■ 2回水沢 重賞・特別レース結果 取材・文/テシオ編集部
エイプリルカップ スプリングカップ 田瀬湖特別 留守杯日高賞 駒形賞

2006年4月22日
特別第7回 エイプリルカップ/水沢ダート1800m(サラ系B1/別定) 晴・稍重

ブルーオスカー逃げ切って大波乱!!NAR結果表NAR成績表

1年ぶりの逃げ切り勝ちを決めたブルーオスカー(Photo/佐藤到)
 10頭立てで行われたエイプリルカップ。逃げてしぶとく粘り切ったのは7番人気のブルーオスカー、そして2着にも8番人気エイシンアザレアが残って、馬単は86,560円、3連単では937,530円の大波乱となった。
 好スタートから飛び出したブルーオスカーだったが、道中はアイオープナーやエイシンアザレアに終始競りかけられる展開。しかし、それほどペースが上がらないまま、むしろスローと言える流れになったのが幸いしてか、逃げるブルーオスカーのスピードはなかなか鈍らない。

 4コーナー、ずっと競り合っていたエイシンアザレアが一度は半馬身ほど前に出、一方のブルーオスカーはムチを入れて手応えを失いかけるかのようなシーンがあったが、そこからブルーオスカーが二枚腰を発揮。再び差し返すとそのままゴールまで粘りきった。
 2着はエイシンアザレア、3着は中団から追い上げたシラバス。1番人気セイビンググレースは先行したものの最後はミナミノサニーオーにも交わされて5着に終わった。
 馬番2→6→7、7番人気→8番人気→5番人気での決着となった3連単は、なんと大台寸前の937,530円。そればかりか、枠複・馬複・馬単・3連複のいずれもが万馬券の大波乱となった。

 ブルーオスカーは父マイニング、母インターフォレストの7歳馬。昨年5月に特別・緑風賞を制して以来、約1年ぶりの勝利を再び特別戦勝利で飾った。


■ 勝利ジョッキーコメント
 やはり春先は調子が上がる馬ですし、耳無しメンコに替えて気合いも乗っていました。なによりペースが遅かったのが良かったです。4コーナーで前に出られた時は苦しかったですが、前回もそんな展開でよく粘っていましたから大丈夫だと。去年もこの馬で特別を勝てましたが、毎年一つは勝ってくれる、馬主孝行の馬だと思います。(阿部英俊騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 1912 56 3連複 34257 30
複勝 1030 44/32/134 3連単 88925 7
枠連複 28740 66 ワイド 11243 65/93/72
馬連複 57682 147
馬連単 80921 69
304710

優先出走権 なし
レース名の由来 April。英語で「4月」の意



2006年4月23日
特別 第32回 スプリングカップ/水沢ダート1600m(サラ系3歳OP/定量) 晴・良

ダンディキング逃げ切り圧勝で特別2連勝!!NAR結果表NAR成績表
スプリングカップ/ダンディキング
特別戦2連勝を飾ったダンディキング (Photo/佐藤到)
 11頭立てで行われたスプリングカップは、11番ダンディキングが圧倒的な強さを見せつけて優勝した。
 大外からスタートしたダンディキングは、今日は好スタート・好ダッシュのコンボを決めて楽にハナに。レース中盤までこそテンショウボスやトウショウジャンボがついてきていたが、3コーナー手前でダンディキングがスパートすると後続はもう追いかけるのが精一杯。
 直線はもうダンディキングの独壇場。後続との差は数馬身開いて全くのセーフティリード、あとは馬なりのままゴールに飛び込むだけだった。
 2着はしぶとく喰らいついたテンショウボス。3着は1番人気のブラックショコラ。以下ギンガスター、トウショウジャンボの順にゴールインしたが、1着2着の差が6馬身、2着3着の差が10馬身、3着4着はさらに4馬身開いており、まさにダンディキングの圧倒的な強さだけが目立ったレースだった。
 ダンディキングは父ダンディコマンド、母ミスハクギン。開幕初日の七時雨賞に続き、今シーズン特別2連勝。次走は5月14日の岩鷲賞の予定。

■ 勝利ジョッキーコメント
 今日はスタートが良かったし、他に競りかけてくる馬もいなかったから、折り合いをつけながらレースができましたね。乗っていてそれほど速いという感覚はないんだけど、このタイムは速いよね。今日の走りができたらもっと距離が伸びても対応できるように思います。(沢田盛夫利騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2279 790 3連複 44853 13719
複勝 1856 443/168/863 3連単 120104 3053
枠連複 24062 4898 ワイド 11724 1025/3058/1578
馬連複 51052 3807
馬連単 91531 4533
347461

優先出走権 1着馬には岩手ダービーダイヤモンドカップの優先出走権が与えられます
レース名の由来 英語で「春」の意である「Spring」より。




2006年4月24日
特別 第7回 田瀬湖特別/水沢ダート1600m(サラ系C2級/別定) 晴・稍重

ゲイリーアイトーン差し切る!NAR結果表NAR成績表

ゲイリーアイトーンはこれで移籍後2連勝 (Photo/佐藤到)
 12頭立てで行われた田瀬湖特別。スタート直後こそ先行争いが激しくなりそうだったが、ハナを奪ったワイエスビューティーがペースを握ると流れはスローとなって馬群もほとんどひとかたまりに。
 この中で3番人気ゲイリーアイトーンが逃げ馬の外の3番手、1番人気マルカクールは内の4番手、2番人気マチカネダイキチはその後ろの5番手につけて進む。

 レース終盤の3〜4コーナー、ほとんど変わらないままに進んでいた隊列がようやくペースアップし、馬群中団の差し馬勢が激しく位置取り争いを始めるも、ここでも先頭はまだワイエスビューティー、2番手コアレスリバティ、3番手ゲイリーアイトーンで変わらない。
 直線、ようやくワイエスビューティーらの逃げ足が鈍り、替わってゲイリーアイトーンが抜け出して先頭に。内からマルカクール、外からは出遅れながらも追い上げてきたアクアフェアリーが伸びてくるが、みな脚色がほとんど同じで差し切れない。馬群を捌いたマチカネダイキチがようやく伸びてきたものの時すでに遅し、ゲイリーアイトーンがハナ差粘って優勝した。

 ゲイリーアイトーンは父エルプラド、母アイブライトのセン4歳。昨秋にJRAでデビューも3戦未勝利で岩手に移籍していたが、これで2連勝を挙げた。

■ 勝利ジョッキーコメント
 まだ体がしっかりしていなくてレースもどことなく頼りない感じ。それでもこういうレースをして勝てるのだから素質は高いと思います。体がちゃんとしてくればもっと良いレースができる馬ですよ。(村上 忍騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 4327 681 3連複 68855 90
複勝 4847 748/830/53 3連単 177265 54
枠連複 42524 3635 ワイド 15424 1014/46/50
馬連複 78927 6837
馬連単 112932 4558
505101

優先出走権 なし
レース名の由来 田瀬湖は岩手県花巻市東和町にある湖です。猿ケ石川をせき止めてつくられた田瀬ダムによってうまれた人造湖ですが、コイ、ヘラブナなど20種類の魚類が生息する淡水魚の宝庫として、またヨットやカヌーを楽しめる場として親しまれています。2005年に「ダム湖100選」に選ばれました。



2006年4月29日
重賞 第6回 留守杯日高賞/水沢ダート1600m(サラ系3歳牝馬OP/定量) 晴・稍重

激戦を制して サイレントエクセル優勝!!NAR結果表NAR出馬表
 今シーズン最初の重賞・留守杯日高賞。ハイペースの流れに乗って差し切りを決めたのはサイレントエクセルだった。
 まずレース序盤、菜の花賞も逃げたムーンプライドが今回もハナを奪い、ゴールデンパンジーもまた前走同様、逃げ馬を前に見ながらの2番手につける。以下バルク、パワフルビクトリと続き、1番人気のサイレントエクセルはあおり気味のスタートの影響か、馬群中団の7番手あたりを進む。

 隊列を変えず淡々と進んでいるかに見える馬群だったが、しかし流れは前半3ハロンを39秒台で通過するハイペース。さすがにこれが応えたのかムーンプライドは3コーナーをまたず失速、替わってゴールデンパンジーが先頭に立ち、バルク・パワフルビクトリがこれに食らいついて上昇する。
 しかし、まだ手応えに余裕を残しているゴールデンパンジーに比べ、付いていったバルク・パワフルビクトリのそれはいくらか見劣るか。むしろ一気にまくってきたサイレントエクセルの勢いが目を惹く。さらに後方からはキヨシンピュアやモエレタキシードも追い上げて先行集団の直後まで進出。

 直線に入った所ではまだゴールデンパンジーが先頭。その外にバルク、さらに外にサイレントエクセル。パワフルビクトリは4コーナー手前で後退してこの段階で6番手あたりにおり、粘っていたバルクも直線半ばで後れをとりはじめる。
 残るは2頭、ゴールデンパンジーとサイレントエクセル。最後はやはり1番人気と2番人気の争いとなった。
サイレントエクセル
差し切りで重賞2勝目を挙げたサイレントエクセル (Photo/佐藤到)
レース1周目 ムーンプライドを追うゴールデンパンジーとバルク。サイレントエクセルはこの時点で右後方 (Photo/佐藤到)
 あと僅かに迫ったゴールを目指すゴールデンパンジー。しかしサイレントエクセルも一完歩毎に差を縮める。必死のムチで叱咤激励する沢田盛夫利騎手。ゴールデンパンジーもそれに応えて懸命に粘ったが・・・。ゴール寸前、ついにサイレントエクセルが並んで交わし、クビ差、差し切り勝ちをおさめた。
 3着は後方から追い上げたモエレタキシード。4着バルク、5着にキヨシンピュア。3番人気パワフルビクトリは8着だった。

 サイレントエクセルは父ウイングアロー、母メイプルダンスの血統で浦河・富菜牧場生産。昨年の白菊賞に続き2つめの重賞タイトルを手にした。
■ジョッキーコメント
サイレントエクセル(1着):前半は楽に馬なりで行こうと思っていましたが、ペースが速くて手応えが無いような感じでした。向こう正面で前の馬が近づいてきてからやる気になってくれました。今回は休み明けで半信半疑だったけど、やはり強かったですね。(板垣吉則騎手)

ゴールデンパンジー(2着):ペースは気にならなかったが、ムーンプライドを交わした所でガッとかかってしまった。それが最後に応えたかも(沢田盛夫利騎手)

モエレタキシード(3着):力のいるコース状態はどうか?と思っていたが、しっかり脚は使ってくれました。(関本 淳騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2425 705 3連複 40876 2758
複勝 1683 363/445/292 3連単 119095 2928
枠連複 31102 6224 ワイド 11196 2262/486/528
馬連複 64713 12586
馬連単 93022 9240
364115

優先出走権
レース名の由来 留守杯日高賞・・・水沢地区の代表的なお祭り「日高火防祭(ひたかひぶせまつり)」にちなむ。
 毎年4月28日(前夜祭)・29日(本祭り)に行なわれる、みちのくに春の訪れを告げる豪華絢爛の一大絵巻「日高火防祭」の開催を記念し、その祭事をはじめたとされる水沢城主「留守家」から冠名を頂戴しました。

※「留守家」と「日高火防祭」との関係:3代水沢城主「留守宗景(むねかげ)」は、幕府の「火防令」の命を受け、城下における火警を説き、防火の方法、救済などの対策を講じ、更には不慮の災害を神仏の加護によって未然に防止しようとする、祈願の祭事をはじめたとされます。
 水沢で起きた5度に及ぶ大火を契機として、この祭事が次第に「祭り」化されたものが「日高火防祭」です。300年の歴史を持ち、昭和38年には岩手県無形民俗文化財に指定されました。



2006年4月30日
特別 第38回 駒形賞 水沢ダート1900m(サラ系A2/別定) 曇・良

駒形賞は大波乱 先行ドラグーンが圧勝!!NAR結果表NAR出馬表
ドラグーン
楽々ゴールに飛び込むドラグーン (Photo/横川典視)
 天皇賞・春の余韻の残る中行われた駒形賞は、転入2戦目のドラグーンが2番手から押し切って優勝。3連単40万円台の大波乱となった。
 まず好ダッシュからバンミラクルがハナを奪い、外からこれも好スタートを決めたドラグーンが2番手に。いったんは2頭が引き離しかけるがすぐにペースを落とし、一周目の直線に入る頃には2頭を先頭に有力馬が密集。ペースはスローに落ち着いた。
 2周目の3〜4コーナー、脚色鈍ったバンミラクルをドラグーンが交わしていくと、後続馬群も一気に動いて先行馬に迫ろうとするが、楽に先頭に立ったドラグーンに比べ後続グループの反応の方がもうひとつ。

 案の定、直線に入ったドラグーンはまだ手応えに余裕があり、一団となってもがく後続に対しリードを保ち、むしろ引き離して差を拡げていくほど。ゴール直前こそミススズランらが追い上げてきたものの、そこまでに築いていた2馬身半の差は最後まで縮まらなかった。

 4頭一団の2着争いの中からはミススズランが一歩リード。3着はサージェリー、外から追い上げたマツリダカレーは僅かに及ばず4着。8番人気ー6番人気ー5番人気の決着は3連単448,650円の大波乱を巻き起こした。

 ドラグーンは父メジロライアン、母ラッキーリアルの5歳馬。JRA3歳未勝利戦を勝ったのち1年8ヶ月に及ぶ休養を経て岩手で復帰し、2戦目にして復活の勝利を挙げた。鞍上の坂口騎手は今シーズン2勝目が特別戦優勝、また昨年に続いてこのレース2連覇となった。

■ 勝利ジョッキーコメント
 前走が逃げてバッタリ止まっているし、今日も行けるだけ先行してみよう、と思っていたのですが・・・。バンミラクルを交わす時に後ろを見たら皆手応え悪そうで、“これは?”と。コースや展開に恵まれたとは思いますが、まだ未知の魅力が感じられる馬だと思います。(坂口裕一騎手)

発売票数 的中票数 発売票数 的中票数
単勝 2760 59 3連複 56028 45
複勝 2022 49/71/100 3連単 145900 24
枠連複 36698 144 ワイド 13928 91/74/331
馬連複 88457 205
馬連単 125628 126
471421

優先出走権 1・2着馬にはあすなろ賞の優先出走権が与えられます
レース名の由来 岩手県水沢市にある駒形神社より。金ヶ崎町の駒ケ岳山頂にあった社を明治36(1903)に現在地に奉遷したもので、駒ケ岳には奥宮が鎮座しています。毎年5月3日には、奉遷祭として子供騎馬武者行列が行われています。


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