■ 1回盛岡 重賞・特別レース結果
取材・文/テシオ編集部
メイカップ
大屋梅特別
レインボーカップ
シアンモア記念
緑風賞
2006年5月4日
特別
第32回 メイカップ
/盛岡ダート1600m(サラ系B1/別定) 晴・良
スラリスハンター 差し切りで2連勝!
一気に突き抜けたスラリスハンター (Photo/佐藤 到)
好天に恵まれた盛岡競馬場、ゴールデンウィーク開催初日の特別戦メイカップは、1番人気スラリスハンターが人気に応えて快勝した。
トゥザドリーム、カヌマビート、ブルーオスカーらが先行して生まれた流れはハイペース。この流れのおかげで馬群後方に固まっていた人気どころが俄然楽になった。
1番人気スラリスハンターは後方9番手、2番人気シラバスは11番手、3番人気ミナミノサニーオーはスラリスハンターの前8番手あたりと、いずれも縦長の馬群の中団から後方につけていたが、先行勢のスピードが鈍った3コーナー過ぎ、一団となって捲り上げ、一気に先行勢を捉えてしまう。
先行して粘っていたブルーオスカーがいったんは先頭に立ったものの、脚色は外から追い上げるスラリスハンターの方が上回る。スラリスハンターは捲ってきた勢いのままブルーオスカーを捉え、そして追いすがるシラバスらをあっという間に振り切ると、楽々1馬身1/4差をつけてゴールに飛び込んだ。
2着争いは接戦となったが、ブルーオスカーが内外から迫られながらも最後まで譲らず2着を確保。3着はシラバス。出遅れながらも馬群を縫って追い込んだナリタルートワンが4着に入った。
スラリスハンターは父リンドシェーバー、母アイレイゼンテイの牡5歳。今シーズン2着−1着と来た好調の波に乗って通算11勝目、特別戦は初めての制覇となった。
■ 勝利ジョッキーコメント
後方の位置取りになってどうなるかと思いながらでしたが、とてもいい脚を使ってくれました。調子の方も良いという事で、初めて乗りましたがいいレースになったと思います。(菅原 勲騎手)
発売票数
的中票数
発売票数
的中票数
単勝
2329
556
3連複
36213
801
複勝
1189
330/37/214
3連単
87786
247
枠連複
16989
700
ワイド
10219
198/
馬連複
50663
1176
1182/223
馬連単
53783
727
計
259171
優先出走権
なし
レース名の由来
英語で「5月」の意味のMayより。
2006年5月5日
特別
第8回 大屋梅特別
/盛岡ダート1800m(サラ系B2/別定) 曇・良
元A級馬の貫禄! ゲンパチコジーン差し切る
ゲンパチコジーンが堂々差し切り勝ち (Photo/佐藤 到)
昨日とは一転肌寒くなった盛岡競馬場。サラ系B2級馬による特別戦大屋梅特別メイカップは、ゲンパチコジーンが直線でパープルモンクを捉えて優勝した。
直線、残り1ハロンまでの主役はパープルモンクだった。今回が転入2戦目の10歳馬だが、その転入初戦を快勝した勢いを評価されてここでも2番人気の支持。そして、4コーナーを回って直線に入った所までは、完全にパープルモンクの作ったレースだった。
しかし、4コーナーを回ってもまだ余裕があるように見えたパープルモンクだったが、スローペースで折り合いを欠きながら2番手、そして逃げたクリアライフが後退して早々と先頭に立たされたということが微妙に歯車を狂わせた。
残り1ハロンの標識のあたり、そこまで2馬身弱のリードを保っていたパープルモンクのスピードが微妙に鈍る。それを待っていたかのように追い上げる差し馬勢。中でも外、外を回って2番手の位置まで来ていたゲンパチコジーンの伸び脚が優勢。ゴールまで残り100mちょっと、ゲンパチコジーンがついにパープルモンクを捉え、そして交わしていく。パープルモンクももう一度粘りをみせて追いすがるが結局、ゲンパチコジーンがちょうど1馬身まで差を拡げた所がゴールだった。
2着には粘ったパープルモンク。追い込み僅かに及ばなかったマルカンジョオーが3着となった。
ゲンパチコジーンは父スターオブコジーン、母ヘルシーベルの牡7歳。昨年はA級で活躍し、冬期間九州に所属してこの春はB2級からのスタート。ここまで3着・4着だったが得意の盛岡に替わってきっちり変わり身を見せた。
鞍上の菅原雅文騎手は怪我からの復帰後初の特別勝ちであり、また2003年8月2日にアルピナでプリンセスCを勝って以来、2年9ヶ月ぶりに特別タイトルを手にした。
■ 勝利ジョッキーコメント
3コーナーあたりは特にジリジリとしか動かない馬と聞いていたのですが、実際は思ったよりスムーズで、楽なレースでしたね。前の馬が余裕で逃げていたので「これは届かないかな」と思いましたけど、こちらもいい脚を使ってくれました。(久々の特別勝ちは)普通に嬉しいです!!(菅原雅文騎手)
発売票数
的中票数
発売票数
的中票数
単勝
2238
194
3連複
39368
1571
複勝
1429
212/215/148
3連単
83431
295
枠連複
14379
1145
ワイド
12119
559/614/1383
馬連複
55167
2808
馬連単
52849
896
計
260980
優先出走権
なし
レース名の由来
「大屋梅」・・・テレトラックが所在する秋田県横手市の「市木」とされ、千二百年程前に小野春風の出羽征伐に随行した二人の武将がこの地に住みつき、梅を栽培したのが始まりと言い伝えられている。この人が植えた梅は「江津の庭梅」と呼ばれ、菅江真澄の紀行文「雪の出羽路」にて賞賛されるほどの見事な老梅だった。この江津の庭梅がたくさんの大屋梅林の元になり、大屋地区を美しい「梅の里」にした。現在は推定樹齢400年から300年ほどの老梅が各家の庭に点在しており、春には見事な花を咲かせつづけている。
2006年5月6日
特別
第6回 レインボーカップ
/盛岡ダート1800m(サラ系B3/別定)曇・良
ダイヤサンディ連勝で特別制覇
後続を振り切ってゴールに飛び込むダイヤサンディ (Photo/佐藤 到)
9頭立てで行われた特別戦・レインボーカップは再転入2戦目のダイヤサンディが快勝。自身初の特別戦制覇を果たした。
まずスタート、トーホウライデン、ガッサンダンディーらがハナを奪いにいくが、ここはトーホウライデンがハナを主張しきって先頭に立ち、ガッサンダンディー2番手、ダイヤサンディ3番手で位置取りはすんなり落ち着いた。
やや抑えながら先頭を行くトーホウライデン。作ったペースはスローになり、向こう正面では全体が5馬身ほどの圏内に収まるほど隊列が詰まってしまう。
レースが動いたのは向こう正面半ばから3コーナー。最後方を進んでいたマルワモーメントが動いて馬群の外4番手あたりまで進出、さらに前を伺う勢いにペースがぐっと上がる。先行勢もまだ余力があり、こちらもトーホウライデンを先頭にペースを上げて引き離しにかかる。後方の数頭はこの辺で引き離され気味、勝負は前の4頭に絞られた。
そのグループの中から最も手応え良く走っていたのがダイヤサンディだった。最内で粘るトーホウライデンはすでに一杯気味となりガッサンダンディーにも交わされつつあったが、そんな2頭をダイヤサンディはあっさり捉えて先頭に踊り出す。最後は追いすがるガッサンダンディーも振り切って3/4馬身差で優勝。自身初の特別戦優勝を果たした。
2着にはガッサンダンディー、3着はトーホウライデン。マルワモーメントが4着となった。
ダイヤサンディは父エイシンサンディ、母ダイヤターンの牡4歳。昨年の岩手最優秀牝馬・グローリサンディの全弟となる血統。ホッカイドウ競馬でデビュー後南関東を経て昨年岩手に転入、その後冬期間兵庫に移籍してこの春再び岩手に戻っていた。
昨年の在籍中は3歳の上位〜古馬A級で、健闘しつつも勝ち星を挙げられずにいたダイヤサンディだが、今シーズンはB3級でスタートした事もあって転入初戦を快勝する順調な滑り出し。このレースでも終始楽な手応えで走りきる、危なげない勝利だった。
■ 勝利ジョッキーコメント
なるべく前、行けるだけいってレースをしようと思っていましたが、ペースが遅かったせいもあって揉まれず先行できる思い通りの位置が取れました。距離が長いのは合うし、盛岡のような軽いコースもいい馬。去年よりもクラスが楽になっているのもプラスでしたね。(阿部英俊騎手)
発売票数
的中票数
発売票数
的中票数
単勝
3044
556
3連複
40097
2830
複勝
1688
363/115/415
3連単
116201
1185
枠連複
20341
1049
ワイド
11282
655/1165/536
馬連複
62639
3588
馬連単
78499
3257
計
333791
優先出走権
なし
レース名の由来
英語で「虹」の意味のRainbowより。
2006年5月7日
重賞
第32回 IAT杯 シアンモア記念
/盛岡ダート1600m(サラ系オープン・地方全国交流/定量) 曇・稍重
エアウィード 復活の重賞制覇!!
3つめの重賞を圧勝で飾ったエアウィード (Photo/佐藤 到)
遠征勢7頭対迎え撃つ岩手勢7頭で行われたシアンモア記念。1番人気は大井のインターセフォー、差のない2番人気にタイキシェンロン、3番人気にエアウィード、少し離れた4番人気に川崎のハツラツと、人気上位馬も岩手と遠征勢で分け合う形でレースが幕を開けた。
レースを引っ張ったのはハツラツ。いったんは前に出かかったシンプウオペラは控えて2番手、以下メンタルシャウト・シノブホマレと遠征勢が先行集団を形成し、インターセフォー、タイキシェンロン、エアウィードらは中団でお互いを見ながら進む。
3コーナー手前でまず動いていったのはエアウィードで、抜群の手応えで外からするすると先行集団に取りつき、一気に交わし去ろうという勢い。タイキシェンロンもそれにあわせて上昇、一方のインターセフォーは馬群の中に潜り込んだが勢いの点では岩手の2頭に劣るか。
1番人気インターセフォーは直線伸びを欠き、3着に留まった (Photo/佐藤 到)
直線はもう完全にエアウィードの一人舞台になった。先行集団を捲っていった勢いのまま、飛ぶようにゴールへむかうエアウィード。外から追い上げてきたタイキシェンロンも、伸びてはいるのだが馬体をあわせる事が出来ず、逆に引き離される。馬群を抜けてきたインタセフォーは、こちらはタイキシェンロンと同じような脚色。
最後はエアウィードが1馬身1/4差をつけて優勝。着差以上に勢いの差を感じさせる、圧勝といっていい内容だった。2着はタイキシェンロン、3着にはさらに1馬身開いてインターセフォー。直線で追い込んだブラーボウッズが4着、先行してよく粘っていたシノブホマレが5着となった。
エアウィードは父エアダブリン、母プラスターワールドの牡6歳、門別・中原牧場の生産馬。昨年の青藍賞・北上川大賞典に続き3つめの重賞タイトルを手にした。次走はみちのく大賞典(6/4 盛岡競馬場)の予定。
■コメント
エアウィード(1着): 前の方でレースを、という指示でしたのでそれを意識して乗りましたが、今日は仕上がりが良かったし、なにより馬がすごくやる気を出してくれて、思い通りにレースができました。前走の結果などを考えると左回りの方がより合うのかもしれませんね。(村上 忍騎手)
前の方で競馬をと考えていましたので、狙い通りのレースになりました。馬の方も馬体が絞れていたし、前走を使って調子が上がっていたのでしょう。次走はみちのく大賞典に直行の予定です。(鈴木七郎調教師)
ブラーボウッズ(4着):これだけのメンバーになるとなかなか馬群がばらけないから、エンジンのかかりが遅いこの馬にはつらいね。それでも直線の半分くらいで追い込んだんだからいい脚は使っている。(沢田盛夫利騎手)
ハツラツ(7着):今日は行きッぷりが良くなくて・・・。調子のいい時はもっとスッと行ける馬なんです。(山崎誠士騎手)
発売票数
的中票数
発売票数
的中票数
単勝
4815
1067
3連複
56350
6617
複勝
3118
469/542/1080
3連単
158749
2129
枠連複
36523
3493
ワイド
16155
1207/1485/2488
馬連複
93497
6249
馬連単
110392
3482
計
479599
優先出走権
−
レース名の由来
1927年、小岩井牧場がイギリスから輸入した名種牡馬・シアンモアより。
当時千葉の御料牧場としのぎを削り合っていた小岩井牧場は、御料牧場が輸入したトウルヌソルに対抗してシアンモアを輸入しました。
シアンモアは第2回のカブトヤマ、第3回フレーモア、第4回ガヴァナーと3年連続でダービー馬を輩出したばかりでなく、多くの活躍馬を送り出し、小岩井全盛時代を築き上げました。また、ビューチフル・ドリーマーなどいわゆる“小岩井牝系”との間に生まれた子供達は、いまなお日本のサラブレットの血脈に大きな影響を残しています。
2006年5月8日
特別
第7回 緑風賞
/盛岡ダート1400m(サラ系A2/別定) 晴・良
圧勝!! ゲイリーエクシード
楽々3馬身。ゲイリーエクシード圧勝 (Photo/佐藤 到)
姫神賞からクラスターCへとつながるスプリント戦線の前哨戦・緑風賞。12頭立てで行われたレースは、9歳のベテラン・ゲイリーエクシードの圧勝で幕を閉じた。
スタートで1番人気セキトシャンハイがやや出遅れ気味、そしてハナに立ったのは前走で最後方を進んでいたゴールデンサインという、レースは序盤からやや波乱含みの雰囲気。
逃げるゴ−ルデンサインに並びかけるような2番手がメタモルキング、追って上がっていったセキトシャンハイが3番手、この3頭が後続を離して逃げるシーンもあったがそれも3コーナーにかかるまで。ゴールデンサインが後退、替わってメタモルキングが単独先頭か、という所で同時に後続も一気に押し寄せ、差し馬勢も先行集団の直後まで迫ってくる。
中でも楽々馬なり、という手応えで上がってきたのがゲイリーエクシードだった。ほとんど追うことなく、それでいて馬群の外を楽に捲ってくる脚色の差は歴然。先行勢をあっというまに飲み込もうかというだけでなく、ついて上がろうとする差し馬勢も追いかけるのに四苦八苦するほどの勢い。
直線に向いてもゲイリーエクシードの勢いは止まらず、そのまま3馬身ちぎってゴールイン。2頭並んで追い込んできたサンシャインヘイロとマツリダカレーのうち、サンシャインヘイロが最後の一伸びで2着を確保。3着は内からするする伸びてきたタガジョーヴェルデ、マツリダカレーは4着。メタモルキングが5着、セキトシャンハイは9着に沈んだ。
ゲイリーエクシードは父ルピアノ、母ゲイリーシーナーの牡9歳。冬期間九州に移籍してこの春岩手に再転入し、前走、はまゆり賞2着からの転戦。約4年ぶりの短距離戦でも格の違いを見せつけることとなった。
■ 勝利ジョッキーコメント
スタートで出遅れない事だけ考えて、あとは馬に任せていました。ホント、今日は馬に乗っていただけ、馬なりで回ってきただけという感じ。左回りは全然走りが違いますね。(坂口裕一騎手)
発売票数
的中票数
発売票数
的中票数
単勝
3033
690
3連複
47029
194
複勝
3499
1177/247/43
3連単
121588
148
枠連複
24814
2511
ワイド
10917
627/146/116
馬連複
67933
4322
馬連単
80540
3389
計
359353
優先出走権
1・2着馬には姫神賞の優先出走権が与えられます
レース名の由来
「青葉をわたる、気持ちのいい風」の意。
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後方の位置取りになってどうなるかと思いながらでしたが、とてもいい脚を使ってくれました。調子の方も良いという事で、初めて乗りましたがいいレースになったと思います。(菅原 勲騎手)