■ 2回盛岡 重賞・特別レース結果 取材・文/テシオ編集部
やまびこ賞 岩鷲賞 岩洞湖特別 FM岩手杯 あすなろ賞 JRA交流

2006年5月13日
特別 第25回 やまびこ賞 /盛岡ダート1600m(サラ系3歳/定量)小雨・良

テンショウボス 初特別制覇!!NAR成績NAR出馬表
やまびこ賞/テンショウボス
消耗戦の果ての一騎打ちを制したテンショウボス (Photo/佐藤 到)
 2頭の3歳馬が争ったダイヤモンドカップトライアル・やまびこ賞。ハイペースの消耗戦を難なく乗り切ったテンショウボスが優勝して重賞戦線に名乗りを上げた。
 まずはレース序盤、先行勢がポジション争いをしつつも順当に収まるか、と思われたところに加わってきたのがなんと人気の2頭、サイレントエクセルとテンショウボス。この2頭が逃げ馬の直後まで、それも引っ張りきりの手応えで進出してきたせいもあって、先行グループの作るペースは3ハロン39秒台のハイペース。それでも2頭はしっかりとマークしあいながら走り続け、レースは序盤から一騎打ちの様相を呈してくる。

 たまらなかったのは逃げたミステリーゴットで、最初から2頭に急かされ通しのうえに3コーナーを待たずして失速。替わって先頭に出たサイレントエクセルとテンショウボスは、後続にはお構いなしで2頭でぐんぐん引き離す。ファインゴールが追いかけたものの4コーナーまでがついていくのが精一杯、ゴールデンパンジーは離れた3〜4番手から追うが、こちらはファインゴールを交わせるかどうか、という手応え。

 競り合いながら直線に入った2頭だが、その時点では先頭はサイレントエクセル。しかしテンショウボスも手応えに余裕、直線半ばですでに馬体を併せ、残り100mのハロン棒を過ぎるあたりでサイレントエクセルを捉えて前に出る。サイレントエクセルも最後の抵抗を試みるが差し返すまでの余力無く、ゴールでは3/4馬身差をつけてテンショウボスが先着した。
 3着はファインゴール、4着にゴールデンパンジー、しかし2〜3着6馬身、3〜4着3馬身と、大きく差を開いて入線する結果となった。

 テンショウボスは父ティンバーカントリー、母エイシンノーブルの牡3歳。もともと雄大な馬格が評判だったが、今シーズンはレースぶりも進境を見せ、初戦の七時雨賞3着、2戦目スプリングCを2着と成績を上げてきて、3度目の正直で待望の特別戦制覇を果たした。次走は岩手ダービーダイヤモンドカップの予定。
■ 勝利ジョッキーコメント
サイレントエクセルが前にいたから相手を絞ってレースをする事が出来ました。ペースも気にならなかったです。今シーズンはすごく楽に先行できるようになりましたね。前走の走りはフロックではなかった。馬の方もまだ良くなる余地があると思います。(阿部英俊騎手)


発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2338 890 3連複 30335 531
複勝 1518 531/368/31 3連単 101904 989
枠連複 29560 11675 ワイド 10263 2336/265/228
馬連複 51385 14071
馬連単 84507 15046
311810

優先出走権 1着馬に「岩手ダービー ダイヤモンドカップ」の優先出走権が与えられます
レース名の由来 やまびこ・・・山や谷などで、声や音が反響する現象より。



2006年5月14日
重賞第38回 岩鷲賞/盛岡ダート1400m(サラ系3歳・地方全国交流/定量)曇・稍重

ハイペースをものともせず ブラックショコラ重賞2勝目!!NAR成績NAR出馬表
岩鷲賞
ガッツポーズと共にゴールに飛び込むブラックショコラ (Photo/佐藤 到)
 10頭立てで行われた岩鷲賞。超ハイペースをものともせず差し切りを決めたブラックショコラが優勝し、3歳スプリント王の称号を手にした。
 レース序盤は古馬オープン並みのハイペースで幕を開けた。やや出遅れ気味のスタートだったダンディキングが押してハナを奪いに行き、ムーンプライドも一瞬譲らない態勢を見せたために一気にペースが上昇。前半3ハロンはハロン11秒台も並ぶほどの超ハイペースに。

 中盤も、後続を引きつけつつ、やや抑えながら逃げるダンディキングだったがそれでもペースはほとんど落ちない。既にダンディキングのペースについて行ける組とついて行けない組が分かれて、縦長のバラバラの隊列になっていたが、先行集団の中からもムーンプライドがついに落伍、残るのはディアブロハンターとナイキザフォース、そしてブラックショコラの計4頭。


またも2着。ダンディキング念願の重賞タイトルに、なかなか手が届かない (Photo/佐藤 到)
 ここからのブラックショコラのレースが圧巻だった。ハイペースが応えたとはいえまだハロン13秒台のペースで逃げているダンディキングをあっさり捕まえるとスッと引き離し、あっという間に先頭に立ってしまう。前半3ハロン34秒9のペースを乗り切った上に、上がり3ハロン38秒台を切る脚を使われてはさすがのダンディキングもお手上げ。

 結局、ブラックショコラが3馬身抜け出してゴール。2着にダンディキング。3着を競り合った2頭はこちらも最後までよく粘ったディアブロハンターが食い込んだ。
 ブラックショコラは父ブラックホーク、母クインティアラの牡3歳。今年1月の金杯に続き、これが2つめの重賞タイトル獲得。また、半兄クラシックホリデーも岩鷲賞と金杯を制した馬で、これまた金杯に続いて2度目の兄弟制覇となった。

■ 勝利ジョッキーコメント
 前走、スタートが悪くていいレースができなかったので、今回はスタートだけ気をつけていました。そのスタートをしっかり出てくれたから、これであとはダンディキングの後につけて行ければ、と。左回りは右回りよりいい感じだし、距離も短い方が合うような印象ですね。(菅原 勲騎手)

■ 勝利調教師コメント
 短い距離がいいのかなと思ってこちらに出してみましたが、期待以上の結果でした。軽いコース状態がいいと思っていましたので、昨夜雨が降ったのも運が良かったですね。次走は、そうですね、馬の状態と、騎手とも相談しながら考えたいと思います。(千葉 博調教師)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 3557 1125 3連複 32434 4271
複勝 1369 450/517/75 3連単 125887 3641
枠連複 26327 16027 ワイド 10095 3638/392/447
馬連複 57221 36781
馬連単 109723 18082
366613

優先出走権 なし
レース名の由来 岩鷲・・・岩手県盛岡市の北西方にある標高2038m「岩手山」の別称「岩鷲山(がんじゅさん)」より。春の雪解けの頃、山頂付近に現れる模様が鷲が羽を広げた姿に見える様子からそう呼ばれています。



2006年5月15日
特別第7回 岩洞湖特別 /盛岡芝1600m(サラ系B2/別定)晴・良

ハセノハンター 大混戦に断!!NAR成績NAR出馬表
岩洞湖特別大混戦に切れ味鋭い脚で決着をつけたハセノハンター (Photo/佐藤 到)
 今シーズン初の芝特別となった岩洞湖特別は、まさに芝の戦いといえる大混戦。直線鋭い伸びを見せたハセノハンターとアリアンロッド、そして逃げ粘ったエイシンミランダの3頭での決着は、岩手競馬史上2位の高配当となる3連単128万8670円の大波乱となった。
 好枠を利して逃げに出たエイシンミランダ、2番手クリアライフ、そして不利なく先行したい人気どころが先行集団につける、という所までは芝レースでありがちな展開。いくらかペースが速めに感じられたが芝なら許容範囲、普通ならこのまま淡々と進んで直線勝負になる、はずだったのだが、レース終盤、人気薄の馬が積極的に動いたことでガラッと流れが変わった。

 3コーナーを回るあたり、逃げるエイシンミランダを先頭にタイキミスティ、ノースポリシー、ミカダンディーら人気上位組が好位を固めていた所を、外から一気にハセノハンターが捲りに出る。一気に先頭をうかがう勢いのハセノハンターを見て、先行集団の人気上位勢も弾かれたように動き始めるが、エイシンミランダの逃げ足も衰えておらず、またちょうど後退し始めたクリアライフに行く手を塞がれて思うように動けない。 さらに、そんな隙を突いて内ラチ沿いから大外まで持ち出して追い込んできたのがアリアンロッド。直線半ばから猛然と加速して外から馬群をごぼう抜き。
 人気上位勢もようやく追い上げにかかるが時すでに遅し。外から伸びるハセノハンターに、アリアンロッドが追いついて馬体が並ぶ・・・という所がゴール。内側では、エイシンミランダがミカダンディーの追撃を僅かに凌いで3着を確保していた。
 結果、7番人気ハセノハンター、11番人気アリアンロッド、5番人気エイシンミランダの順に入線し、人気上位勢は僅差ながら4着以下に留まる大波乱。3連単の配当は岩手競馬史上2位、2度目の大台越えとなる128万8670円の高配当となった。

 ハセノハンターは父フジキセキ、母ユーワキャンディーの牡5歳。JRA5戦未勝利で岩手に転入してこれまでに4勝を挙げていたが、特別戦はこれが初制覇となった。

■ 勝利ジョッキーコメント
道中はあまり手応えが良くなく、ずっと追っていなければなりませんでした。しかし勢いはありましたので、4コーナー手前あたりでは外をまわっても勝負になりそうだなと思いました。(関本 淳騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2396 117 3連複 53588 16
複勝 2938 124/28/570 3連単 122231 7
枠連複 31884 4491 ワイド 9696 19/185/72
馬連複 61602 144
馬連単 85482 50
369817

優先出走権 なし
レース名の由来 岩洞湖・・・盛岡市玉山区にある人造湖。1960(昭和35)年に完成したロックフィルダム・岩洞ダムによって生まれた湖で、湛水面積684haは田瀬湖を上回り御所湖に次ぐ岩手県内2位・全国で20位の広さ。冬はワカサギ釣りで賑わいます。2005(平成17)年「ダム湖100選」に選定されました。



2006年5月20日
特別第14回 FM岩手杯/盛岡芝1700m(サラ系A2/別定)晴・重

芝は負け無し! ジェーピーバトル人気に応えるNAR成績NAR出馬表

芝では3戦3勝、パーフェクトをキープしたジェーピーバトル (Photo/佐藤 到)
 10頭が争ったかきつばた賞トライアル・FM岩手杯。比較的力量差の少ない混戦模様だったが、勝ったのはやはり芝巧者だった。
 逃げるサンエムブレイブを数頭が追いかける展開となったレース序盤、馬群はやや縦長になったがペースは平均からやや遅め、先行集団には引っ張りながら・かかりながら追走する馬もいるくらい。
 その中で大外8枠10番からスタートしたジェーピーバトルはすんなり外目の3〜4番手を確保して流れに乗り、人気の一角ヤマヨダイナミックも中団やや後ろで少しずつ位置取りを上げていく。

 3コーナー手前からでサンエムブレイブがペースアップ、しかしダイヤモンドヒカリがぴったりマークし、ジェーピーバトルも外から3番手をキープ。直後にはセイビンググレースやヤマヨダイナミックも接近していずれも射程圏。
 4コーナーを過ぎ直線に入ってもまだサンエムブレイブが粘っていたが、直線に向いたところで我慢しきれず・・・、といった感じでダイヤモンドヒカリが先頭に出る。しかし今日のダイヤモンドヒカリにはいつもの伸びがない。内からはミサキノハンターやパワーポリティクス、さらに外から追い上げてきたジェーピーバトルに抵抗できず交わされていく。

 ゴールまで残り100m、ここでジェーピーバトルが先頭に立つ。ミサキノハンターをスッと1馬身引き離すとあとはほぼ独壇場、最後、並んで追い上げてきたヤマヨダイナミック・セイビンググレースに半馬身差まで詰め寄られはしたものの、ゴールに飛び込んだ時もまだもう一伸びできそうな余裕が残っていた。
 2着はヤマヨダイナミック、3着は2着とクビ差でセイビンググレース。2番人気のダイヤモンドヒカリは6着に敗れ、4度目のこのレースへの出走で初めて掲示板を外す事になった。

 ジェーピーバトルは父ビワハヤヒデ、母ウエディングシチーの牡6歳。昨夏のジュライカップ・パストラルバーデンカップに続いて3戦目の芝レースも優勝して、芝での成績を3戦3勝とした。

■ 勝利ジョッキーコメント
 どこからでも行けると思っていましたが、やはり枠順も考えて前の方に行ければ行けた方がいいなと。外枠だから外の方に行くしかないけど、まず思い通りの位置が取れました。芝で実績がある馬だから変に控えたり、小細工する必要もないですしね。ダートだと終いが少し甘くなるけれど芝だと最後まで伸びる。芝は走る馬ですね。(村上 忍騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 1647 445 3連複 39246 776
複勝 1525 433/238/85 3連単 99930 408
枠連複 25732 7442 ワイド 8998 629/241/242
馬連複 58196 3549
馬連単 77961 2473
313235

優先出走権 1・2着馬に「かきつばた賞」の優先出走権が与えられます
レース名の由来 岩手県内をエリアとするFMラジオ局・「FM岩手」の社名を冠とした特別競走。なお同放送局では、毎週金曜日の20:00からみちのくレース・ラジオ番組「勝ちそー」を放送中です。



2006年5月21日 
特別第7回 あすなろ賞/盛岡ダート1800m(サラ系オープン/別定)晴・良

ベルモントシーザー 転入後2連勝で特別戦優勝飾る!!NAR成績NAR出馬表

ニッショウウララの猛追を振り切るベルモントシーザー (Photo/佐藤 到)
 オープン馬12頭で争われたみちのく大賞典トライアル・あすなろ賞は、これが転入後2戦目となるベルモントシーザーが快勝。転入後2連勝で特別戦制覇を飾った。
 レースは序盤から波乱含みのスタートとなった。好スタートからハナに立ったスピードパンチ、それを外から出て行ったニッショウウララ・ベルモントシーザー、内から進出していったシルクディヴァイン、さらにはローランボスコまでも加わって一団の先行争い。最初の1コーナーにはこれら5頭が横一線となって飛び込み、最内シルクディヴァイン先頭で隊列は定まったもののペースはややハイ。競り合いの続く、息の抜けない流れが生まれてしまう。

 2コーナーを回ってもまだ3、4頭が抜きつ抜かれつする形。さすがにこれでは苦しいか、3コーナーを待たずスピードパンチが後退。ようやく単騎先頭に立ったシルクディヴァインも3コーナーを回る頃には失速気味、後続の差し馬勢ではゲイリーエクシードの上昇ぶりが目立ったが、その他は脚色が同じようになって思うようなレースができないでいる。

 この3コーナーで先頭に立ったベルモントシーザー、前の馬が後退して否応なく先頭に、という感じだったが、その後も粘りに粘った。
 追いすがるローランボスコ、ゲイリーエクシードを直線坂下で振り切り、ここで差を3馬身ほどまで拡げて見せる。これでほぼ勝負あった。最後はさすがに脚色の余裕無く、坂を越えてもう一度伸びてきたゲイリーエクシードや猛烈な追い込みを見せたニッショウウララに差を詰められはしたが、確実に勝利を手にできるだけの差は確保したままゴールに飛び込んだ。
 2着はニッショウウララ、3着にゲイリーエクシード、出遅れながらも伸び脚で挽回したレストオブセールが4着。人気のブラーボウッズは伸びを欠いて7着に終わり、6番人気→10番人気→3番人気で決まった3連単は51万9100円という波乱の結果となった。

 ベルモントシーザーは父アジュディケーティング、母エスケイゴールドの牡8歳。南関東・大井ででビューし、3〜4歳時には5連勝もした馬だったが、しばしば長い休養をして8歳ながら41戦のキャリア。今シーズンは順調に使われて、岩手転入初戦も逃げ切り勝ちを決めていた。

■ 勝利ジョッキーコメント
 ペースがあれ以上遅くなるとかかってしまし、自分で出て行くしかなかった。だから前に2頭いてペースも速かったのは助かりました。直線はさすがにいっぱいで、後ろから来るのが見えたから最後まで気を抜けなかったですね。(阿部英俊騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2717 150 3連複 43279 69
複勝 2728 155/73/325 3連単 105507 15
枠連複 28626 546 ワイド 12260 71/128/69
馬連複 74721 342
馬連単 94638 263
364476

優先出走権 1・2着馬に「みちのく大賞典」の優先出走権が与えられます
レース名の由来 ヒノキ科の常緑高木「あすなろ」より。葉はヒノキに似てより大きく、うろこ状に重なり合って、また裏面にある白い模様が特徴的。その材は黄白色で建築材、船材、枕木などに用いられる。ヒバの木とも呼ばれ、青森県と石川県の「県の木」になっています。
 「明日は(あすなろから)ヒノキになろう」の意味で、明日はよりよいものに成長しよう、という例えとして使われます。



2006年5月22日 JRA交流フレンドリートロフィー
アメジスト賞/盛岡芝1700m(岩手3歳勝以下・JRA未勝利/定量)晴・良

あっと驚く末脚炸裂 グリーントマト快勝!!NAR成績NAR出馬表

周りが止まって見える脚。あっという間に突き抜けたグリーントマト (Photo/佐藤 到)
 岩手勢7頭・JRA勢7頭で行われたフレンドリートロフィーアメジスト賞。人気を集めたのはJRAのストロングアサクサだったが、レースの最後にあっと驚く結末が待っていた。
 順当にハナを奪ったのは1番人気ストロングアサクサ。やや出負け気味のスタートだったがじわっとハナに立ち、インペラトルに絡まれながらも手綱をゆるめて快調に進む。馬群はやや縦長、後方に、数頭ずつが次第に取り残されていくような展開。

 3コーナーを回ってもストロングアサクサのスピードは衰えず、このまま流れていくのかと思われた4コーナー、ここで急激にレースが動く。
 向こう正面ではまだ8〜9番手あたりにいた岩手・ツルマルオーカンがコーナーを回りながら一気に上昇、その勢いのまま先行集団を外からまとめて交わしにいく。抵抗を図るストロングアサクサ、しかし馬体を併せもせず一息に交わされてしまってはどうしようもない。

 ねじ伏せるように抜け出すツルマルオーカン、伸びを欠くストロングアサクサ。これで勝負あったか・・・。しかしこのレースにはまだ、最後のどんでん返しが待っていた。 コースの真ん中を矢のように飛んできたもう一頭の緑帽がぐんぐん前との差を詰めてくるる。その馬はなんと、12番人気グリーントマト!
 飛ぶがごとき勢いに抗えるものはもはや誰もなく、先ほどストロングアサクサを並ぶ間もなく交わしたツルマルオーカンを、グリーントマトはこれまた並ぶ間もなく抜き去って先頭に。ゴールした時は1馬身3/4馬身もの差がついていた。

 レースの結果は1着グリーントマト、2着ツルマルオーカンと岩手勢のワン・ツー。1番人気ストロングアサクサは、騎乗した岩田騎手が「前走よりは抑えが効いた走りだと思ったが、ずっと同じようなペースで走っていた」というレースで3着に敗れ、他のJRA勢も2番人気アルファリゲルが5着、3番人気ミスタードトウは8着といずれも精彩を欠く結果。しかしなにより、12番人気、出走馬中最軽量388kgの牝馬に、まさに“周りが停まって見える”末脚を見せつけられてはこの結果も仕方のないところか。

 グリーントマトは父ステイゴールド、母ヤングダリアの牝3歳。道営デビューから船橋を経て、この春から岩手に転入。転入後の初勝利が特別戦となった。

■ 勝利ジョッキーコメント
 芝さえ合えば最後は脚を使ってくれるだろう、と末を生かす競馬をしようと思っていた。勲さんの馬が動いた時に流れが速くなったのと、先行したほかの馬が止まっていたのがあるのだろうけど、こんなにきれいにハマるとはね!(沢田盛夫利騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2545 10 3連複 22045 190
複勝 1146 62/145/365 3連単 61208 16
枠連複 17248 40 ワイド 7765 51/98/400
馬連複 27487 132
馬連単 44771 51
184215

優先出走権
レース名の由来 英語で「紫水晶」のアメジスト(Amethyst)より。日本では宮城県や宮崎県で産出されます。2月の誕生石。



2006年5月22日 JRA交流フレンドリーカップ
アンタレス賞/盛岡ダート1600m(岩手A2・JRA500万下/定量)晴・良

リージェントゲスト 久々勝利の美酒!NAR成績NAR出馬表

3馬身差の快勝で2年ぶりの勝利を挙げたリージェントゲスト (Photo/佐藤 到)
 アメジスト賞に続き、岩手勢7頭・JRA勢7頭が戦ったフレンドリーカップ・アンタレス賞。JRA勢を中心に人気が割れたレースだったが、JRA・リージェントゲストが3馬身差をつける快勝で混戦に決着をつけた。
 レースは序盤から数頭がハナを争う、いかにも混戦ムードの幕開けとなった。結果ハナに立ったのはゴールデンサインだったが直後に数頭が折り重なるように連なり、前半3ハロンは36秒1と、全体に時計の速い今日のコース状態を考慮してもハイペースに。

 この流れにゴールデンサインは3コーナーを待たず失速。2番手にいたドラグーンも手応えを失い、リージェントゲストが押し出されるようにハナに立つ。しかしこの時点ではまだメジロベッカム、マツリダカレーらも喰らいついて来ており、4コーナーにも入った所でもまだ数頭一線。後続の差し馬勢も追い上げて、直線は大混戦になるかと思われた。
 だが、コーナーを過ぎて直線に向いたところ、最内を回った分なのか、リージェントゲストと後続との差がすっと開く。後退する先行勢・追い上げてくる差し馬は2馬身ほど後方で横一線、自分は単騎で先頭という、リージェントゲストにとって願ってもない状況に。

 これで俄然、楽になったリージェントゲスト。勢いに乗ってさらに差を開き、坂を越えたあたりではもはやセイフティリード。結局は2着以下に3馬身差の、快勝と言っていい形で決着をつけた。
 2着はセイウンカラク、3着はマクロプランナー。1番人気スズノトウコンは元気のない走りで11着に敗れ、3連単は45万9,980円と荒れた結果となった。

 リージェントゲストは父パークリージェント、母ヒロマイドールの牡5歳。この勝利が2004年2月以来の優勝となった。

■ 勝利ジョッキーコメント
 位置取りはゲートを出たなりで行こう、ただ、引いて控える事はないなと思っていました。いつもはツメの甘い感じの馬なんですが、今日は最後までしっかり走ってくれました。(木幡初広騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 5725 1070 3連複 60718 51
複勝 5904 1731/203/100 3連単 143354 23
枠連複 34799 1757 ワイド 13108 215/103/27
馬連複 65705 887
馬連単 94384 1057
423697

優先出走権
レース名の由来 「さそり座」の首星、アンタレス=Antaresより。アンタレスは大きさが太陽の600〜800倍あるとされる赤色超巨星で、我々の太陽系から600光年離れた位置にあります。夜空を飾るその赤い輝きは世界各地で「サソリの心臓」「夜空の中の炎」と呼ばれて親しまれています。


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