■ 今週の注目レース−観戦のポイント

 6月3日(土) かきつばた賞 盛岡芝2400m オープン


 6月4日(日) 一條記念みちのく大賞典 盛岡ダ2000m オープン


 6月5日(月) フレンドリーC・アンバー賞


 6月5日(月) フレンドリーT・カシオペア賞

写真・昨年のみちのく大賞典勝ち馬 トニージェント(Photo/佐藤到)

いずれあやめかかきつばた

盛岡・愛馬の会会長杯
第9回 かきつばた賞 /6月3日 盛岡芝2400m(サラ系オープン/別定)
 もともとは盛岡芝1600mの特別戦として作られたかきつばた賞ですが、この競走がトライアルとなっている重賞・せきれい賞が芝2400mに延長されたのに合わせ、3年前から同じ芝2400mのレースとなりました。
 地方競馬では全国的に長距離レースが減る傾向にある中、芝とはいえ2400mの長距離戦が設定されているのは貴重といえます。

 さて、このかきつばた賞。昨年・一昨年と連覇したのがサイレントグリーン、その前に連覇したのがオークファイヤー、さらにその前はパーソナリティワンやモリユウコバンと、やはり芝のオープン特別らしく名うての芝巧者が勝ち馬となってきました。それは実績を見れば一目瞭然で、第1回のグレイトオーと、前回・前々回のサイレントグリーンを除いて、優勝馬はいずれもかきつばた賞を勝つ前にオープン級の芝レースを勝った経験を持っています(パーソナリティワンはJRAの芝オープン競走勝ち)。
 また2着馬も、芝オープン勝ちとか重賞勝ちとか、その時点で勝っていなくても後に勝ち星を加えるとか、芝巧者らしい足跡を残しています。このレースは芝実績の高い馬が優勢という事が出来るでしょう。

 ただ、今年は転入馬、それもJRA所属時代に芝経験が豊富、という馬が多数登場します。連覇中のサイレントグリーンの前に立つはだかるライバルは、決して少なくなさそうですね。 

優先出走権 1・2着馬に「せきれい賞」の優先出走権が与えられます
レース名の由来 かきつばた:池沼や湿地に生えるアヤメ科の多年草より。あやめや菖蒲と同じ仲間ですが、これらの中では最も湿地を好み、水辺でなければ育つ事が出来ない「抽水植物」です。また、通常見られるかきつばたはほとんどが園芸品種として育てられたもので、自生しているものは珍しく、天然記念物に指定されるほどです。盛岡市の市の花になっています。



馬運車に名前を刻むのは、誰だ!?

第34回 一條記念 みちのく大賞典 /6月4日 盛岡ダート2000m(サラ系3歳上オープン・地方全国交流/定量)
 今年もやって来ました。伝統の戦い、みちのく大賞典。スイフトセイダイ・グレートホープの一着同着の死闘(1991・平成3年)、トウケイフリート・トウケイニセイの兄弟制覇、モリユウプリンス対トウケイニセイの一騎打ち(1994・平成7年と1995・平成8年)、メイセイオペラの3連覇など数々の歴史に残る名勝負を見せてくれたみちのく大賞典。今年も遠征馬7頭を含む14頭が集まって、この偉大なレースに挑みます。

 昨年・一昨年と連覇しているトニージェントが回避したのは残念ですが、エアウィードやそのライバル・タイキシェンロンが王座をめざして激突。また遠征馬も、盛岡は好相性のコアレスハンター(大井)、全国を渡り歩いてきたビーファイター(道営)など、優勝を狙ってやって来た馬たちが多数。いずれ盛岡2000mという条件では際だって抜けた存在というものがいないだけに、展開ひとつでどの馬にもチャンスがありそうな、そんな波乱の雰囲気も漂っています。

 みちのく大賞典についてはこちらのスペシャルサイトもご覧下さい。 

優先出走権 1着馬に「マーキュリーC」の優先出走権が与えられます
レース名の由来

みちのく・・・東北地方の古い呼び名より。
「道奥(みちのおく)国」が置かれたのは奈良時代はじめ。当時は今の宮城県・福島県と山形県の一部に相当する範囲でした。
 その後、朝廷の勢力範囲が広がるにつれ範囲も拡大し、鎌倉時代には現在の東北地方に当たる部分が「陸奥(みちのく)国」とされるようになりました。




フレンドリートロフィーアンバー賞/6月5日 盛岡ダ1600m(岩手3歳勝以下・JRA未勝利/定量)
 フレンドリートロフィーはJRA所属馬との条件交流競走。サラ系3歳馬の、岩手1勝級とJRA未勝利馬の組み合わせで行われるレースです。
 昨年のこの条件6レースでの成績は岩手1勝に対しJRA5勝。2004年度は5レース中で岩手0勝・JRA5勝。さらにさかのぼって2003年度をは、これもまた5レース中岩手1勝・JRA4勝。データ的に見れば、どうやらJRA勢圧倒的優位という結果。
 しかし前回行われた「アメジスト賞」では岩手のグリーントマトとツルマルオーカンがワン・ツーを決め、久々に岩手勢に勝利をもたらしました。

 そのツルマルオーカンが今回も登録。前走は2着に敗れたとはいえ非常に強い内容でしたし、今度こそ、の雪辱の期待がかかります。
 対するJRA勢は、アメジスト賞ほど強力なメンバーではない模様。ただし、いずれも全国各地を転戦してレース経験を積んでいますから、うかつに侮る事はできないでしょう。

優先出走権
レース名の由来

「アンバー」=Amber。英語で「琥珀」の意。
 琥珀は約1000万年〜1億年前の樹液が化石化したもので、黄褐色もしくは赤褐色の半透明な姿が特徴。しばしば昆虫や植物を取り込んだままのものが見つかります。久慈市が古くからの琥珀産地として有名です。




フレンドリーカップカシオペア賞/6月5日 盛岡芝1700m(岩手A2・JRA500万下/定量)
 フレンドリーカップは、フレンドリートロフィーと同様にJRA所属馬との条件交流競走。こちらは古馬、岩手はA2級、JRAは500万下条件の組み合わせとなります。

 この条件は比較的岩手勢が健闘しているのですが、前回の「アンタレス賞」では掲示板5頭のうち4頭をJRA勢に占められる結果となりました。
 今回も、アンタレス賞にも出走したドラグーンやミススズランといった面々がJRA勢を迎え撃ちますが、前回と異なるのは、今回は芝でレースが行われるという事。JRA勢も、どちらかといえばダートで実績を積んだ馬が多く、思わぬ混戦もありそうな気配です。

優先出走権
レース名の由来

「カシオペア」=Cassiopeia(ラテン語)。北天の星座の一。北極星を挟んで北斗七星と対し、晩秋の夕暮に天頂近くW形に並び、北極星を見出す目印となる。



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