■ 2回盛岡 重賞・特別レース結果 取材・文/テシオ編集部
石桜杯 はまなす賞 田沢湖特別 かきつばた賞 みちのく大賞典 JRA交流

2006年5月27日
特別 第32回 石桜杯/盛岡芝1700m(サラ系B1/別定) 晴・良

シラバス連勝! 盛岡芝で特別制覇NAR成績NAR出馬表

マルカンジョオーとの接戦を制したシラバス (Photo/横川典視)
 12頭立てとなった芝の特別・石桜杯。最近の芝特別の例にもれずここも力量差接近して混戦ムードだったが、ここは1番人気・シラバスがファンの期待にしっかり応えた。
 まず逃げたのはマロンシャンハイ、2番手にはナイキプレジャーがつけ、この2頭ががっちりと手綱を抑えてペースはスロー。マルカンジョオー、アドマイヤウイング、ナリタルートワンらは抑えきれないという感じでついて回り、有力どころはそのすぐ後方にいて馬群は一団、鼻面をくっつけ合うような団子状になる展開に。

 3コーナーを回ってもまだ先頭は粘るマロンシャンハイ、そして2番手もナイキプレジャーで変わらなかったが、さすがに4コーナーにかかるとマロンシャンハイが一杯気味。ナイキプレジャーが先頭に立つがそれも一瞬で、すぐさま外からマルカンジョオーが押し上げて先頭に立つ。
 だが、すぐ後ろからはアドマイヤウイングやシラバスが追い、内からはロストプロパティーがラチ沿いを突く。さらに外からはロイヤルプレミアムも、ようやく馬群を捌いてこれまた追い上げにかかっており、最後の直線、その半ばを過ぎてもまだ抜きつ抜かれつの混戦模様。

 決着が付いたのは、結局ゴールに飛び込んだ時だった。先に抜け出したマルカンジョオーを追ってシラバスも伸びる。スッと前に出たシラバスだったがマルカンジョオーも最後の抵抗、馬体を併せてもう一度差し返そうとした所がゴール。僅かにクビ差の接戦は、シラバスに軍配が上がった。
 以下、3着は内を突いたロストプロパティー、4着はアドマイヤウイング、5着にロイヤルプレミアム。3連単は1番人気→4番人気→5番人気で決まって7,330円。今シーズンの芝特別では初めての比較的穏やかな配当となった。

 シラバスは父エルコンドルパサー、母コミラスの牡4歳。昨冬岩手に転入しC3〜C2級ながら5連勝を挙げる活躍。今シーズンは2階級昇級のB1級だったがよく善戦していた。

■ 勝利ジョッキーコメント
 芝はダートに比べて折り合いが付くから乗りやすい。盛岡では最後方から、みたいなレースをしていたけど、今回は中団の、思ったより前に行けて、それも良かったですね。最後は相手にも粘られた。勝てて良かったです。(小林俊彦騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2064 764 3連複 38201 1491
複勝 1781 517/161/122 3連単 90267 910
枠連複 24830 2824 ワイド 9311 619/571/198
馬連複 58495 4259
馬連単 71375 3536
296324

優先出走権 -
レース名の由来 石桜(せきおう)・・・岩手県盛岡市・盛岡地方裁判所構内にある国の天然記念物『石割桜(いしわりざくら)』より。

 石割桜は樹齢300〜400年とされるエドヒガンで、かつての盛岡藩家老・北家の屋敷があった頃から生き続ける、その歴史だけでも貴重な木なのですが、それだけでなく、花崗岩の岩を2つに割って伸びているという非常に珍しい姿をしている事で有名です。
 盛岡市の中心部にありながら立派な樹勢を保ち、今なお毎年、全身に花をまとう見事な姿を見せてくれます。また、盛岡市内では最も早い時期に開花する桜でもあります。



2006年5月28日
特別 第11回 はまなす賞/盛岡芝1600m(サラ系3歳オープン/別定) 雨・稍重

オウシュウクラウン ライバルに完勝NAR成績NAR出馬表

一騎打ちはオウシュウクラウンに軍配 (Photo/佐藤 到)
 2強対決ムードに包まれたはまなす賞は、終わってみればやはり人気の2頭の一騎打ち。直線の競り合いをオウシュウクラウンが制して、ライバルとの対戦成績を一歩リードした。
 午後から雨模様となった盛岡競馬場。芝コースの状態は『稍重』の発表だったが、降り始めてそれほど時間が経ってないとあって、コース状態はそれほど悪化せずにレースを迎えた。

 スタート直前、ブラックショコラがゲート内で立ち上がりかけ、「それを自分の馬(オウシュウクラウン)が見ていた」(小林俊彦騎手)ということで人気の2頭がやや出負け気味のスタート。
 これでハナに立ったのはキングオブタックル、以下リードシャドーやナイキザフォース、カズノマックイーンと続き、ブラックショコラとオウシュウクラウンは中団よりやや後方の位置取り。ブラックショコラはいつも通りの落ち着いた走り、オウシュウクラウンはややかかり気味か、という気配。 全体のペース的にはそれほど速くなく、先行勢の手応えも悪くないとあって、人気2頭がこの位置で大丈夫かと心配されたりもしたが、勝負所にかかってみればやはり2頭の勢いは他を大きく上回っていた。

 既に先頭に立っていたナイキザフォースを、直線でブラックショコラが交わして先頭。オウシュウクラウンはその後ろを抜けてきてブラックショコラに馬体を併せていく。
 そこから後は2頭の一騎打ち、しかし勢いは外オウシュウクラウンが優勢。追い上げて抜け出した勢いのまま、前を行くブラックショコラをねじ伏せるように交わし、1/2馬身差をつけてゴールした。
 2着から4馬身離れた3着争いも接戦だったが、最内のカズノマックイーンが粘って3着確保。ナイキザフォースは最後失速して5着、直線半ばから追い込みを見せたデフェンスボスが4着となった。

 オウシュウクラウンは父ジェイドロバリー、母フェイバードの牡3歳。昨年岩手でデビューして活躍し、今年は南関東に移籍して1勝を挙げた後に岩手に復帰。これで岩手では2つめの特別勝ち。次走のダイヤモンドカップで初重賞タイトルを狙う。

■ 勝利ジョッキーコメント
 位置取りはゲートを出たなりで、ただ昨年の芝特別ではかかって先行して負けているだけに、ガリガリ前に行くようなのは避けようと思っていました。最近の芝では差しもよく届くし、ブラックショコラもすぐ前にいたから、位置取りはちょうどいいなと。直線は、58kgがいくらか応えていた感じですが、思った以上によい走り。南関東でもまれて馬が丈夫になったのでしょうね。(小林俊彦騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2912 1422 3連複 35023 1616
複勝 1445 578/400/100 3連単 116978 2787
枠連複 27315 12136 ワイド 10680 3597/174/133
馬連複 51329 25703
馬連単 94489 29049
340171

優先出走権 1着馬に「オパールC」の優先出走権が与えられます
レース名の由来 はまなす賞・・・主に日本北部の海岸砂地に自生する、バラ科の落葉小低木「ハマナス」より。
 はまなすの名は、この植物が梨に似た味のする実をつける事から生まれた「浜梨」が訛ったものといわれます。



2006年5月29日
特別 第7回 田沢湖特別/盛岡芝1600m(サラ系C2/別定) 曇・稍重

マイネルエクストラ 僅差で勝利もぎ取るNAR成績NAR出馬表
田沢湖特別/マイネルエクストラ
頭差の接戦を凌ぎきったマイネルエクストラ (Photo/佐藤 到)
 3日連続の芝メインレース、その締めくくりとなる田沢湖特別は菅原幸弘騎手騎乗のマイネルエクストラが叩き合いを制した。
 前日の雨のせいで稍重発表となった芝コース。それをいくらか気にしたか、そしてどうしても逃げなくては、という馬も少なかったせいか、サカモトマックインがハナを奪うと流れは落ち着いた。
 そのサカモトマックインとニシノカナタ、エンドレスシーンまでが加わった先行争いは、一見、抜きつ抜かれつ激しそうに見えたが意外にそうでもなく、ペースもそれほど速くならない。中団以下は手綱を引っ張ったままがっちり馬群が固まる展開のまま勝負は直線へ。

 粘るサカモトマックイン、それを交わしにいこうとするエンドレスシーン。内にいたビクトリームワンも進路を切り替えて馬場の中程に持ち出して来る、そして大外からはエリノフラワーが接近。馬群の意識が外へ外へと向かっていた時、一頭、最内で我慢し続けていた馬。それがマイネルエクストラだった。
 直線に入ってサカモトマックインがわずかに外へと進路を取る、そこでぽっかりラチ沿いの進路が開いたとみるや、躊躇せずそこに突っ込んだマイネルエクストラ。抜け出してきた先にはビクトリームワンがいたが、既に脚を使っていた馬と、加速をつけてスピードに乗ってきた馬とは勢いが違う。接戦になったのもつかの間、マイネルエクストラがぐっと頭一つ抜け出すと、最後までそのリードを守ってゴールに飛び込んだ。
 3着はマイネルエクストラの後を追って内から伸びたタイキゼウス、4着は外のエリノフラワー。2番人気エンドレスシーンは直線半ばで失速し、10着に終わった。

 マイネルエクストラは父サンデーサイレンス、母マイネエクセルの牡5歳馬。JRA時代は新馬勝ちも果たした馬だったがその後振るわず、昨夏岩手に転入。今シーズンはC級まで下がって、3月には約3年ぶりの勝ち星を挙げていた。

■ 勝利ジョッキーコメント
 内で我慢しながら、他の有力馬が動いた時に一緒に動けたらいいなと思っていました。ちょっとかかり気味で楽ではなかったのですが、直線で内が開いた時は「ん!!」と思いましたね。最後は「なんとか辛抱してくれ」と願いながら追っていました。(菅原幸弘騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 4533 129 3連複 52106 2620
複勝 2225 267/835/299 3連単 165415 705
枠連複 25481 1315 ワイド 11057 522/435/1475
馬連複 54841 3118
馬連単 99803 1345
415461

優先出走権
レース名の由来 「田沢湖」・・・秋田県仙北郡、岩手県境に近い奥羽山脈中にある田沢湖より。
 田沢湖はその周囲21Km、面積25.8平方Km。最大水深423.4mは日本で一番深い湖とされます。かつては非常に透明度の高い湖でもありましたが、周辺開発の結果水質が悪化、透明度も下がってしまい、現在では水質改善事業が行われています。
 また、カルデラ湖である事は分かっていますが、形成の過程はいまだに謎のままとなっています。
 辰子姫伝説でも有名ですね。



2006年6月3日 盛岡・愛馬の会会長杯
特別 第9回 かきつばた賞/盛岡芝2400m(サラ系オープン/別定) 晴・良

豪快な追い込み! ヤマヨダイナミック優勝NAR成績NAR出馬表

最後方からひとまくりを決めたヤマヨダイナミック (Photo/佐藤 到)
 重賞せきれい賞(7/30 盛岡芝2400m)のトライアル、かきつばた賞。出走権を懸けて12頭が争ったレースは、ヤマヨダイナミックが豪快な差し切り勝ちを納めた。
 グローリサンディが逃げを打ってジェーピーバトルが2番手。このレースは極端なスローペースになり易い傾向があるが、今回はハロンラップ12秒台で進む、まずまず平均的なペースでレースが流れていく。
 レース序盤の人気馬の位置取りは、まず3番人気ジェーピーバトルが2番手、2番人気アドマイヤロッキーはその外3番手を追走。1番人気サイレントグリーンは中団やや後方、4番人気ヤマヨダイナミックは、スタートで躓いたのが影響して最後方をついて回る、という形。

 4コーナーから最後の直線、未だ先頭でがんばるグローリサンディに対し後続が一斉に差を詰め始める。外から交わして先頭に立とうとするジェーピーバトル、内を突いてくるパワーポリティクス。粘るグローリサンディだがここはジェーピーバトルが優勢で替わって先頭へ。サイレントグリーンはまだ先行集団の後ろから追い上げにかかったところにおり、アドマイヤロッキーは向こう正面半ばで失速・後退して既に圏外に去っている。
 食い下がる後続を振り切り、坂を越えたところで先頭に立ったジェーピーバトルだったが、まだまだ決着はついていなかった。ゴールまで残り50mほどの所、外から一気に白い帽子・ヤマヨダイナミックが伸びてきて、あっという間に馬体が並ぶ。今度は粘る側に立たされたジェーピーバトル、しかし脚色はヤマヨダイナミックが優勢。ヤマヨダイナミックはそのまま突き抜け、ゴールした時には1馬身半差がついていた。
 2着争いは最後サイレントグリーンが加わって接戦となったが、なんとかジェーピーバトルが守りきった。1番人気サイレントグリーンは結局3着に終わる事となった。

 ヤマヨダイナミックは父バトルイニシャチブ、母スイートコンコルドの牡5歳。前走、FM岩手杯で優勝を争ったジェーピーバトルと再び相まみえる形になったが、今回はジェーピーバトルをねじ伏せて前走の雪辱を果たした。


■ 勝利ジョッキーコメント
 後ろから行くつもりだったのでスタートで躓いたのはあまり気にしなかった。揉まれるところに行きたくない馬だからどうしても外を回らないといけないしね。前回は3〜4コーナーでもたついた分、負けてしまったのですが、今回はそこでスムーズに動けたから、これならイケるなと思いました。。(阿部英俊騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2429 165 3連複 38151 2092
複勝 1753 137/377/529 3連単 106366 421
枠連複 23923 613 ワイド 10501 371/731/1076
馬連複 58501 1533
馬連単 82645 869
324269

優先出走権 1・2着馬に「せきれい賞」の優先出走権が与えられます
レース名の由来 かきつばた・・・池沼や湿地に生えるアヤメ科の多年草より。あやめや菖蒲と同じ仲間ですが、これらの中では最も湿地を好み、水辺でなければ育つ事が出来ない「抽水植物」です。また、通常見られるかきつばたはほとんどが園芸品種として育てられたもので、自生しているものは珍しく、天然記念物に指定されるほどです。盛岡市の市の花になっています。



2006年6月4日
重賞 第34回 一條記念 みちのく大賞典/盛岡ダート2000m(サラ系3歳上オープン・地方全国交流/定量) 晴・良

ゴールまで一直線の切れ味! 伝統のタイトルは大井・コアレスハンターの手にNAR成績NAR出馬表
みちのく大賞典
直線、一直線に伸びてるコアレスハンター (Photo/佐藤 到)
 岩手伝統の一戦・みちのく大賞典他地区馬6頭、岩手勢8頭で繰り広げられた熱戦は、大井所属・コアレスハンターの優勝で幕を閉じた。
 ハナを奪ったのは大方の予想通りアースクエイク。先行争いが意外と落ち着き、2番手タイキシェンロン、3番手ベルモントシーザーという形ですんなり決まった。誰も無理に競りかけていかなかったせいかペースはかなりのスロー、逃げ馬・2番手はともかく、ベルモントシーザーは終始馬をなだめながらとなる。
 その他の馬は、まずエアウィードは先行集団直後の4〜5番手、マンジュデンツルギはその後ろで馬群の外を追走。コアレスハンターは、向こう正面辺りまでは馬群の中、中団よりやや後ろにつけている。

 レースが動き始めたのは3コーナー辺り。アースクエイクの逃げ足が鈍りつつあると見た先行勢がじわじわと差を詰め、馬体を並べるような位置に移動。エアウィード、マンジュデンツルギも外から押し上げ、一方のコアレスハンターはいったん置かれかかるもすぐ加速し直して馬群のただ中へ飛び込んでいく。ビーファイターもその直後に接近しており、4コーナーを回るところでは先行勢が5、6頭一団の大混戦。
 直線、一杯になったアースクエイクに替わって先頭に立ったのはタイキシェンロン、ベルモントシーザーの岩手2頭。しかしこのまま岩手勢が上位を占めるかと思われたのもつかの間、馬群をこじ開けるようにコアレスハンターが抜けだしてくる!直線坂上で先頭に立ったコアレスハンターは、あとは伸びを欠いて苦しむ後続を尻目に一直線にゴールに飛び込んでいった。
 2着争いはタイキシェンロンが粘り切り、3着も同様にベルモントシーザー。エアウィードとマンジュデンツルギは直線後半の伸びを欠いて、ポジションを守るのがやっとの6着・7着。直線スムーズに差を詰めたシノブホマレが4着、ビーファイターが5着となった。

 コアレスハンターは父ハイブリッジスルー、母フォンドコマンダーの牡9歳。休養を挟みながらも常に入着級の走りを見せ、昨年の北上川大賞典で2着という実績のある盛岡コースで2年4ヶ月ぶりの勝利を手にした。

■ 勝利ジョッキーコメント
 思ったよりも道中の手応えが悪くて不安でしたが、直線ではハミを取ってくれた。3コーナー辺りで置かれかかったのも、自分から走る馬じゃないですからね。その後走る気を出してくれたから良かった。それよりも、前が詰まっていたからどこに進もうかと。このまま割っていこうかどうしようかと考えながら突っ込んで、ちょっと先頭に立つのが早かったのですが、そこから我慢してくれたのが良かったですね。(御神本訓史騎手)

■ 勝利調教師コメント
 去年負けた時のレースを見て、これなら地方馬同士なら何とかなるな、と思っていたのですが、それでも、直線で馬が見えた時にはね・・・よくがんばったなと。
 普段から調馬手の皆が一生懸命乗ってくれるから、おかげで長く活躍してくれています。(高橋三郎調教師)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 4335 1041 3連複 44446 480
複勝 3025 721/416/71 3連単 89196 222
枠連複 22451 2375 ワイド 15541 1292/338/208
馬連複 68331 4208
馬連単 65986 2838
313311

優先出走権 1着馬に「マーキュリーC」の優先出走権が与えられます
レース名の由来 みちのく・・・東北地方の古い呼び名より。
「道奥(みちのおく)国」が置かれたのは奈良時代はじめ。当時は今の宮城県・福島県と山形県の一部に相当する範囲でした。
 その後、朝廷の勢力範囲が広がるにつれ範囲も拡大し、鎌倉時代には現在の東北地方に当たる部分が「陸奥(みちのく)国」とされるようになりました。


2006年6月5日 JRA交流フレンドリートロフィー
アンバー賞/盛岡ダ1600m(岩手3歳勝以下・JRA未勝利/定量) 晴・良

直線しっかりと抜け出す サファリバンブー快勝!!NAR成績NAR出馬表
アンバー賞
直線しっかりと抜け出して人気に応えたサファリバンブー (Photo/佐藤 到)
 今回も地元岩手勢7頭・JRA勢7頭が争った3歳の条件交流戦・フレンドリートロフィーアンバー賞。直線の争いは数頭が一戦になり混戦かと思われたが、終わってみれば1番人気サファリバンブーが期待に応えて快勝した。
 岩手のバルクが今回も積極的なレースでハナを奪い、JRA勢を引き連れながらペースを握る展開。前回は芝で失速したバルクだが、ダートに替わった今回は4コーナーを回ってもそれほど脚色が衰えない。
 しかしさすがに余力がなくなったか、直線に向いてなかなか脚を伸ばせないバルク。そこに内からウエストサンオペラ、外からオンワードセレーサや、人気のサファリアンバー、クレヨンらが襲いかかる。

 しかしここでは先行勢よりも差し馬の方が優勢、スッと馬群を捌いてきたサファリバンブーの勢いは止められず、バルク、そして内で粘るウエストサンオペラも一気に交わそうという脚色。最後は内外少し離れていたが、サファリバンブーがきっちり3/4馬身差し切って優勝した。
 2着は内から抜け出したウエストサンオペラ、逃げたバルクが3着に粘り切り、直線追い込んだクレヨンはもう一つ伸びを欠いて4着止まり。先行したオンワードセレーサが5着となった。

 サファリバンブーは父ブラックタキシード、母プリオッソバンブーの牡3歳。昨年7月にデビューして以来惜しいレースを繰り返していたが、デビュー1周年を前にした盛岡で待望の初勝利を挙げた。

■ 勝利ジョッキーコメント
 向こう正面でなかなかハミを取ってくれなくて、取ってくれさえすればガッと行くと思ったのですが、大外をブン回すほどのレースはできないなと思ったし、この距離は少し長いかも、と考えて我慢しました。直線もね、抜け出すとフワフワしてしまうので、実際は着差以上に力の差があると思いますよ。(村田一誠騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2022 961 3連複 22125 1868
複勝 1023 364/60/101 3連単 61688 1397
枠連複 15079 1368 ワイド 5808 377/808/237
馬連複 33862 3399
馬連単 47698 3861
189305

優先出走権
レース名の由来 「アンバー」・・・Amber。英語で「琥珀」の意。
 琥珀は約1000万年〜1億年前の樹液が化石化したもので、黄褐色もしくは赤褐色の半透明な姿が特徴。しばしば昆虫や植物を取り込んだままのものが見つかります。久慈市が古くからの琥珀産地として有名です。


2006年6月5日 JRA交流フレンドリーカップ
カシオペア賞/盛岡芝1700m(岩手A2・JRA500万下/定量) 晴・良

メジロスパイダー 1年10ヶ月ぶりの勝利!NAR成績NAR出馬表
カシオペア賞
直線はまだまだ伸びる!メジロスパイダー優勝 (Photo/佐藤 到)
 岩手のA2級馬7頭対JRA500万下7頭で争われたフレンドリーカップカシオペア賞。こちらも1番人気、JRAのメジロスパイダーが人気に応え、波乱のレースに決着をつけた。
 レースの序盤は、内枠から敢然とハナに立ったゴールデンサインをめぐり、人気の一角エニフやテーオードラゴンが追いかける展開。これにミススズランやアタゴタイヨウも参加し、ペースはそれほど速くないながら息の抜けない流れに。この時点でメジロスパイダーは後方2番手からじわじわ上昇していく。

 向こう正面半ば、まず大外をプリンセスワールドがぐんぐんと捲りはじめ、3角手前で並ばれたドラグーンもこれに合わせて上昇開始。それらをいったんやり過ごしたメジロスパイダーも参加して、外からこの3頭が一気に押し寄せる形に。
 必死の抜け出しを図るプリンセスワールドだが、ロングスパートをかけた影響か直線に入って伸び一歩。いったん振り切られかけたドラグーンが再び盛り返したが、外からはメジロスパイダーも差を詰めてくる。
 ゴール手前はドラグーンとメジロスパイダーの争いになった。よく盛り返したドラグーンだったが、しかしここはメジロスパイダーの伸びが上回り、最後は1馬身半差をつけてゴールした。
 2着はドラグーン、3着にプリンセスワールド。1番人気馬が勝ったものの2・3着が人気薄で3連単は44,360円の波乱となった。

 メジロスパイダーは父メジロディザイヤー、母メジロダルメシアンの牡4歳。青森・オオタ牧場の生産。この勝利は2004年8月以来、約1年10ヶ月ぶりの優勝だった。

■ 勝利ジョッキーコメント
 前に行く馬がもう少しピリッとしたレースをしてくれればよかったんだけどね。位置取りは心配していなかったが、どうもジリ脚で、追ってもジリジリしか伸びない。直線、ゴールしてからまだ伸びているから、やはり長距離向きの馬ですね。(菅原 勲騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 3251 1354 3連複 41874 216
複勝 2789 1131/126/65 3連単 12209 203
枠連複 34367 2483 ワイド 8130 181/165/36
馬連複 52749 2075
馬連単 79446 2933
344615

優先出走権
レース名の由来 「カシオペア」・・・Cassiopeia(ラテン語)。北天の星座の一。北極星を挟んで北斗七星と対し、晩秋の夕暮に天頂近くW形に並び、北極星を見出す目印となる。


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