 ガッツポーズと共にゴールに飛び込むブラックショコラ (Photo/佐藤 到)
10頭立てで行われた岩鷲賞。超ハイペースをものともせず差し切りを決めたブラックショコラが優勝し、3歳スプリント王の称号を手にした。
レース序盤は古馬オープン並みのハイペースで幕を開けた。やや出遅れ気味のスタートだったダンディキングが押してハナを奪いに行き、ムーンプライドも一瞬譲らない態勢を見せたために一気にペースが上昇。前半3ハロンはハロン11秒台も並ぶほどの超ハイペースに。
中盤も、後続を引きつけつつ、やや抑えながら逃げるダンディキングだったがそれでもペースはほとんど落ちない。既にダンディキングのペースについて行ける組とついて行けない組が分かれて、縦長のバラバラの隊列になっていたが、先行集団の中からもムーンプライドがついに落伍、残るのはディアブロハンターとナイキザフォース、そしてブラックショコラの計4頭。
 またも2着。ダンディキング念願の重賞タイトルに、なかなか手が届かない (Photo/佐藤 到) ここからのブラックショコラのレースが圧巻だった。ハイペースが応えたとはいえまだハロン13秒台のペースで逃げているダンディキングをあっさり捕まえるとスッと引き離し、あっという間に先頭に立ってしまう。前半3ハロン34秒9のペースを乗り切った上に、上がり3ハロン38秒台を切る脚を使われてはさすがのダンディキングもお手上げ。
結局、ブラックショコラが3馬身抜け出してゴール。2着にダンディキング。3着を競り合った2頭はこちらも最後までよく粘ったディアブロハンターが食い込んだ。
ブラックショコラは父ブラックホーク、母クインティアラの牡3歳。今年1月の金杯に続き、これが2つめの重賞タイトル獲得。また、半兄クラシックホリデーも岩鷲賞と金杯を制した馬で、これまた金杯に続いて2度目の兄弟制覇となった。
|
サイレントエクセルが前にいたから相手を絞ってレースをする事が出来ました。ペースも気にならなかったです。今シーズンはすごく楽に先行できるようになりましたね。前走の走りはフロックではなかった。馬の方もまだ良くなる余地があると思います。(阿部英俊騎手)