミサキノハンターが最後まで粘りきって鞍上のガッツポーズと共にゴールイン。以下2着ローランボスコ、3着ブラーボウッズと入線。エアウィードは5着、シンボリスナイパーは8着に終わった。

 勝ったミサキノハンターは父アフリート、母スウィートステップのセン馬の5歳。JRA未勝利から岩手に移籍して2戦したのち、南関東−笠松と転戦。今年再び岩手に戻ってきていた。岩手での特別勝ちは7月のねむのき賞以来の2勝目。鞍上の高松 亮騎手も昨年のシルバーステッキ賞以来となる特別2勝目となった。

■ 勝利ジョッキーコメント
 逃げは調教師の指示通りで、内枠だったのも良かったです。ローランボスコがぴったり付いてきたので思ったよりも速くなり、3コーナーでやや手応えがあやしくなりましたが、反応が悪いから早めに追った方がいいと聞いていたので、思い切って追いました。(高松亮騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2601 141 3連複 42208 377
複勝 1556 109/284/143 3連単 148670 201
枠連複 ワイド 12723 287/248/227
馬連複 75416 2456
馬連単 80152 904
363326

優先出走権 1・2着馬に青藍賞(9/10 水沢ダート1600m)の優先出走権が与えられます。
レース名の由来 「すずらん」・・・ユリ科の多年草で、北部や高地の山野に多く、白色6弁の壺状の小花を総状につける。


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